名古屋工-安城 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月9日に刈谷球場で行われた第1試合、名古屋工-安城の観戦記です。
名古屋工は椎野投手が140kmを投げる好投手。安城は西三河地区のトップのチーム。好ゲームを期待して観戦しました。

名古屋工
000001001|2 H4 E1
000000000|0 H4 E1
安城

名古屋工
椎野(1)-吉見
安城
本田(1)、小田(3)-内山

投手成績
名古屋工
椎野稜太 9回 131球 被安打4 四球1 三振10 失点0

安城
本田累 6回1/3 79球 被安打3 四球3 三振2 失点1
小田真ノ介(3年) 2回2/3 24球 被安打1 死球1 三振3 失点1

(出場選手)
名古屋工
7佩川 3神野 1椎野 5上村 9田中→8 8村上→H水野(19)→9 6森本 2吉見 4岡崎
安城
7谷川 4鈴木 5吉橋 2内山 9岩瀬 6杉田(14) 3小田→1 8水越 1本田→3→H中島(17)→3東條(16)

(試合経過)
2回表、2死1,2塁のチャンスも牽制で2塁ランナーをアウトに。上手い牽制でした。
4回裏、2死3塁から5番岩瀬がセーフティバントを狙うもピッチャー正面になり1塁アウト。得点ならず。
5回表、1死3塁のところで8番吉見は3ゴロ。3塁ランナーは止まってしまって、1塁送球した際にスタートを切るも5-3-2と渡ってホームもタッチアウト。安城の冷静なプレーが光りました。
6回表、先頭の9番岡崎が3ベース。1死後、2番神野の遊ゴロの間に1点。名古屋工が先制。1-0
7回表、1死1塁でピッチャー交代、小田。
9回表、先頭の椎野が3ベース。4番上村が犠牲フライ。貴重な追加点。2-0
名古屋工の椎野が4安打完封。西三河の強豪の安城を破りました。

総評

まずは椎野投手が素晴らしかった。1回2回に140kmをマーク。2回までに3奪三振を奪い、リズムに乗りました。安城も出したランナーは盗塁を仕掛けて成功させ、揺さぶりをかけていくのですが、椎野投手は動じず。ただ、7回くらいに足に痙攣が来てかなり苦しくなったのですが、それでも最後まで投げ切ったのも立派。そして9回は自らが3ベースを放って追加点につなげる活躍。正直3塁まで向かった時は足の事があったのでやめておけば、と思いましたが、結果大丈夫で追加点につながったので本人の頑張りがすごかったです。
バッテリーでかなり安城に走られましたが、6回に1つ刺したのが結構大きかったですね。
打線では3塁にランナーを置いて、5回と6回は安城は前進していなかったんですよね。ただ、ここで名古屋工もゴロゴーが出来ず。結果3ゴロだったので、スタート切っていたらホームでアウトになっていたかもしれませんが・・・。チャンスを確実に活かせるようにしていきたいところ。
安城としてもしっかりと揺さぶって何とかしようとしていたのですが・・・。椎野投手に押し切られた形に。結構ランナーは出したんですけどね。名古屋工の落ち着いた守りに得点できませんでした。
本田投手、小田投手ともに持ち味は出した印象。6回の1点は前進守備だったらショートが取れなかったかもですので、仕方ないかな。
スタメンに2年生が4人。捕手の内山選手は強肩で、雰囲気のある選手でした。秋以降に経験を活かしてほしいですね。

ピックアップ選手

名古屋工 椎野 稜太 投手(3年)

ようやく見れた好投手。MAX140kmをマーク。7回くらいに足に来て心配されましたが、最後まで投げ切りました。テンポが速く、スライダーとのコンビネーションで三振が取れる投手。安城相手に奪三振10は立派。9回には自ら3ベースを放って2点目を演出。足の不安がある中で良く走りました。

名古屋工 岡崎 真宙 内野手(3年)

9番セカンドで出場。6回に3ベースを放って先制点につなげました。初回には好プレーで立ち上がりの椎野投手を救うプレーも。

名古屋工 吉見 優希 捕手(3年)

8番捕手で出場。2回にヒット1本。安城から結構走られましたが、6回にストライク送球でアウトに。後半に向けて大きなプレーでした。椎野投手とバッテリーで最後まで奮闘。お見事でした。

安城 鈴木 康太 内野手(2年)

2番セカンドで出場。椎野投手からマルチ。センターから逆方向に打てる打者。

安城 本田 累 投手(3年)

左で切れのあるタイプ。120km弱くらいのスピードですが、変化球とのコンビネーションでフライアウトを多く取っていました。球数の少なさも特徴ですね。

安城 内山 漣 捕手(2年)

4番捕手で出場。この日はノーヒットで打撃で貢献出来ず。ただ、肩の強さが目立ち、7回には見事な盗塁阻止も。上背があり、大型捕手として今後に期待。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示