名城大附-豊橋東 観戦記(2023年秋季愛知県大会)
9月16日に春日井球場で行われた第3試合、名城大附-豊橋東の観戦記です。
豊橋東は投手がいいという話で、失点を少なく勝ち上がってきていましたので、名城大附相手にどういう試合を見せるか注目して観戦しました。
5回終了時に球場を後にしています。
名城大附
100000000|1 H7 E1
00100001X|2 H8 E1
豊橋東
名城大附
貝沼(10)-野呂
豊橋東
樋口(1)-村田
投手成績
名城大附
貝沼絢太 8回 95球 被安打8 四球3 三振4 失点2
豊橋東
樋口結大 9回 134球 被安打7 四死球3 三振4 失点1
(出場選手)
名城大附
7永津 4平松→R宮田(13)→4木下(14) 6畑中 5加藤 2野呂 3長谷川 9鈴木 8関塚(17) 1貝沼(10)
豊橋東
9小林 3小川 4末次 2村田 1樋口 6竹下 5桑原(12)→5中村(5) 7朝倉 8神藤
(試合経過)
1回表、2死1,3塁から5番野呂がタイムリー。名城大附が先制。1-0
3回裏、1死満塁から4番村田の2ゴロ併殺崩れの間に1点。1-1
8回裏、2死3塁から8番朝倉がタイムリー。豊橋東が勝ち越し。2-1
豊橋東が競り勝ちました。
短評
豊橋東の樋口投手は上背はそんなに無いですが、小気味よく投げてくるタイプでMAX130km。スライダー、カーブで緩急をつけて打たせて取っていく投球でゴロアウトが多かった。先頭を出さなかったですし、出したイニングはゲッツーで抑え込む。投球の上手さも目立つ投手でした。
名城大附は左の貝沼投手。変則のサイドハンドで、MAXは116kmくらい。100km前半のチェンジアップというか、遅いまっすぐというか、それが微妙に動いて相手を打ち取る。私学相手にはまるタイプの投手だな、と。
毎回ランナーを許していましたし、そこからの粘りがお見事でした。8回2失点なら責められないですよね。
豊橋東は5回以降、先頭を出してプレッシャーをかけ続けました。終盤8回に取れて良かったですが、そこまで抑えた樋口投手の奮投も勝利の立役者でしたね。
名城大附は8回に1死から連打でチャンスを作ったところで1本欲しかった。
ピックアップ選手
名城大附 貝沼 絢太 投手(2年)
左のサイドハンド。変則で110km台のまっすぐと100kmくらいのチェンジアップ、スライダーを駆使して相手を翻弄する投手。私学に力を発揮しそうな投手。
名城大附 加藤 拓真 内野手(2年)
4番サードで出場。2安打のマルチ。
名城大附 野呂 天祐 捕手(2年)
5番捕手で出場。初回にタイムリーを放つ。2安打のマルチ。センター返しの打撃が特徴。
豊橋東 樋口 結大 投手(2年)
右のオーバーハンド。上背はそんなにないですが、テンポ良く投げて球威もMAX130km。要所でゴロを打たせてゲッツーを取る等、投球の上手さが光る投手ですね。
豊橋東 朝倉 琉空仁 外野手(2年)
8番レフトで出場。2安打のマルチで8回に貴重な勝ち越しタイムリー。右方向へ打つ打球が多い。
豊橋東 小林 怜輝 外野手(2年)
1番ライトで出場。2安打のマルチで足の速い選手。