享栄-東邦 観戦記(2023年秋季名古屋地区2次T)

8月22日に春日井球場で行われた第2試合、享栄-東邦の観戦記です。
どちらも3年生主体だった印象の旧チームから新チームになってどんな選手がいるか、注目して観戦しました。

享栄
000100000|1 H4 E1
01200000X|3 H9 E3
東邦

享栄
濵上(1)、小山(10)-杉本
東邦
杉浦(19)、宇佐美(10)、花田(11)、高柳(2)-高柳、小林

投手成績
享栄
濵上琉碧 2回1/3 30球 被安打5 死球1 三振0 失点3
小山隼和 5回2/3 58球 被安打4 四球0 三振4 失点0

東邦
杉浦成海 4回 62球 被安打1 四死球2 三振4 失点1
宇佐美敦斗(2年) 2回 23球 被安打1 四球0 三振1 失点0

花田悠希(2年) 2回 31球 被安打2 四球0 三振2 失点0

高柳大治 1回 10球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
享栄
8馬橋 6仲谷 5永田→3 7近藤裕→9 3西久保(18)→7 2杉本 9永井→H山田(14)→5 1濵上→1小山(10)→H古川(3) 4細江
東邦
4朝日 9野村 3大島(5) 2高柳→1 7朝倉→7市野(17) 8藤江 6瀬木 5手島(14) 1杉浦(19)→H湯浅(13)→1宇佐美(10)→H小西(1)→1花田(11)→2小林(12)

(試合経過)
2回裏、2死2塁から8番手島がタイムリー。東邦が先制。1-0
3回裏、1死1,3塁から4番高柳のタイムリー。ここでピッチャー交代、小山。2死2,3塁から6番藤江のセーフティバントが鮮やかなタイムリー内野安打に。3-0
4回表、2死1塁から5番西久保のタイムリー2ベース。3-1
5回表、ピッチャー交代、宇佐美。
7回表、ピッチャー交代、花田。
9回表、ピッチャー交代、高柳。
東邦が逃げ切って決勝戦進出を決めました。

総評

享栄は打線が全体的に低調。4安打に抑えられた上にいい当たりが少なく、ちょっと迫力不足を感じました。7回、8回は相手にエラーも出て、2死からとはいえチャンスを作ったのですが・・・。
この試合では一度も先頭バッターが出られず。やはり先頭が出てプレッシャーをかけたいところですね。
ショートの仲谷選手は相変わらず守備は完璧。前に見た時は人工芝だったので、土でどうかと思いましたが関係ありませんでした。
相手にするチームからしたら避けて打つのが一番良さそうです。
濵上投手は1年生大会以来見ましたが、MAX137kmと球威は大分上がっていました。2番手の小山投手は長身の1年生左腕。130kmくらいでしたが、ストライク先行で上手く打たせてとりました。
東邦は濵上投手を捕まえて3点を奪いましたが、4回以降は散発となり、3点止まり。ヒットは出ていたので、チャンスで何とかしたいところ。先頭が出ると送りバント。これだと長打が少ない打線だと、複数点が難しくなりますよね。1死だと盗塁を使っていましたが、もっと積極的に足を使ってチャンス拡大を狙ってもいいかな、と思います。
杉浦投手はMAX138kmとなかなかの球威。高柳捕手は大型捕手で4番、打球も力強く楽しみな選手だな、と思っていたら最後にマウンドに上がって140kmをマーク。目立ちますし、このチームは彼のチームなのかもしれませんね。
新チームなのでまだまだこれから。各選手の成長に期待したいです。

ピックアップ選手

享栄 小山 隼和 投手(1年)

3回途中からマウンドに上がり、結果8回まで自責点は0の好投を見せました。MAXは130kmながら、上背があり、その角度も上手く活かした印象。コントロールが良く大崩れしないタイプですね。

享栄 西久保 颯 内野手(2年)

5番1塁で出場。途中からレフトへ。4回にチーム唯一の1点を叩き出しました。元々はキャッチャーだったと思いますが・・・。8回のチャンスで何とかしたかったですね。

享栄 濵上 琉碧 投手(2年)

先発して3回途中で降板。MAX137kmと昨年秋見た頃よりかなり球威が上がっていました。コントロールの良さが持ち味だと思いますが、この日はそれを活かせず。
現愛知学院大の三島投手に雰囲気が似ていますね。

東邦 高柳 大治 捕手・投手(2年)

4番捕手で出場。打つ方では2安打で3回には貴重なタイムリーを放ちました。肩も強く、セカスロで2秒を切るタイムも。最後はマウンドに上がって140kmをマーク。チームの中心として今後も期待されますね。

東邦 藤江 壮太 外野手(2年)

6番センターで出場。2安打のマルチで3回のバントヒットのタイムリーは鮮やかでした。かなりのスピードを持っていますね。

東邦 杉浦 成海 投手(2年)

先発して4回を1安打2四死球で1失点。MAX138kmをマーク。バランスは良く、コントロールも良さそう。球威が上がれば楽しみな存在に。

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