名古屋商科大-愛知学院大 観戦記(2021年東海地区準硬式秋季リーグ入替戦 1回戦)
11月8日に名商大第2グランドで行われた名商大-愛院大の1部2部入替戦の観戦記です。
風が強い中での1戦。延長12回からのタイブレークまで試合はもつれました。
名商大
201001000102|7 H18 E6
030001000100|5 H10 E2
愛院大
(延長12回※12回からタイブレーク)
名商大
長谷川(48)、松下(18)-稲富
愛院大
上野(1)、森口(3)-森
投手成績
名商大
長谷川寛人 10回 153球 被安打9 死球2 三振6 失点5(自責点4)
松下未来(県岐阜商 1年) 2回 32球 被安打1 四死球2 三振1 失点0
愛院大
上野和博 7回 111球 被安打12 四球1 三振4 失点4(自責点3)
森口翼(津商) 5回 75球 被安打5 四球1 三振3 失点3(自責点1)
(出場選手)
名商大
8富田(15) 4岡本(12)→3 2稲富(10) D滝本(1) 3西(25)→4香村(4) 5余合(46) 7堀(2) 6桑鶴(8) 9深見(3)→H高山(50)→9久田(23)
愛院大
6村瀬(9) 4纐纈(4)→5寺島(32) 2森(2) D匂坂(35) 5藤田(10)→4 3廣田(33) 9太田(11) 8川尻(12) 7馬場(19)→7竹端(8)→H岡田(23)→田中
(試合経過)
1回表、2死3塁からワイルドピッチで1点。更に2死1,2塁から6番余合がタイムリー2ベース。名商大が2点先制。2-0
2回裏、2死2塁から7番太田のタイムリー3ベース。8番川尻のタイムリー。更に2死1,2塁から1番村瀬のタイムリー。愛院大が逆転。3-2
3回表、2死2塁から6番余合のタイムリー。3-3
6回表、無死2,3塁から2番岡本の犠牲フライ。4-3
6回裏、1死3塁から9番馬場の1ゴロエラーの間に1点。4-4
9回で決着がつかず、延長戦に入ります。
10回表、2死3塁から2番岡本がタイムリー。名商大が勝ち越し。5-4
10回裏、3番森、4番匂坂、5番藤田の3連打で無死満塁。1死後、7番太田の当たりは右中間に抜けそうな当たり。これをセンターの富田が飛びついて取るファインプレー。ただ、これが犠牲フライになり同点に。5-5
12回から規定によりタイブレークへ突入。継続打順、無死1,2塁から。
12回表、送って1死2,3塁から1番富田が2点タイムリー。名商大が2点勝ち越し。7-5
12回裏、送って1死2,3塁。2死後、四球で満塁となるも8番川尻が三振に倒れ試合終了。
名商大がタイブレークを制し、先勝しました。
総評
中盤以降、お互いにチャンスを作るもあと1本がなかなかでない展開。名商大が先手を取ることが多いのですが、リードしてはミスも絡んで追いつかれるという、流れに乗れない試合になりました。
愛院大は最大のチャンスは10回裏、1点リードはされていたものの、先頭の森選手のヒットから、強行策が成功し、無死1,2塁。5番藤田選手はラッキーもあっての内野安打。ここで1死満塁からの7番太田選手の当たり。これは抜けたと思ったのですが、名商大の富田選手の超ファインプレー。同点に追いついたものの、サヨナラならず。ただ、これは取った富田選手がすごかった。
名商大はエラーが多く、それもなかなか勝ち展開に持っていけない要因でした。
お互いの投手陣の粘りも良かったと言えます。
タイブレークを決めたのも富田選手。彼が救った試合になりました。
比較的早い試合が多い準硬式で4時間12分のロングゲーム。やはり勝負がかかるともつれますね。
ピックアップ選手
名商大 富田 翔伍 外野手(至学館 1年)
なんといっても延長10回裏のスーパープレー。これが抜けていたら逆転サヨナラだったので、チームを救いました。
試合を決めた延長12回の2点タイムリーを含めて5安打。素晴らしい活躍でした。
名商大 長谷川 寛人 投手(北陸学院 4年)
延長10回まで投げて5失点。ただ、5回から9回まではノーヒットでしたし、安定したピッチングが光りました。
名商大 余合 航 内野手(豊川 4年)
第4打席まで4打席連続安打。タイムリーも2本。足の速さも目立ちバントヒット2本も見事でした。
愛院大 太田 和保 外野手(東郷 1年)
2回には反撃のきっかけになるタイムリー3ベース。10回の当たりは完全にヒット性。惜しかった。打点2の活躍。
愛院大 上野 和博 投手(瀬戸 3年)
7回まで毎回ランナーを許すピッチングでしたが、ピンチでも落ち着いて投げて自責点は3。試合を作りました。
愛院大 村瀬 直輝 内野手(日進西 2年)
1番ショートで出場し、2安打のマルチ。2回にはいったん逆転となりタイムりーを放ちました。
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