小牧工-名古屋 観戦記(2019年愛知夏大会)
小牧工
002000000|2 H7 E0
10022000X|5 H10 E1
名古屋
小牧工
日比野、丹下-吉田
名古屋
廣畠、国本-青木
投手成績
小牧工
日比野(1) 5回1/3 75球 被安打9 四球2 三振1 失点5
丹下(5) 2回2/3 28球 被安打1 死球1 三振0 失点0
名古屋
廣畠(1) 8回2/3 109球 被安打7 四球3 三振1 失点2
国本(18) 1/3 4球 被安打0 四球0 三振1 失点0
日比野投手は右のオーバーハンド。まっすぐが120km出ない感じで、くせ球と変化球でなんとか打たせて取る感じでした。
丹下投手は右のオーバーハンド。まっすぐは120km半ば。テンポよく投げて打たせて取る形。
廣畠投手は右のオーバーハンド。120km前半。ゴロアウトが多く、コントロールの良さが光りました。
国本投手は右のオーバーハンド。投球練習の時点でかなりスタンドがざわつきましたが、MAX143kmを記録。2年生ということでまたびっくり。こういう投手が隠れていたことがうれしかったし、見つけられてまたうれしかった。
(スタメン)
(選手交代)
小牧工
1日比野→8 5丹下→1 8平山→5→5菅原(11)→H川ノ上(18)
名古屋
1廣畠→1国本(18)
(試合経過)
1回裏、1死3塁から3番山田のタイムリー。名古屋が先制。
3回表、1死2塁から2番近藤のタイムリー。更に1死2、3塁から4番日比野の2ゴロの間に1点で逆転。2-1
4回裏、1死1、2塁から7番吉田が2点タイムリー3ベース。3-2
5回裏、1死1、2塁から5番吉村が2点タイムリー3ベース。5-2
6回裏、1死2塁でピッチャー交代、丹下。
9回表、2死1,2塁でピッチャー交代、国本。最後は143kmのまっすぐで三振に斬って試合終了。名古屋が逃げ切りました。
小牧工は序盤3回までは廣畠投手を捉える場面も多く、いつでも攻略できそうな感じ。ただ、そこからややバッティングが荒くなり、元々の早打ちもあって淡泊な攻撃になってしまいました。打っている間は、初球からどんどん、というのはいいんですけど、負けているときにはスタイルを変える・・・、これは難しい注文なんでしょうね。普段からやっていないと出来ないでしょうし。
日比野投手は逆転を許した4回からボールが先行するようになり、修正が出来なくなっていました。なので、4回途中、もしくは5回頭からの投入を図ってほしかったですが・・・。本来、エースでもおかしくない平山選手が丹下投手と交代の時に熱中症でダウンして交代するなど、調子が悪かったんでしょうね。日比野投手も本来の出来にはなかったとのことですし。
夏大にしっかりと自分たちの力を発揮する、というのは難しいことなんでしょうね。緊張もするし暑さにも慣れてない時期だし。
丹下選手を中心に秋は戦っていくことになると思います。いい経験悪い経験、色々あったチームですが、こういう経験を活かしていいチームになっていってほしいですね。
名古屋高校は全く予備知識が無く、力を図りかねていました。春は連敗で予選敗退。ですが、夏にはしっかりとチームを作ってくるので、どんなチームか楽しみにしていました。
目立つ選手はいないですが、しっかりとまとまっている感じ。中軸にはヒットが出ましたし、いい形で試合を作ったように感じます。
ただ、最後の国本投手の衝撃がすべてをひっくり返しました。最後の最後まで登板を引っ張ったので、できれば隠しておきたかったのかな、という起用でした。ただ、本人は投げたくてうずうずしていた感じで、その勢いが4球に宿っていました。
これは本当に楽しみな投手。どこまで来年までに伸びるか。また見るのが楽しみです。絶対に注目投手になるでしょうし。
キャッチャーの青木選手も唯一の2年生スタメンで2安打。廣畠投手もしっかりとリード。このバッテリーが残る新チームも楽しみです。
名古屋高校はこの勢いで5回戦進出もありそう。注目です。