菊華-中部大春日丘 観戦記(2019年秋季愛知県大会)

9月14日に小牧球場で行われた2回戦、菊華-中部大春日丘の観戦記です。
例年に比べて投手陣が落ちる印象の中部大春日丘に対し、エース久野が夏から健在の菊華。力は拮抗していると思いましたが、一方的な流れになりました。

菊華
0000000|0 H6 E1
0231001|7 H9 E0
中部大春日丘
(7回コールド)

菊華
久野、磯口-豊島
中部大春日丘
篠原-星野

投手成績
菊華
久野(1) 4回 89球 被安打7 四球4 三振2 失点6
磯口(12) 2回1/3 42球 被安打2 四球2 三振0 失点1

中部大春日丘
篠原(1) 7回 88球 被安打6 四球0 三振4 失点0

久野投手は左のオーバーハンド。MAX131km。調子そのものはまずまずだったと思いますが、中軸に粘って上手く当てられた印象。

樋口投手は左のスリークォーター。やや1塁側に流れるフォーム。フォームに勢いがあるが球速はそれほど出ていなくて、120km弱くらい。荒れ球で打ち取る。

篠原投手は左のオーバーハンド。上背があり角度のあるフォーム。まっすぐは120km弱くらい。コントロール良く打たせて取る。

(出場選手)
菊華
7西岡 2豊島 9飯盛 8加藤 3川本 5鳥居→6高橋悠 4福田 6鈴木→H川田→5 1久野→H高柳→1磯口

(試合経過)
2回裏、1死満塁から8番篠原に押し出し四球。9番林が犠牲フライ。中部大春日丘が2点先制。
3回裏、無死1、3塁から4番星野がタイムリー。更に1死2、3塁から6番原田が2点タイムリー。5-0
4回裏、2死1、3塁から4番星野がタイムリー。6-0。更に2死1,2塁から5番二井のヒットで2塁ランナーがホームを狙うもタッチアウトに。
7回裏、1死2塁から7番岩田のタイムリー2ベースでコールド成立。
中部大春日丘が勝ちました。

菊華は割と毎回のようにランナーは出ていましたし、いい当たりもあった。ですが、完敗。唯一ヒットが2本出た6回もゲッツーでチャンスを逃していますし・・・。

選手個々の力はあるけど、それが上手くはまればいいのですが、そこがつながらないと無策のまま敗退する。そんなチームなんですよね。

この試合で言えば、序盤でリードを広げられたために、策云々を言える状況じゃなくなったのは確かなのですけど・・・。上位のチームに勝つためにチームとしてどうしていくか、その部分を来年春に向けて取り組んでほしいですね。いい選手はいるのに、というのはもったいないですから。

中部大春日丘は夏までのチームに比べると、選手個々の力は落ちる感じがします。1年生が多いようですし、成長待ちの部分はあるんでしょうね。

ただ、そんな中でも、要所でエンドラン、バントをきっちりと決め、7回のコールドのシーンも、1死からヒットで出て、ランナーが盗塁。そしてタイムリー。ベンチが意図したことをしっかりとこなす選手。お見事でした。

4番捕手の星野選手を中心にまとまりを感じるチーム。次の東浦は攻撃力のあるチームなので、ある程度点の取り合いになりそう。
そつのない攻撃で優位に進めたいですね。

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