関西学院大-国際武道大 観戦記(2021年全日本大学野球選手権)

6月9日に神宮球場で行われた第2試合、関西学院大-国際武道大の2回戦の観戦記です。

関西学院大
001000050|6 H7 E2
000202000|4 H12 E0
国際武道大

関西学院大
山本、西、鈴木-佐藤
国際武道大
板川、山本、原田、湯浅-佐藤

投手成績
関西学院大
山本 3回 40球 被安打2 四球2 三振2 失点0
西 2回1/3 53球 被安打6 四球2 三振2 失点4(自責点3)
鈴木 3回2/3 55球 被安打4 四球1 三振2 失点0

国際武道大
板川 4回0/3 82球 被安打3 四死球7 三振3 失点1
山本 2回 30球 被安打0 四球1 三振2 失点0
原田 1回1/3 44球 被安打3 四死球4 三振1 失点5
湯浅 1回2/3 27球 被安打1 四球1 三振2 失点0

(出場選手)
関西学院大
8中隈 6大石 3大谷 7杉園 4高波 D石井 2佐藤 9中村 5増本→H金子→5渡邊→H高田→5守山
国際武道大
4藤本 6宮内 8高嵜 5菊池 D渡部 7塚越 3籾山 2佐藤→H伊藤 9吉田→H加瀬→9

(試合経過)
3回表、1死満塁から3番大谷がタイムリー内野安打。関西学院大が1点先制。1-0
4回裏、1死満塁から9番吉田の犠牲フライ。更に2死1,3塁から1番藤本のタイムリー。国際武道大が逆転。2-1
5回表、無死1,2塁でピッチャー交代、山本。
6回裏、無死1塁から1番藤本が2ランホームラン。4-1。1死でピッチャー交代、鈴木。
8回表、1死1塁から6番石井が2ランホームラン。更に1死満塁から1番中隈に押し出し四球。2番大石の2球目がワイルドピッチとなり3塁ランナー生還。関西学院大が逆転。ここでピッチャー交代、湯浅。更に1死満塁から3番大谷がタイムリー。6-4
関西学院大が逆転勝ち。

総評

関西学院大が逆転勝ち。
7回までは完全に劣勢。6回、7回は三者凡退になっており、試合も決まったかと思いましたが、8回表、1死1塁からの石井選手の一発で一気に試合の流れが変わり、そこからは粘って四球を取ってチャンスを作り、原田投手が段々踏ん張り切れずにボールが増えて逆転まで持っていきました。
投手陣も毎回のようにピンチを作りながらもなんとか踏ん張っていたのは良かったかな。
国際武道大は先発の板川投手が5回途中の降板までに四死球7。ここのしわ寄せが最後に来た印象もありました。チームで四死球14はさすがに多すぎる。
追加点を取れそうなイニングもあったので、そこで取り切れなかったのも敗因とは言えますが・・・。
暑い中、集中力を保つというのは大学生でも大変なんだというのが良く分かる試合でした。あとホームランは流れを一瞬で変えますね。

ピックアップ選手

関西学院大 石井 雄也 内野手(大阪桐蔭 2年)

8回表に1死1塁からの一発で一気に試合の流れが変わりました。ホームランを打てるバッターで今後の成長が楽しみですね。

関西学院大 大谷 優斗 内野手(大社 4年)

2安打2打点と活躍。勝負強さが光ります。

関西学院大 鈴木 翔也 投手(静岡 3年)

1-4と劣勢の中登板し、ピンチは作りながらも0でしのいで流れを呼び込みました。左でMAX139km。角度のある球が特徴。

国際武道大 藤本 誠啓 内野手(東海大市原望洋 4年)

1番セカンドで出場し、3安打。打点3でホームランもありました。

国際武道大 吉田 栄造 外野手(東海大静岡翔洋 2年)

9番ですが、犠飛で打点。ヒットでホームに返ってくるなど、ラッキーボーイ的活躍でした。

国際武道大 山本 隼輔 投手(東海大浦安 4年)

2番手で登板し、2回を1四球無失点。5回の無死1,2塁でのマウンドでしたが、ここをしのいで一旦は勝つ流れにもっていきました。

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