木本-白山 観戦記(2022年秋季三重県大会)

9月27日に津球場で行われた準々決勝の第2試合、木本-白山の観戦記です。
どちらも今までブログを続けてきて現地で見るのは初めてのチーム同士。新鮮な気持ちで観戦しました。

木本
2304000|9 H10 E0
0000000|0 H3 E3
白山
(7回コールド)

木本
榎本(1)、西(3)-久保
白山
石川(1)-田中

投手成績
木本
榎本和真 5回 55球 被安打2 四球0 三振6 失点0
西功一郎 2回 30球 被安打1 四球1 三振2 失点0

白山
石川創大 7回 129球 被安打10 四死球8 三振1 失点9(自責点7)

(出場選手)
木本
8中道 4宇城 9喜田→3 2久保 5池上→9 1榎本→6 6平山→5 7植田 3西→1
白山
6大崎 5山野 1石川 3大浦 8鈴村 2田中 4西岡(14) 7西園 9伊藤

(試合経過)
1回表、1死2,3塁から4番久保の2ゴロの間に1点。更に送球エラーが出てもう一人ランナーが生還。木本が2点先制。2-0
2回表、1死2塁から1番中道がタイムリー。更に2死2塁から3番喜田のタイムリー2ベース。2死3塁から4番久保のタイムリー内野安打。5-0
4回表、1死2,3塁から3番喜田のタイムリー内野安打。4番久保のタイムリー。さらにワイルドピッチで1点。1死2塁から5番池上がタイムリー。この回4点。9-0
木本が7回コールドで大勝。

総評

木本が序盤から点を重ねて大勝。チャンスでしっかりゴロを打ったり、叩いたり、点を何とかして取るという姿勢が木本は素晴らしかった。
そこに白山のミスというか、球際の弱さが出てしまった。その結果大量点差となった試合でした。
木本はヒットが10本ですが、うち9本が単打。唯一の2ベースも内野手が弾いていた当たり。基本、ゴロというか低い当たりを打つチームですね。そしてバントも多く使う。高校野球らしい試合をするチームでした。
投手の2人とも130㎞中盤を記録。ボールに力があり、榎本投手はテンポが早く、相手に的を絞らせない投球がお見事。西投手は将来性を感じる右腕。13人とは思えない層の厚さを見せてくれました。
21世紀枠の三重代表はほぼ確定。他県を上回るにはあと1勝が欲しいところ。狙っていってほしい。
ベンチからの指示等も的確に感じました。人数が少なくても戦える、そういう見本のようなチームですね。
白山はミスが目立った試合に。石川投手はまずまず力はあったのですが・・・。直前の土日も投げていたそうですし、疲れはあったかな、と。終盤変わってもいい状況でも変わらなかったところをみると、エースが奮闘しないと厳しい感じなのでしょう。
ただ、来年に向けてはエース一人では厳しいですし、石川投手の負担を減らせるように、バックも投手もレベルUPさせたいですね。

ピックアップ選手

木本 榎本 和真 投手(2年)

右のオーバーハンド。MAXは135㎞。テンポが早く、コントロールも安定。試合を作れる投手ですね。序盤は三振も多く取っていました。

木本 久保 尊 捕手(2年)

4番捕手とチームの柱。肩も2.03秒でセカスロを投げる等、かなりいいです。打つ方でも2安打で3打点の活躍。上でもやれそうな選手です。

木本 西 功一郎 内野手・投手(2年)

2番手でマウンドへ。上背のある細身ですが、投げ方がダイナミックでMAX137㎞。可能性を感じる投手です。
打者としてはヒット1本。犠打2。役割は果たしていました。

白山 石川 創大 投手(2年)

右のオーバーハンド。130㎞前半の球を投げていました。四死球が多くなりましたが、終盤は疲れも出ていた印象。バックがもう少し守れていたら違ったかもですね。

白山 田中 春哉 捕手(2年)

6番捕手で出場。ヒット1本。肩もまずまずで盗塁阻止もありました。

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