時習館-成章 観戦記(2023年秋季東三河地区1次予選)

8月16日に豊橋市営球場で行われた第2試合、時習館-成章の観戦記です。
東三河の伝統校同士の1戦。負けると2次トーナメントがほぼ絶望になるチーム同士の対戦で負けられない一戦でした。

時習館
000014010|6 H9 E0
000230000|5 H10 E0
成章

時習館
鈴木(1)-中村
成章
大谷(1)、俵田(10)、大谷(1)-石川

投手成績
時習館
鈴木啓太 9回 116球 被安打10 四死球6 三振4 失点5

成章
大谷真温 6回2/3 91球 被安打5 四球1 三振6 失点1
俵田珠碧(2年) 2回1/3 53球 被安打4 四球3 三振0 失点5

(出場選手)
時習館
8杉本 4柴田 5高井 2中村 1鈴木 7立木 9戸田 3松井 6大森
成章
9田中 5和田 8西村 1大谷→3→1 2石川→H眞木(18) 6藤田 3早川 7藤黒 4寺田

(試合経過)
4回裏、無死3塁から4番大谷が犠牲フライ。更に2死1,2塁から8番藤黒が3塁線にバント。これがヒットになり、1塁へ投げている間に2塁ランナーが一気に生還。成章が2点を先制。2-0
5回表、1死3塁から1番杉本がタイムリー。2-1
5回裏、1死満塁から6番藤田が2点タイムリー。2死満塁から9番寺田のバントヒットがタイムリーに。2塁ランナーはホームを突くもタッチアウト。この回3点追加。5-1
6回表、ピッチャー交代、俵田。2死満塁から8番松井が2点タイムリー。更に2死満塁から1番杉本が2点タイムリー。時習館が一気に4点取って同点に追いつく。5-5
8回表、1死2塁でピッチャー交代、大谷。2死2塁からワイルドピッチで一気に2塁ランナーが生還。時習館が逆転。6-5
時習館が競り合いを制してリーグ戦2勝目。2次進出に望みをつなぎました。

総評

中盤までは成章ペースの試合。先発の大谷投手は183㎝ある大柄は右腕で、この日のMAXは132kmながら、要所で力を入れて抑えるスタイルで5回まで1失点。一方打線は上手くバントヒットも絡めて点を重ねて5回までに5点。これで勝負あったかな、と思っていました。
試合が変わったのは6回表、大谷投手から俵田投手にスイッチしたところ。ただ、これは連戦が続く状況を考えると仕方ない部分もあるかな、と。6回表に同点まで持っていかれたものの、同点で止めて、次の回は俵田投手が抑えたので、一概に失敗とも言い切れないし。
8回表の勝ち越しは大谷投手にスイッチした中でのワイルドピッチ。かなり変化球が手前でワンバウンドして、キャッチャーも大きく弾いてしまいました。しっかりと帰ってきたランナーがお見事でしたね。
時習館は4番捕手の中村選手が好選手ですが、この日はノーヒット。他の選手が次の塁をしっかりと目指す、守備でエースを盛り立てる、やれることをしっかりとやって競り勝ったという感じでした。鈴木投手も6回以降、よく抑えました。
成章は大谷選手が投打の柱。その前後の選手がどう頑張るかがカギになりますね。強豪が集まる厳しいグループで予選敗退となりましたが、力はあるチームなので、春に向けてまた成長してほしいです。

ピックアップ選手

時習館 杉本 桂矢 外野手(1年)

1番センターで出場。3安打の猛打賞で2本がタイムリー。3打点はお見事でした。広角に打つ技術も持っていますね。

時習館 鈴木 啓太 投手(2年)

先発して9回を完投。MAXは123kmくらいですが、丁寧に投げて6回以降は1安打の抑える好投でした。バックの守りもあって上手く打たせて取りました。

時習館 立木 滉大 外野手(2年)

6番レフトで出場。3安打の猛打賞。センター返しの打撃が光りました。

成章 大谷 真温 投手(2年)

長身の右腕。先発ということでマネジメントしながらの投球でしたが、5回まで1失点。2回以降は毎回ランナーは出したものの要所を抑える投球が出来ていました。8回のリリーフでは変化球がベース前でワンバウンド。その前の見逃し三振の球が良かっただけにもったいなかったですが・・・。仕方ないですね。4番としても警戒されながら犠牲フライで打点1。1安打1四球と活躍。

成章 藤田 虎太郎 内野手(1年)

6番ショートで出場2安打のマルチで5回には2点タイムリーを放ちました。

成章 西村 和樹 外野手(2年)

3番センターで出場。4回に3ベースを放ち、先制点につなげました。2得点の活躍。

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