誉-愛工大名電 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)
7月22日に小牧球場で行われた4回戦、誉-愛工大名電の観戦記です。
力のあるチーム同士の好カード。お客さんの出足も早く、1時間30分前に開門。多くのお客さんの中で行われました。
誉
100001000|2 H5 E0
30100000X|4 H7 E0
愛工大名電
誉
三品、川嵜-藤垣
愛工大名電
田村、寺嶋-藤山
投手成績
誉
三品空杜(10) 1回 26球 被安打3 四死球3 三振0 失点3
川嵜陽仁(1) 7回 99球 被安打4 四死球2 三振7 失点1
愛工大名電
田村俊介(1) 3回 64球 被安打2 四死球3 三振6 失点1
寺嶋大希(10) 6回 92球 被安打3 四球1 三振8 失点1
(出場選手)
誉
9川上 4島崎→H間井(13) 3中西 7小椋 2藤垣 6イヒネ(18) 5齋藤(6) 1三品(10)→H磯野(20)→1川嵜(1) 8杉田
愛工大名電
8利光 1田村 6伊藤 7宮崎 9加藤→9有馬(13) 2藤山 4房野 3三村→1寺崎(10) 5大森
(試合経過)
1回表、1死1,2塁から4番小椋のタイムリー。誉が先制。尚も2死満塁まで行くも7番齋藤が倒れ1点止まり。
1回裏、1死2,3塁から4番宮崎が2点タイムリー2ベース。更に1死満塁から7番房野がタイムリー。愛工大名電が3点取って逆転。3-1
3回裏、2死1,3塁から1塁ランナーがスタートし、挟まれる間に3塁ランナーがホームイン。記録本盗で4-1
6回表、1死から7番齋藤がソロホームラン。4-2
愛工大名電が勝ちました。
総評
誉は10番の三品投手が先発。今大会は全て三品投手が先発して、高里投手、川嵜投手に継投している形なので、予定通りだったと思いますが、その三品投手が初回に3失点。これが最後まで重くのしかかる試合になりました。
こればっかりは仕方ないのですが・・・。川嵜投手が頭からだったら違った試合になったと思いますが、タラレバですからね。ただ、もったいない感が漂う試合になってしまいました。
愛工大名電は田村投手から寺嶋投手と継投。ただ、どちらもあんまり良くなかったように感じました。それでも失点はそれぞれ1ずつときっちりまとめている辺りがさすが。
やはり投手陣はしっかりと揃っている印象です。
打線がやや心配。初回に3点取って試合は優位に進めたものの、川嵜投手にはしっかりと抑え込まれた印象。チャンスもあったんですが、Wスチールで1点取った後は追加点ならず。今後、こういう投手相手に戦ったことを活かせればいいのですが。
川嵜投手はMAX146kmをマーク。素晴らしいピッチングでした。ピンチでも落ち着いていて、タイムリーは許さず。上の舞台での活躍が楽しみです。
ピックアップ選手
誉 川嵜 陽仁 投手(3年)
MAX146kmをマーク。秋に見た時は四死球が多く、まだ荒い感じがあったのですが、かなり洗練されて名電打線を7回4安打1失点と抑え込みました。四死球も2つだけとコントロールも安定。タイムリーを許さなかったのはお見事でした。常時140kmをマークしていましたし、プロも狙える存在に。
誉 齋藤 流飛 内野手(3年)
ホームランは見事なタイミングで打った瞬間の当たりでした。寺嶋投手から打ったのはすごいですよね。ただ、初回のチャンスで何とかしたかったのはありましたね。
誉 小椋 大輝 外野手(3年)
4番で初回に先制タイムリーを放つ。
愛工大名電 寺嶋 大希 投手(3年)
MAXは146kmでした。ボール先行する場面も多く、本来の切れとまではいかなかった印象。それでもスライダーとのコンビネーションで三振を取れるのはさすが。8回は振り逃げを含めて三振4つという記録でした。
愛工大名電 利光 真之介 外野手(3年)
1番センターで出場し、2ベース3本を放ちました。川嵜投手から2ベースを2本放ったのは評価高いです。
愛工大名電 宮崎 海 外野手(3年)
4番で先制タイムリー2ベース。上手く右中間に運びました。ただ、5回、7回とチャンスで倒れたので本人としては不本意かもです。
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