愛知黎明-名古屋工 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月15日に小牧球場で行われた3回戦第1試合、愛知黎明-名古屋工の観戦記です。
シード校の愛知黎明は初戦。名古屋工は三浦投手が前回の試合で復活登板をして快投したと聞いていたので、黎明相手にどこまで投げるかに注目して観戦しました。

愛知黎明
0000000|0 H5 E2
104120X|8 H9 E0
名古屋工
(7回コールド)
愛知黎明
山本海、大野-山口
名古屋工
三浦-村瀬

投手成績
愛知黎明
山本海(9) 2回1/3 36球 被安打6 四球0 三振3 失点5(自責点3)
大野(1) 3回2/3 47球 被安打3 死球1 三振4 失点3
名古屋工
三浦(1) 7回 94球 被安打5 四球0 三振4 失点0

山本海投手は右のオーバーハンド。振りかぶって投げるフォーム。小柄でMAX129km。ストライク先行の投球。

大野投手は右のオーバーハンド。130km前半のまっすぐと変化球。こちらもどんどんストライクを投げて打たせて取る。

三浦投手は右のオーバーハンド。MAX138kmを記録。まっすぐで圧倒する場面も多く、故障上がりとは思えない切れを見せていました。

(スタメン)

(交代選手)
愛知黎明
4松原→H北田(10)→3 9大野→1 3村瀬→5 5田中→4 1山本海→9

(試合経過)
1回裏、2死1、3塁から5番伊藤がタイムリー。名古屋工が先制。
3回裏、1死2、3塁から4番村瀬がタイムリー。5番伊藤が2点タイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、大野。更に6番池田のスクイズでピッチャー前に転がるもグラブトスをミスし記録エラー。5-0
4回裏、先頭の9番藤井が左中間へホームラン。6-0
5回裏、5番伊藤、6番池田の連続ホームラン。8-0
名古屋工がコールドで大勝。

愛知黎明は完敗。3回まで完璧に三浦投手に抑えられている間に3回にはミスが絡んでの大量失点。これでは反撃もままならなくなります。

山本海投手、大野投手ともに相手を圧倒する球威がないだけに、ある程度の失点は仕方ない。やはり打線がカバーしないと。そこが全く出来なかったので厳しいですよね。7回にようやく捉えだしたのですが、1点も返せず。

金城監督が就任していきなり春準優勝。その結果を受けての夏は初戦敗退になりましたが、いい流れを引き継げるかどうかが、この秋は大事になります。
来年以降、新入生が入ってきてチームは大きく変わりそうですが、そこまでにどれだけの土台が作れるか、手腕も含め楽しみです。

名古屋工はまず三浦投手が復活したこと。これが大きい。この日もMAX138kmを記録しましたが、切れの良さが随所に光り、愛知黎明打線を抑えきりました。

ただ、正直三浦投手がきっちり投げられれば、ある程度は抑えられると思っていました。意外だったのが打線。
しっかりと強い打球が多く、三振を怖がらないスイングがチームに浸透。3本のホームランは正直びっくりしました。5番の伊藤選手は背番号が13番ですし、調子の良さを買われての起用だったのでしょうが、3打数3安打ホームラン1、3塁打1、打点4。次戦以降も楽しみです。
9番の藤井選手が放り込んだのもびっくり。どこからでも一発が出る打線は脅威です。

村瀬捕手が6回の守備で足がつってから、2度大きく中断。結局最後までプレーしましたが・・・。本人がやりたい、代わりが不安、理由は分かりませんが、熱中症の症状が出てるわけですし、ポジション的にも代えてあげてほしかった。危険ですし・・・。
4番捕手、大黒柱なのは分かります。でも熱中症での足痙攣はその試合中はほぼ回復しないですし。選手を守ってほしいですね。

名古屋工は次は安城東-碧南の勝者と。シード校を破ったことでベスト8も視野に入ってきました。ここからは間隔も狭まってきますし、投手起用も含めてやりくりが大事になりそうです。

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