刈谷工－岡崎学園観戦記（2019年秋季西三河地区2次Ｔ）

8月29日に豊田球場で行われた刈谷工－岡崎学園の観戦記です。
県大会は決めているチーム同士の対戦。勝った方が全三河大会出場となる試合です。刈谷工は初めて見るのでどんな試合をするか注目して観戦しました。

刈谷工
３０００２５０００｜１０　Ｈ12　Ｅ3
００００５０００２｜７　Ｈ7　Ｅ3
岡崎学園

刈谷工
有本、村山－河村
岡崎学園
細井、兵藤、清水－野村

投手成績
刈谷工
有本(11)　4回2/3　77球　被安打3　四球2　三振1　失点5（自責点1）　
村山(1)　4回1/3　80球　被安打4　四球4　三振4　失点2

岡崎学園
細井(10)　5回　82球　被安打6　四球2　三振5　失点5（自責点4）
兵藤(11)　1回　37球　被安打4　四球1　三振1　失点5（自責点1）
清水(18)　3回　41球　被安打2　四球0　三振0　失点0

有本投手は右のオーバーハンド。まっすぐは120ｋｍ前半。そもそもまっすぐがカットする感じですが、これとカットボールとスライダーを駆使して打たせて取る。2年生。

村山投手は細身の右のオーバーハンド。まっすぐは120ｋｍ中盤。ストライクボールがややはっきりとしていました。空振りを取る場面も多かった。1年生とのことで、身体が出来て球威が伸びれば楽しみですね。

細井投手は右のオーバーハンド。初回はボールが走っていなかったですが、2回以降はボールが走ってきてＭＡＸ133ｋｍを記録。少しインステップするフォームで球速より速く感じるタイプ。

兵藤投手は右のサイドハンド。まっすぐは120ｋｍ前半。ボールが定まらず苦労。

清水投手は左のオーバーハンド。1年生。ＭＡＸ127ｋｍ。上からの投げ下ろしでなかなか楽しみな左腕。

（出場選手）
刈谷工
8水谷　2河村　9中村　4杉浦颯　3杉浦拓　7櫻井　5山田珠(15)　1有本(11)→村山　6近藤→Ｈ西村(5)→Ｒ山本(17)→6塚本(16)
岡崎学園
5野田　6安田　9加藤虎　7山田(1)→7小野(19)　2野村　4岩渕→4加藤錠(14)→Ｈ中川(15)→4　3近藤(13)→1兵藤(11)→Ｈ松村(20)→1清水(18)　8松原(7)　1細井(10)→Ｈ太田(3)→3

（試合経過）
1回表、先頭の水谷が3ベース。続く2番河村がタイムリー。更に無死1、2塁から4番杉浦颯の2ゴロで2塁送球エラーで2塁ランナーホームイン。5番杉浦拓のタイムリー。刈谷工が3点先制。
5回表、1死満塁から4番杉浦拓の3ベースで3者生還。その直後、1人のランナーがホームを踏み忘れでアピールプレーでアウトに。2点のみ追加で5－0。
5回裏、2死満塁から1番野田がタイムリー。更に2番安田の遊ゴロをタイムリーエラー。3番加藤虎が押し出し四球。4番小野の2点タイムリー内野安打。同点。ここでピッチャー交代、村山。5－5
6回表、1死3塁からバッテリーエラーでランナーホームイン。刈谷工が勝ち越し。更に1死満塁から3番中村の2ゴロをタイムリーエラーで2者生還。4番杉浦颯のタイムリー。2死2塁から5番杉浦拓のセカンド右への当たりをタイムリーエラー。10－5。
9回裏、2死1、2塁から4番小野のセンターへのポテンヒットタイムリー。5番野村もポテンヒットタイムリー。10－7
刈谷工が逃げきりました。

刈谷工は特に上位打線が活発。初回の積極的な攻撃は見事でした。

1次予選は全勝。刈谷高校相手に競り勝つなどの結果でしたが、地力の高さは感じました。
この日はミスもお互いに出て、それに乗じた点が多かった。県大会でもいかに確実にチャンスを活かすかが大事になってきますよね。
2番の河村捕手が打てる2番という形で上位をつないでいる感じですね。肩もいいですし、チームの要になりそう。

有本投手は球威は目立たないですが、それ以上に打ちにくいタイプに感じました。強豪校相手に威力を発揮するタイプかも。