中京大-名城大 2回戦 観戦記(2023年秋季東海地区準硬式大学リーグ戦)
10月19日にパロマ瑞穂球場で行われた準硬式の大学リーグ、中京大-名城大の観戦記です。
中京大がマジック1で迎えた最終節でしたが、名城大が先勝。これで8勝1敗同士で並んで、この試合に勝った方が優勝というシチュエーションになりました。
試合は緊迫した投手戦に。
中京大
010000003|4 H8 E1
000000000|0 H1 E2
名城大
中京大
西村(11)-佐内
名城大
柘植(11)、石川(20)-松葉
投手成績
中京大
西村祐人 9回 108球 被安打1 四球0 三振5 失点0
名城大
柘植大雅 7回1/3 90球 被安打3 四死球2 三振2 失点1
石川将汰 1回2/3 32球 被安打5 四球1 三振1 失点3
(出場選手)
中京大
4石川(10)→6 7籠谷(2)→9→H倉澤(33)→9櫛田(16) 5大石(9) 3羽切(41)→R富田(25)→8 8内田(43)→7 D鈴木(23) 9山内(48)→H大畑(7)→3河合(13) 2佐内(24) 6林(45)→H牧(35)→R竹内(40)→4
名城大
8諌山(1) 4井戸(3)→H山田(10)→4上道(5) 5朝夷名(6) 3山口(37) 2松葉(2) 7蒔田(24) D永井(22) 9小島(33)→9山月(12) 6野田(4)→H原(34)→R小出(31)
(試合経過)
2回表、2死から6番鈴木が3ベース。7番山内がバントヒットを狙いこれがセーフとなりタイムリーに。中京大が先制。1-0
7回裏、先頭の諌山が初ヒットを放ち、パーフェクトを阻止。送ってチャンスを作るも3番4番が倒れ0点。
8回表、1死2塁でピッチャー交代、石川。ここは1死2,3塁まで行くも、代打倉澤、3番大石を抑えて0点で踏ん張ります。
9回表、1死1,2塁から7番河合がタイムリー。更に2死2,3塁から代打牧がタイムリー。1番石川もタイムリーを放ち、この回3点。4-0に。
中京大の西村が1安打で完封。中京大が優勝を飾りました。
総評
中京大の西村投手、名城大の柘植投手。両投手の投げ合いとなりました。中京大の西村投手はMAX136km。これにスライダーやチェンジアップで緩急をつけて名城大打線を6回までパーフェクトピッチングで抑えていきます。
一方の名城大の柘植投手も130kmに迫るまっすぐに切れのいいスライダーで2回に1点を失った以外はしっかりと抑え込んでいき、投手戦に。
2回の1点は2死から6番鈴木選手の3ベースでチャンスを作り、山内選手がバントヒットを決めた形。ピッチャーからの送球が良かったらアウトだったかもですが・・・。上手く決めた山内選手が鮮やかでしたね。
7回以降は中京大が毎回チャンス。それでも、7回、8回は名城大がなんとかしのいだのですが、9回に力尽きた形。これは仕方ないですね。中京大が地力で上回った印象です。
中京大の西村投手は1安打完封。球威で相手打線を上回っており、危なげなかった。こういうレベルの投手が複数いるのが中京大の強みですよね。春秋連覇。さすがでした。
名城大も昨秋に優勝。そこから中京大にも食らいつけるようになっています。直接対決も1勝1敗でしたし、自信にして来年につなげてほしいですね。
ピックアップ選手
中京大 西村 祐人 投手(中京大中京 3年)
9回を1安打ピッチング。6回まではパーフェクトでした。最終回にエラーが出て球数を要しましたが、それが無ければ100球以下の完封も出来たかも。MAX136km。スライダーやチェンジアップで緩急もありましたし、こういう投手が2戦目に投げられるのが中京大の強さですね。
中京大 鈴木 翔人 内野手(敦賀気比 3年)
6番DHで出場。2回に3ベースを放って先制点につなげました。2四球でも出塁。2得点の活躍でした。
中京大 石川 拳伍 内野手(愛産大三河 3年)
1番セカンドで出場。終盤ショートにも入りました。2安打のマルチで9回にはダメ押しのタイムリー。広角に打つ打撃が光りました。
名城大 柘植 大雅 投手(名城大附 2年)
先発して8回途中まで1失点投球。130km前後のまっすぐとスライダ-で組み立て。ゴロアウトが多く、切れで押し込んでいた印象です。
名城大 諌山 拓海 外野手(豊川 3年)
1番センターで出場。7回に先頭バッターでヒット。これがチーム唯一の安打となりました。
名城大 石川 将汰 投手(星城 2年)
リリーフで出てMAX134kmをマーク。8回表は1死2,3塁と厳しい場面になりましたが、ここで三振、一邪に打ち取って期待に応えました。球威があるので楽しみな右腕ですね。
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