中京大-名古屋商科大 1回戦 観戦記(2023年東海地区大学準硬式春季リーグ)

5月9日にパロマ瑞穂球場で行われた準硬式のリーグ戦、中京大-名古屋商科大の観戦記です。
中京大の道崎投手が投げることを期待して見に行きました。

中京大
0000000010|1 H6 E2
0000001001|2 H8 E1
名商大
(延長10回)

中京大
道崎(20)、一ノ瀬(16)-佐内
名商大
玉木(17)、宮下(34)、松下(43)-丹下

投手成績
中京大
道崎亮太 9回 118球 被安打6 四死球3 三振4 失点1
一ノ瀬順輝(東明館 4年) 1/3 8球 被安打2 四球(1) 三振0 失点1

名商大
玉木良知 8回2/3 128球 被安打3 四死球5 三振2 失点1
宮下丈生(愛産大三河 4年) 1回 23球 被安打3 死球1 三振0 失点0

松下未来 1/3 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
中京大
7石川(3)→8 4加藤(44) 8奥原(1)→H山本(24)→7 5赤峯(10) 3飯嶌(2)→R興梠(4)→3隅田(15) D鈴木(13) 9山内(36) 2佐内(19) 6林(45)
名商大
4山田(4) 5栗田(7) 8冨田(8) 9上原(15)→R梅村(9) 7久田(2) D大西(31) 6白井(6) 2丹下(16) 3塚本(13)

(試合経過)
7回裏、1死2,3塁から8番丹下がタイムリー。名商大が先制。1-0
9回表、2死2塁から7番山内の2球目がワイルドピッチとなり、2塁ランナーが一気に生還。同点に追いつく。尚も2死1塁でピッチャー交代、宮下。2死2塁から8番佐内が三遊間へ内野安打。2塁ランナーが抜けたと思ったのかオーバーランしてホームに走ってしまい、挟まれてタッチアウト。中京大は逆転ならず。
9回終了で同点。延長戦に突入。
10回表、2死から2番加藤、3番山本の連打で1,2塁。ここでピッチャー交代、松下。4番赤峯を3ゴロに打ち取りリリーフ成功。
10回裏、ピッチャー交代、一ノ瀬。1死1,3塁から申告敬遠で満塁策。6番大西の2球目をキャッチャーが取れず、サヨナラワイルドピッチ。名商大がサヨナラ勝ちをおさめました。

総評

道崎投手の投球に注目していましたが、この試合は名商大の玉木投手が素晴らしかった。左でMAX133km。5回までノーヒットに抑えて四死球も2つだけ。隙がほとんどなかった。6回に先頭バッターに2ベースを許し、1死1,3塁までピンチが広がるも、後続を抑え、8回まで無失点。このまま完封かと思われましたが、9回2死2塁からワイルドピッチで同点に。痛恨とも言える暴投でしたが、それでもそこまでが素晴らしく、ベンチからもねぎらいの言葉が。道崎投手に負けないという意地を感じる投球でしたね。
その道崎投手ですが、初回のMAXが141km。2回にMAX143kmを記録。チーム開幕戦で見せたパフォーマンスよりは少し落ちた印象。それでも終盤の8回、9回にも142kmをマーク。マネジメントは出来ていたと思います。
本調子ではなかったように思いますが、それでも9回を投げて1失点。しっかりと仕事は果たした印象です。
この日は3球団のNPBのスカウトが来場。序盤だけですが見ていかれました。なんとか先につながってほしいものです。
試合は終盤もつれて延長戦に。10回にピンチを作ったところで松下投手を投入して抑えた名商大に対し、10回から登板の一ノ瀬投手が踏ん張れず、名商大がサヨナラ勝ちをおさめました。
全勝の中京大を止めた名商大の意地が素晴らしい試合でした。
名商大の松下投手もMAX139kmをマーク。自身のMAXは145kmとか・・・。ちょっと注目したいです。

ピックアップ選手

中京大 道崎 亮太 投手(東邦 4年)

先発して9回を1失点。その失点もアウトでいいタイミングのプレーでセーフの内野安打から。ただ自分のエラーも絡んだので、もったいない1失点ではありました。この日はまっすぐがそんなに走っていない感じでしたが、フォークは良かった印象。ボールを動かして打たせて取る投球が出来ていたのは良かったですね。立ち上がりから高いパフォーマンスを出すのは大変ですけど、視察に応える投球を期待したいです。

中京大 林 幹博 内野手(桜丘 2年)

9番ショートで出場。6回にチーム初ヒットとなる2ベース。その後も四死球で2度出塁。

中京大 飯島 洵 内野手(中京大中京 4年)

5番1塁で出場。9回に1死からヒットを放ち、そこから同点に追いつきました。

名商大 玉木 良知 投手(県岐阜商 4年)

序盤からボールが走っていて、MAXは測った範囲では133km。中京大打線がなかなか捉えきれず、内容も素晴らしかったです。最後完封目前でしたが・・・。勝利のあと、選手から玉木が良かった、という声が聞こえましたが、まさにその通りでしたね。

名商大 丹下 皓太 捕手(岐阜城北 2年)

8番捕手で出場。7回に貴重な先制タイムリーを放ちました。守備でも玉木投手を好リード。盗塁阻止も2つあって、10回の先頭バッターを殺したのは大きかったですね。

名商大 大西 一輝 外野手(桑名西 3年)

6番DHで出場。1安打2犠打と仕事を果たす。7回には犠打がエラーを誘い、得点につながったので、この日は運を持っている感じでした。

名商大 松下 未来 投手(県岐阜商 3年)

延長10回表、2死1,2塁で登板。1球投げたまっすぐがMAX139kmをマーク。自身のMAXは145kmとか。ちょっと楽しみな投手ですね。

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