名城大-創価大 観戦記(2022年清瀬杯全日本大学選抜準硬式野球大会)

9月6日にパロマ瑞穂球場で行われた第1試合、名城大-創価大の観戦記です。
勝てばベスト4進出となる試合。名城大は前の試合に続いて終盤に力を発揮しました。

名城大
000010421|8 H9 E3
001000000|1 H4 E2
創価大

名城大
伊藤(15)、山崎(11)-柴田
創価大
安野(25)、茂見(10)-行徳

投手成績
名城大
伊藤優希 8回 114球 被安打4 四死球5 三振0 失点1(自責点0)
山﨑昂平(南砺福野 4年) 1回 10球 被安打0 四球0 三振2 失点0

創価大
安野陸登 6回2/3 117球 被安打6 四球7 三振3 失点5(自責点4)
茂見勇輝(関西創価 3年) 2回1/3 43球 被安打3 四死球2 三振0 失点3(自責点1)

(出場選手)
名城大
7諌山(24) 6山田(8) 4岩田(1) D小塚(5)→H蒔田(38)→H田中(36) 9竹内(7)→3 5遠藤(9)→R小出(25)→5玉置(23) 8井上(10) 2柴田(12) 3山形(6)→9小島(34)
創価大
5原田(42) 6藤原(7) 3濱(1) 7橘(4) 2行徳(45) 9佐々木(3) 8山野(8) D小川(5)→H鈴木(2) 4曽我部(46)

(試合経過)
3回裏、1死2,3塁から5番行徳の左邪でタッチアップ。犠牲フライとなり創価大が先制。1-0
4回裏、2死から2つのエラーと四球で満塁となるも、3番濱が倒れ追加点ならず。
5回表、1死1,3塁から2番山田が同点タイムリー。1-1
6回表、1死1,3塁から8番柴田のスクイズがラッキーな動きもあってホームアウトに。結局後続も倒れ0点。
7回表、1死1,3塁から4番蒔田の1ゴロをファーストが少しファンブルして1塁のみアウトに。3塁ランナーが生還し勝ち越し。尚も2死1,2塁でピッチャー交代、茂見。6番遠藤がレフトへ2点タイムリー2ベース。7番井上のタイムリーエラーで1点。4点勝ち越し。5-1に。
8回表、2死2塁から2番山田が左中間を破り、ランニング2ランホームランに。7-1
9回表、2死3塁から8番柴田のタイムリー2ベース。8-1
名城大が勝ってベスト4進出決定。

総評

中盤まではやや名城大のが分が悪いかな、と思っていたのですが、徐々に打線が安野投手を捉えだして、疲れが見えた7回に一気に逆転。創価大のミスにも上手く乗じて点数を重ねました。
試合のポイントは7回表、1死2塁から3番岩田選手のところで2塁ランナーの諌山選手が3盗を決めたところ。結果4番の蒔田選手の1ゴロでホームイン出来て勝ち越しました。これが大きかったと思います。
8回のランニングホームランも、直前で諌山選手が盗塁を決めて2死2塁として、外野が前に来たところでの左中間深々と破る当たり。諌山選手の足が大きくものをいった試合になりました。
先発の伊藤投手は120㎞前半の球ですが、ランナーを出しても落ち着いた投球が光りました。
試合としては4回裏、2死からエラーが続いて、四球を出して満塁。ここで点が取れなかった創価大は痛かったですし、流れが名城大に傾いた瞬間でした。
創価大は4回まで毎回得点圏のランナーも1点しか奪えなかった。そして終盤ミスが出てしまった。やはりエラーや四球は点数に絡みます。
名城大は前の試合に続いて7回以降の大量点。我慢して終盤勝負というのが板についてきましたし、この勢いで準決勝も戦ってほしいですね。

ピックアップ選手

名城大 諌山 拓海 外野手(豊川 2年)

1番レフトで出場。ヒットは1本も2四球、いい当たりの中直を相手が落として記録エラーもあって4度出塁。3得点に絡む活躍でした。特に7回の1死2塁からの3盗。これが効きました。足でチームを引っ張りたいですね。

名城大 山田 祥大 内野手(岐阜富田 2年)

2番ショートで出場。5回に貴重な同点タイムリー。8回には左中間を深々と破り、躊躇なくホームへ突っ込んでランニングホームランに。犠打も2つ決めて2番としてしっかりと仕事も果たしました。

名城大 伊藤 優希 投手(袋井商 4年)

先発して8回を1失点。球速は120㎞前半くらいですが、ランナーを出してもあわてずに抑えて終盤勝負に持ち込みました。特に4回に味方のエラー2つと四球での2死満塁を防いだのが大きかったですね。

創価大 安野 陸登 投手(関西創価 3年)

こちらも毎回のようにランナーを出す等、快投という感じではなかったのですが、粘って失点を防いでいました。MAXは130㎞。
7回は四球3つ。6回に1死満塁でスクイズを防いだところは創価大に流れが行くかと思いましたが、疲れが出てしまいましたね。

創価大 藤原 貴之 内野手(関西創価 3年)

2番ショートで出場。軽快な動きで守備の良さが光る選手。1安打、2四球とチャンスメイク。犠打も1つ決めて2番として役目を果たしていました。

創価大 原田 彰男 内野手(関西創価 3年)

1番サードで出場。ヒットとエラーで2度出塁。2回に2死2塁からライトライナーが惜しく、どちらかにずれていればヒットになった打球で運が少しなかった。

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