名古屋大-至学館大 観戦記(2022年春季愛知大学リーグ2部)

5月8日に春日井球場で行われた第2試合、名古屋大-至学館大の観戦記です。
勝った方が2部のプレーオフ進出となる大事な試合。名大は中3日で本田投手をマウンドへ。至学館大は2年生左腕の高木投手が先発。

名古屋大
000021001|4 H9 E0
000000000|0 H5 E0
至学館大

名大
本田(28)-神谷
至学館大
高木(19)、小高(18)-土岐、星野

投手成績
名大
本田健悟 9回 115球 被安打5 四球0 三振7 失点0

至学館大
高木大暉 5回1/3 61球 被安打5 四球0 三振3 失点3
小高拓馬 3回2/3 69球 被安打4 四球2 三振7 失点1

(出場選手)
名大
6楠嶺(33) 8寺岡(9) 2神谷(10) 7片上(21)→9河合(1) 4田中(2) 3本山(4) D佐藤(23)→R荘司(52) 9中地(7)→7→H石川(26)→R加藤(12)→7 5近藤(6)
至学館大
9廣木(26) 4米津(2)→H日沖(7)→4→H宮下(9)→2星野(41) 7片山(10) 6瀧本(6) 3山本(3) 8増田(33) D早佐(29) 2土岐(39)→H神田(28)→4尾崎 5都嶋(5)

(試合経過)
5回表、1死1塁から7番佐藤が打った瞬間の2ランホームラン。名大が2点先制。2-0
6回表、1死2塁でピッチャー交代、小高。2死満塁から6番本山がタイムリー。3-0
9回表、1死2,3塁から代打石川のタイムリー。4-0
名大が勝ってプレーオフ進出を決めました。

総評

名大の本田投手、至学館大の高木投手。どちらもテンポが良くて中盤までは試合展開が早い試合でした。
本田投手は中3日ということで疲れはあったと思うのですが、初回、2回にMAX148㎞をマーク。さすがに終盤は疲れも見えましたが、それでも142㎞を最終回に投げていて、アベレージで140㎞以上をマーク。
何よりこの日も無四球、先頭バッターを許したのも最終回に1度だけと、崩れる雰囲気が無い投球がお見事でした。唯一2回に2死から連打でピンチを迎えましたが、そこを抑えてからは3回~6回を三者凡退。リズムが作れますよね。
そして7番DHの佐藤選手が特大のホームラン。先日見た愛知東邦大戦では代打での登場だった選手が打つ当たり、チームとしての底力を感じますね。
6回は1死満塁で5番田中選手が三振に倒れて、点が取れないと嫌な流れになりそうなところで6番の本山選手がタイムリー。これでほぼ試合が決まった形に。大きな一打でした。
至学館大も投手陣は奮闘したものの、1発に泣いた形に。
打線もいい当たりもあったのですが、名大の守備陣の好プレーに阻まれていました。
この試合は名大の守備陣の好プレーも光り、プレーオフに勝って進むという意識の高さがプレーに表れていました。
来週からプレーオフが始まります。厳しい日程での戦いになりますが、健闘を期待したいですね。

ピックアップ選手

名古屋大 本田 健悟 投手(明和 4年)

中3日でのマウンド。序盤にはMAX148㎞をマークするなど、あまり疲れを感じさせない投球が光りました。
この日は3ボールに行く場面が5度あったのですが、四球は0。きわどい球を取ってもらえない場面もあったのですが、そういうところで上手く打たせて取る技術を持っているのが強みですよね。
無四球、先頭バッターを出さない。投球のお手本のようなピッチングでチームを引っ張ります。

名古屋大 佐藤 仁哉 外野手(向陽 3年)

7番DHで出場。5回の先制2ランは試合が膠着していただけに値千金の2ランホームランでした。特大のホームランでどこの球場でも入る一発。
9回にもヒットでつなぎ、マルチを記録。

名古屋大 本山 翔哉 内野手(明和 4年)

6番1塁で出場。6回には貴重なタイムリーを放つなど3安打。センターから右に打つ打撃が光りました。

至学館大 高木 大暉 投手(至学館 2年)

4回までは2安打でほぼ完ぺきな投球。5回の一発が痛かったですが、その2点だけですから責められないですよね。球速は131㎞を記録。長身ですし、球威が上がれば楽しみな存在に。

至学館大 瀧本 駿 内野手(中部大春日丘 3年)

4番ショートで出場。7回には2ベースを放ちチャンスメイク。ショートで守備の上手さも光りました。

至学館大 小高 拓馬 投手(星城 2年)

右のオーバーハンド。マウンドに上がった直後はコントロールに苦しみましたが、まっすぐが動いているのか、名大打線がなかなかとらえられず。3回2/3で7つの三振を奪いました。MAXは134㎞。

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