皇學館大-東海理化 観戦記(2021年JABA高山大会)

8月11日に飛騨サン・スポーツランドふるかわで行われた皇學館大-東海理化の観戦記です。
皇學館大は今年初観戦。今年は強い東海理化相手にどういう試合をするか注目して観戦しました。

皇学館大
2000010|3 H7 E1
0200314|10 H7 E0
東海理化
(7回コールド)

皇學館大
江南、若林、松山、小野-中妻
東海理化
和田、松浦-池田健

(投手成績)
皇學館大
江南怜(11) 4回1/3 82球 被安打3 四死球6 三振1 失点5

若林潤(18) 2/3 11球 被安打1 四球1 三振0 失点0

松山心(33) 2/3 24球 被安打0 四球4 三振2 失点1

小野実千瑠(16) 1回 35球 被安打3 四球2 三振1 失点4(自責点1)

東海理化
和田颯斗(21) 5回 65球 被安打5 四死球3 三振1 失点2

松浦友人(16) 2回 29球 被安打2 四球0 三振3 失点1

(出場選手)
皇學館大
4大野(2) 9岡田颯(41)→9岡田一(8) 8三輪(9) 3村田(40) 6井田(23) 5大田(5) D中川(29) 2中妻(13) 7藤原(43)→H山田(22)→堀木(7)
東海理化
D齋藤(1) 4中野(10)→4野田(4) 7木村(27) 8武藤(8) 9安藤(5) 3米満(24) 5川上(23) 6星田(6) 2池田健(22)→H井上(26)

(試合経過)
1回表、2死1塁から4番村田が逆方向のライトへ2ランホームラン。見事な当たりでした。
2回裏、1死2,3塁から8番星田のタイムリー内野安打。更に1死2,3塁から9番池田健の犠牲フライ。2-2の同点に。
5回裏、1死から3四死球で満塁となったところでピッチャー交代、若林。3番木村が犠牲フライ。4番武藤が2点タイムリー2ベース。東海理化が3点勝ち越し。5-2
6回表、1死3塁から6番大田のスクイズが野選となり1点。5-3
6回裏、2死満塁から3番木村に押し出し四球。ここでピッチャー交代、小野。6-3
7回裏、無死1塁から6番米満がタイムリー3ベース。更に2死1,3塁から1番齋藤の2ゴロをタイムリーエラー。更に2死満塁から3番木村のライトフェンス直撃の2点タイムリー2ベースでコールド成立。
10-3で東海理化が快勝しました。

総評

中盤までは互角の戦いでしたが、皇学館大の投手陣は四死球から崩れました。7回でチームで13四死球はいかにも多すぎる。いいボールを投げている投手も多かったのですが、ボール先行となると苦しい。四球を出したい投手はいないと思うので、やはり技術面かな、と。強いバッター相手でもしっかりとストライクを先行させられるようになっていきたいですね。
打線では村田選手の存在感が素晴らしかった。ホームランの後の2ベースもいい打球というよりは力で運んだという感じの当たり。規格外のパワーを感じます。まだ2年生ですし、大きなバッターに育っていってほしいですね。
東海理化は若手中心のメンバー。3番の木村選手が目立ちました。4番の武藤選手にもいい当たりが出ましたし、全体の状態は良さそう。
和田投手は初めて見ました。高卒ですし、球威はまだまだ伸ばせそう。底上げが進んでいる東海理化ですし、今後の育成力に期待です。

ピックアップ選手

皇學館大 村田 怜音 内野手(相可 2年)

第1打席のホームランが圧巻でした。逆方向のライトへ運ぶ2ラン。2ベースも芯に当たった感じじゃなかったのに、レフト線に運んで長打に。 195㎝106㎏の登録。規格外の選手に育ってほしいですね。力だけの選手じゃない器用さも感じるスラッガー。

皇學館大 江南 怜 投手(津商 2年)

MAX141kmをマーク。コントロールに苦しみ、リズムをつかみきれず。3回4回はポンポンと打たせて取ったので、こういうピッチングを作っていきたいですね。

皇學館大 松山 心 投手(松阪商 1年)

MAXは141km。ボールがカットする感じで、球速以上に手元で力を感じます。四球4つとコントロールが定まりませんでしたが、片鱗は見せてくれました。

東海理化 木村 大輝 外野手(下関国際 2年目)

3番レフトで出場し、犠牲フライ、押し出し四球での打点も含めて4打点。最後はあと2点というところで、2死満塁から2点タイムリー2ベースを放ち、勝負強さを見せました。打撃に力強さが出てきている印象です。

東海理化 和田 颯斗 投手(都城東 1年目)

初めて見ました。高卒ルーキーで、MAXは139km。5回2失点と試合を作りました。球威を上げていきたいですが、東海理化の投手陣は今伸びているので、和田投手にも期待したいですね。

東海理化 武藤 健司 外野手(愛工大名電-中部学院大 2年目)

4番センターに入り、3打数1安打1四球。5回の2点タイムリー2ベースは久々に武藤選手らしい強い当たりで右中間を割っていきました。大学時代は中軸を打ったバッター。東海理化でもやはり中軸を担ってほしいですね。

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