岡崎-栄徳 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月18日に小牧球場で行われた3回戦第1試合、岡崎-栄徳の観戦記です。
シード校がいよいよ登場。栄徳相手に岡崎の好左腕、谷口投手がどういう投球を見せるかに注目して観戦しました。

岡崎
000000000|0 H3 E2
50000000X|5 H10 E0
栄徳

岡崎
谷口-岡田
栄徳
山下稜、高木-池田

投手成績
岡崎
谷口和大(1) 8回 136球 被安打10 四球1 三振12 失点5

栄徳
山下稜太郎(10) 6回 79球 被安打1 四球0 三振7 失点0

高木快大(1) 3回 43球 被安打2 四球1 三振3 失点0

(出場選手)
岡崎
8加藤鴻 4平松 1谷口 9篠畑 2岡田 3本間(11) 5菅原 6浅井→6浅山(13) 7小林尚→H加藤丈(10)→7
栄徳
6小笠原 4山下琉 7五十嵐(18)→H山本(5)→5 3内山 9藤井 8齋藤 5阿世知(7)→7 1山下稜(10)→H佐々木(13)→R杉山(15)→1高木 2池田

(試合経過)
1回裏、無死1,2塁から3番五十嵐のバントをピッチャーの谷口が3塁に送球。タイミングはアウトもサードが取れず外野に転がる間に2塁ランナーがホームイン。更に四球で無死満塁。ここで5番6番を谷口が連続三振。7番阿世知も0-2と追い込まれるも、決めにきたまっすぐを捉えて左中間を破る3点タイムリー3ベース。8番山下稜もタイムリー。栄徳がこの回5点を奪います。5-0
5回まで岡崎はパーフェクトに封じられる。
6回表、1死から8番浅井が初ヒット。盗塁も決めて1死2塁とするも後続が倒れ0点。
8回表、ヒットと四球で無死1,2塁。ショートゴロで1死2,3塁となるも、8番9番が連続三振で得点ならず。
栄徳がそのまま勝ちました。

総評

たらればは禁物なのですが、初回に走者一掃の3ベースを防げていたら・・・。栄徳はもっと苦しんだと思います。
それくらい岡崎高校の谷口投手の投球が素晴らしかった。結局8回で12奪三振。四球も1つだけ。MAX137kmを終盤にもマーク。強豪私学の栄徳を2回以降は単打を散発に抑えて失点をしなかった。ものすごい可能性を見せたと思います。まだまだ伸びしろを感じる投手。是非レベルの高い大学で野球を続けてほしいですね。出来れば東大、京大とかで・・・。見てみたい。
栄徳の山下稜投手、高木投手、Wエースと言っていい2人が力通りの投球を見せました。春に見てから球威は更に上がっていますし、山下稜投手は140km台に乗せてきた。この後に強豪への投球も楽しみです。
打線もヒットは出ましたし、そんなに心配する必要は無さそう。何にしても先手を取ってこの日のようにリズムを作っていきたいですね。
岡崎高校は最後までシード校に真っ向からぶつかっていました。強いチームでしたね。
あえて投手戦と表現しましたがそれだけ投手陣の投げ合いが見事でした。バックも良く支えた好ゲームでした。

ピックアップ選手

岡崎 谷口 和大 投手(3年)

左のオーバーハンド。上背も181㎝とあって角度があり、ややぶん回し系のフォームですが、その分上からくるので相手には球威以上のものが感じられそう。MAX137kmと球威もあり、将来性もすごく感じる投手。高いレベルで続けてほしいですね。

岡崎 岡田 諒 捕手(3年)

5番捕手で出場。相手の盗塁阻止の場面もありました。ヒットも高木投手から1本。クリーンヒットは見事。谷口投手とのバッテリーで栄徳から12個の三振を奪ったのは見事でした。

岡崎 浅井 貫太 内野手(3年)

8番ショートで出場。チーム初ヒットを放ち、盗塁を決めたのは見事でした。

栄徳 山下 稜太郎 投手(3年)

春に見た時は同じ小牧球場で139kmがMAX。それを更新して141kmまで上げてきました。初回に三者三振に斬ってチームに勢いをもたらせました。2枚看板の1人としてこの後の試合での活躍も期待されます。

栄徳 高木 快大 投手(3年)

MAX144kmをマーク。こちらはまだまだ細身ですが、見るたびに球速も上がっていますし、元々切れがいいタイプなので、強豪相手へのピッチングが今から楽しみ。

栄徳 阿世知 柊吾 外野手(3年)

初回に貴重な走者一掃の3点タイムリー3ベース。これが無かったらと思うとちょっと怖くなる一打でした。8回にもヒットを放ってチャンス拡大。下位にいますが相手からすると怖い存在に。

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