中京大-中部大 観戦記(2023年愛知大学野球強化リーグ戦)

11月4日に中部大Gで行われた中京大-中部大の強化リーグ戦の観戦記です。
強化リーグは4年生が引退して新チームとして初めて戦う公式戦。オープン戦のような雰囲気もありますが、出ていない選手も多く出てきて、来季に向けての戦いがスタートする試合になります。

中京大
200200110|6 H11 E1
010001010|3 H7 E2
中部大

中京大
尾野(15)、渡邉優(14)、北方(19)、森(16)-文元
中部大
南(16)、津波(45)-薬師寺、高橋

投手成績
中京大
尾野陽昭(中部大第一 1年) 3回 49球 被安打3 四球1 三振3 失点1(自責点0)

渡邉優心(常葉大菊川 3年) 2回 28球 被安打1 四球3 三振1 失点0

北方慈也(小松大谷 2年) 2回 19球 被安打1 四球0 三振1 失点0

森新之助 2回 44球 被安打2 四球2 三振3 失点1

中部大
南慶二朗(福井商 2年) 6回 125球 被安打6 四球3 三振6 失点4(自責点1)

津波栄太郎 3回 43球 被安打5 四球0 三振2 失点2

(出場選手)
中京大
7山本 8狩俣 4桑原→4吉里→4大里 5秋山→5藤村 D岸田→H高原→D 6白井 3川瀬 2文元 9杉浦
中部大
7田澤→9松本 8丹羽→7矢納→H河野 9木下→7→8五十嵐→H村木 3猪熊→6水野 D山田→R山下→H岩本→R橋本 4鈴木→4渡邉 6宮下→3 5磯部→5佐野 2薬師寺→2高橋

(試合経過)
1回表、1死2,3塁から4番秋山のピッチャー強襲の当たり、ピッチャーに当たって3塁へ跳ねて3ゴロとなり、その間に1点。更に2死3塁からタイムリーエラーで1点。中京大が2点先制。2-0
2回裏、2死満塁から9番薬師寺のタイムリー。2塁ランナーはホームを狙うもタッチアウト。2-1
4回表、1死1,3塁から9番杉浦の3ゴロ野選で1点。更に2死1,3塁から2番狩俣のタイムリー。4-1
4回裏、ピッチャー交代、渡邉優。
6回裏、ピッチャー交代、北方。2死から8番佐野がソロホームラン。4-2
7回表、ピッチャー交代、津波。2死2,3塁から8番文元のタイムリー。2塁ランナーはホームでアウトになるも1点追加。5-2
8回表、1死3塁から2番狩俣がタイムリー。6-2
8回裏、ピッチャー交代、森。2死3塁から7番宮下のタイムリー。6-3
中京大が勝ちました。

総評

強化試合は公式戦ですが、どちらかというとオープン戦に近い試合。チームによって戦い方が変わります。
多くのチームでリーグ戦に出ていなかった選手が中心になることが多いのですが・・・。
中京大は野手は主力。投手が経験の少ない投手。中部大は投手が主力、野手は経験の少ない選手、という起用に感じました。中京大の野手は入れ替わりも少なかったですしね。逆に中部大は徐々に経験者が出てくる感じ。そのあたりのお互いのチームの違いは面白かったです。
中京大で目立ったのは狩俣選手。3安打2四球と全打席出塁して、タイムリーも2本放ちました。1年生ですし来年以降注目したいですね。
中部大は津波投手が登板。ちょっとボールの勢いが違うな、と感じたのですが、そういう投手が打たれるのだから野球は難しい。でもやはり好投手なので、来年に向けて、しっかりと調整してほしいです。
今年1年主将で活躍した佐野選手の弟、佐野陽空選手がホームランを放ち存在感を見せました。来年以降楽しみです。

ピックアップ選手

中京大 狩俣 藍生 外野手(掛川西 1年)

2番センターで出場。3安打2四球と全打席で出塁。タイムリーも2本で、上手くセンターからレフトへおっつけて打てます。盗塁も決めていましたし、能力の高さを感じる選手。

中京大 文元 磨生 捕手(八戸学院光星 1年)

8番捕手で出場。2安打でセンター返しのヒットで2安打。7回にはリードを広げるタイムリーを津波投手から放ちました。リードでも4投手を上手くリードして勝利に導きました。

中京大 森 新之助 投手(報徳学園 2年)

8回からマウンドへ。2イニングを2安打2四球1失点。MAX142km。まっすぐは140kmをほぼ超えていて、安定した力を感じました。2イニング目はボールが先行したので球数も多かった。そこは反省点。

中部大 薬師寺 颯樹 捕手(光泉カトリック 1年)

9番捕手で出場。2回にタイムリーを放つ等1安打1四球。肩もセカスロで1.94秒を記録。ただ盗塁は2つ企画で決められていたので、ここはピッチャーとの共同作業でさせるようにしていきたいですね。

中部大 佐野 陽空 内野手(常葉大橘 1年)

途中の守備から入り、6回の最初の打席でソロホームラン。お兄さんが今年は主将でしたが、やはりいいものはもっていそうですね。

中部大 津波 栄太郎 投手(四日市中央工 1年)

7回から登板。MAX145kmをマークし、それ以上に感じる切れもありましたが、それを捉えられたのはびっくり。ただ、カットが甘かったり、ちょっと浮いたストレートを打たれた印象なので、そんなに心配はないかも。今年は結構投げていたので、しっかりと疲れを取って来年に臨んでほしいです。

中部大 五十嵐 亮太 外野手(栄徳 1年)

途中出場でしたが、守備で7回にセンターからのバックホームでものすごい強肩を披露。足も右打席で4.22秒で駆け抜け。足肩で目立つ選手でした。

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