トヨタ自動車-NTT東日本 観戦記(2021年都市対抗野球)

12月2日の東京ドームの第3試合に行われたトヨタ自動車-NTT東日本の観戦記です。
強豪同士の一戦。好ゲームを期待して観戦しました。

トヨタ自動車
000100000|1 H3 E0
01120000X|4 H10 E0
NTT東日本

トヨタ自動車
渕上(15)、川尻(16)、長谷部(14)、嘉陽(20)-高祖
NTT東日本
上出(20)、小孫(36)、野口(34)、多田(14)-保坂

投手成績
トヨタ自動車
渕上佳輝(堀越-星槎道都大2年目) 3回1/3 58球 被安打7 四球0 三振3 失点4

川尻一旗(玉野光南-三菱ふそう川崎16年目) 1/3 10球 被安打1 死球1 三振0 失点0

長谷部銀次 1回1/3 23球 被安打1 四球1 三振2 失点0
嘉陽宗一郎 3回 38球 被安打1 四球0 三振2 失点0

NTT東日本
上出拓真 5回 79球 被安打2 四球3 三振2 失点1
小孫竜二 2回 36球 被安打0 四球1 三振0 失点0
野口亮太(前橋商-仙台大-鷺宮製作所 7年目) 1回 11球 被安打0 四球0 三振0 失点0

多田祐作(日体大柏-拓殖大 1年目) 1回 12球 被安打1 四球0 三振0 失点0

(出場選手)
トヨタ自動車
8中村(10) 4佐藤(6) 7逢澤(2) 5樺澤(9) D宝島(32) 3小河(23) 9八木(0)→9徳本(29) 2高祖(22) 6和田(8)
NTT東日本
3下川(1) 4丸山(0) 5中村(9) 8向山(8)→9 D喜納(10) 7長澤(33) 9火ノ浦(4)→H栁澤(25)→R竹原(35)→8 2保坂(29) 6上川畑(6)

(試合経過)
2回裏、先頭の5番喜納がソロホームラン。NTT東日本が先制。1-0
3回裏、2死1,3塁から4番向山のタイムリー。2-0
4回表、先頭の佐藤が粘ってフルカウントからソロホームラン。2-1
4回裏、1死1,2塁でピッチャー交代、川尻。1死満塁からパスボールで1点。更に1死満塁から2番丸山の犠牲フライ。ここでピッチャー交代、長谷部。4-1
6回裏、無死1,2塁でピッチャー交代、嘉陽。
NTT東日本が快勝。

総評

NTT東日本が快勝。
2回に喜納選手の一発で先制。3回は2死からの3連打で1点。1点差に迫られた4回には渕上投手、川尻投手を攻めて2点。
これを継投でトヨタ打線を3安打に抑えて快勝。トヨタは勝機がほとんどなかった感じでした。
ルーキーの上出投手がやや変則のフォームから5回2安打に抑え、補強の小孫投手、野口投手もマウンドに上がり、盤石の起用でした。
トヨタ自動車はドラフト指名された中村外野手が不発。壮行試合ではいいバッティングを見せていましたが、本番では打てず。いいところを見たかったですが・・・。
長谷部投手、佐藤内野手の中京大中京出身のルーキーの活躍が目立ちました。来年、さらに活躍を期待したいですね。

試合前にはトヨタ自動車の佐竹功年投手が10年連続表彰を受賞。おめでとうございます。

ピックアップ選手

トヨタ自動車 佐藤 勇基 内野手(中京大中京-法政大 1年目)

チーム唯一の得点となるホームランを放つ。粘ってからの一打でしたので価値がありましたね。
来年はドラフト解禁となる年。チームの中心となる存在になってほしい。

トヨタ自動車 長谷部 銀次 投手(中京大中京-慶應義塾大 1年目)

MAX147㎞をマーク。ピンチを斬って次のイニングを2奪三振。ただ、3イニング目となる回は出力が落ちていた。
左の快速球投手というのは需要は高いと思いますが、ある程度長いイニングも投げられるようになってこないと評価が上がらない可能性もあるので、来年は、先発も含めて挑戦していってほしいですね。

トヨタ自動車 嘉陽 宗一郎 投手(松山清陵-亜細亜大 4年目)

6回のピンチ(無死1,2塁)でマウンドに上がり、ピンチを防いだ後も無失点で計3回を投げ切りました。
頼れる存在として、先発リリーフで奮闘して、勝てるチームの中心になっていってほしいですね。

NTT東日本 上出 拓真 投手(札幌第一-國學院大 1年目)

やや変則のテイクバックから投げてくる投手で、トヨタ打線が打ちあぐみました。ゴロアウトが多かったので、ボールが動くタイプだった感じですね。

NTT東日本 喜納 淳弥 内野手(成立学園-桐蔭横浜大 7年目)

先制ホームランは打った瞬間の見事な一発。こういう試合の長打はほんとにでかいですね。

NTT東日本 小孫 竜二 投手(遊学館-創価大-鷺宮製作所 2年目)

鷺宮製作所からの補強。
MAX152㎞をマーク。ドラフトを見送られたものの、ボールの勢いはそれに近いものを感じました。
後は三振が狙って取れるようになるといいですね。

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