スクールパートナー-西濃運輸 観戦記(2021年日本選手権東海地区予選)

6月3日に岡崎球場で行われた第2試合、スクールパートナー-西濃運輸の観戦記です。
新たに参戦してきているスクールパートナー。徐々に力は付けているとは思いますが、まだ既存のチームとは差がある印象。前回、JR東海に食らいついて、今日は西濃運輸にどこまで戦えるか注目して観戦しました。

スクールパートナー
000021000|3 H10 E2
10100011X|4 H8 E0
西濃運輸

スクールパートナー
泰道、安楽、佐藤-岩沢
西濃運輸
鈴木、堀田、船迫、林-福山

投手成績
スクールパートナー
泰道 3回 77球 被安打5 四球4 三振0 失点2
安楽 4回2/3 72球 被安打2 四球3 三振0 失点2(自責点0)
佐藤 1/3 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0

西濃運輸
鈴木 3回0/3 64球 被安打4 四球2 三振3 失点0
堀田 1回1/3 26球 被安打4 四球1 三振1 失点2
船迫 4回1/3 64球 被安打2 四球2 三振6 失点1
林 1/3 5球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
スクールパートナー
4内川 8徳光 6酒井 2岩沢 9東 3小林 7中路 D有馬 5池主
西濃運輸
3渡邊 7清水 D岩城 9谷 5野崎 4大山 2福山 8原田 6北野

(試合経過)
1回裏、1死1,3塁から4番谷の犠牲フライ。西濃運輸が先制。1-0
3回裏、1死2塁から4番谷のタイムリー。尚も1死1,2塁から6番大山のヒットで2塁ランナーがホームを突くもタッチアウト。更に2死満塁まで行くも8番原田が倒れ1点止まり。2-0
4回表、無死1塁でピッチャー交代、堀田。
5回表、1死2,3塁から3番酒井のタイムリー。4番岩沢もタイムリーで続き同点。尚も1死満塁でピッチャー交代、船迫。ここで連続三振でピンチを脱出。同点止まりとなり、2-2
6回表、1死3塁から1番内川がタイムリー。スクールパートナーが逆転。3-2
7回裏、先頭の3番岩城が2ベース。4番谷の1ゴロがタイムリーエラーとなり3-3の同点に。
8回裏、2死1,2塁でピッチャー交代、佐藤。2番清水がタイムリー。西濃運輸が逆転。4-3
9回表、2死2塁でピッチャー交代、林。三振に取って試合終了。西濃運輸が競り勝ちました。スクールパートナーは予選敗退決定。

総評

西濃運輸が苦しい試合をものにしました。
というよりスクールパートナーの善戦ぶりが見事でした。
ヒット数も西濃運輸を上回る10本。序盤からチャンスを作っていて、5回には西濃運輸のエース格、堀田投手を攻略して同点に。堀田投手もボールは146kmとスピードは出ていたのですが・・・。
そしてエースの船迫投手から一旦は勝ち越しとなるタイムリーが6回に出て逆転。あわやという試合を演じました。
新人の泰道投手、安楽投手の奮投で西濃運輸打線をかわしましたし、あと一歩まで追い詰めた。JR東海にも食らいつきましたし、各チームの見る目も段々変わってくるでしょうね。秋の健闘も楽しみです。
西濃運輸は勝つには勝ったものの、という内容でした。7回、8回は相手のエラー絡み。それがなかったら・・・。
悪い流れは3回に2点目を取って尚ものチャンスで本塁憤死もあり追加点を奪えず。完全にアウトのタイミングだったので、これは3塁コーチャーが反省しないと、というところでした。
苦しい試合を救った岩城選手、清水選手。勝ち越しはされたものの、その後は寄せ付けない投球で反撃を呼び込んだ船迫投手。
こういう苦しい経験を次につなげてほしいですね。
投手陣の奮起も期待したいです。

ピックアップ選手

スクールパートナー 内川 翔太 内野手(京都成章-神戸学院大 2年目)

1番セカンドで出場し2安打。6回のタイムリーは船迫投手の速い真っすぐをしっかりと打ち返してのタイムリーで見事な右打ちでした。9回表も四球を取ってチャンスを演出。

スクールパートナー 岩沢 拓実 捕手(千葉学芸-神奈川大 2年目)

4番捕手というチームの要で5回には同点となるタイムリーを放ちました。捕手としても3投手をリードして西濃運輸打線を上手く交わしました。

スクールパートナー 安楽 英斗 投手(近大高専 – 中京大 1年目)

左のオーバーハンド。MAXは138kmとなかなかの球威。4回から登板し8回途中まで投げて失点2。自責点は0。あわやというところまで追い詰めるピッチングとなりました。

西濃運輸 岩城 駿也 内野手(東海大五-九州産業大 3年目)

3番でこの日はDH。3回には犠打もありましたが、チームの力となる打撃を披露。7回は先頭バッターで2ベースを放ち、苦しい流れの中、同点につながる一打となりました。

西濃運輸 清水 雄二 外野手(中京大中京-法政大 4年目)

なかなか出番のない状況が春から続いてきましたが、前の試合で途中出場しヒットを放ってスタメンを獲得。この試合でも2安打1四球としっかりと仕事。8回には粘って7球目をタイムリーにして勝利打点としました。

西濃運輸 船迫 大雅 投手(聖光学院-東日本国際大 3年目)

5回表に同点に追いつかれ尚も1死満塁というところで投入され、連続三振で一旦は抑える。6回表に勝ち越しを許すも、相手がまっすぐに的を絞っていると見てスライダーを交えてその後は断ち、味方の反撃に繋げました。苦しい経験を今後につなげてほしいですね。

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