一宮商-豊川 観戦記(2021年高校野球選手権愛知大会)

7月11日に小牧球場で行われた一宮商-豊川の観戦記です。
2回戦ですがお互いに初戦。豊川のエース白須投手の出来に注目して観戦しました。

一宮商
00000|0 H1 E5
014⑬X|18 H16 E0
豊川
(5回コールド)

一宮商
若森、新垣、岩瀬-岩瀬、若森
豊川
白須、田崎-門田、江上

投手成績
一宮商
若森遼一郎(1) 3回0/3 69球 被安打8 四死球5 三振2 失点8

新垣雄大(6) 2/3 32球 被安打6 四球0 三振0 失点9(自責点4)

岩瀬工(2) 1/3 16球 被安打1 四球1 三振1 失点1

豊川
白須輝一(1) 4回 47球 被安打1 四球0 三振7 失点0

田崎皐暉(10) 1回 16球 被安打0 四球0 三振3 失点0

(出場選手)
一宮商
1若森→6→2 8田中 2岩瀬→1 9片山 6新垣→1→6 7森 5原 4伊地知 3田辺(13)
豊川
4中濱 9澤田 6小林 5近藤 3河合 2門田→2江上(12) 7三谷→H彦坂(20) 1白須→H伊藤隆(15)→R青木(14)→H山田(13)→1田崎(11) 8家田

(試合経過)
1回表、先頭の若森が右中間を破る2ベース。チャンスを作るも後続が倒れ0点。
2回裏、2死1,2塁から9番家田のタイムリー2ベース。豊川が先制。1-0
3回裏、2死1塁から6番門田のタイムリー2べース。尚も2死満塁から9番家田が押し出し四球。1番中濱が2点タイムリー。5-0
4回裏、無死1,2塁から5番河合がタイムリー。ここでピッチャー交代、新垣。6番門田がタイムリー2ベース。無死満塁から代打伊藤隆がタイムリー。9番家田の3ゴロの間に1点。1死満塁からタイムリーエラー。3番小林の2点タイムリー2ベース。更にタイムリーエラー。5番河合のタイムリーにエラーが絡んで1点。2死3塁から代打彦坂がタイムリー3ベース。ここでピッチャー交代、岩瀬。代打山田が2ランホームラン。結局打者17人で13点。18-0
5回は田崎がマウンドに上がり三者三振で抑え試合終了。
豊川が大勝しました。

総評

豊川が大勝。
ただ、3回まではそれなりに試合になっていたんですよね。一宮商も若森投手は豊川打線をある程度抑えていました。
ただ、3廻り目くらいはさすがに捉えられて、リリーフに託しましたが、ここに守備の乱れも重なっての大量失点。これは仕方ないかな。
一宮商は珍しく、と言ったら失礼かもしれませんが、ベンチ入りが20人埋まっているんですよね。そして、ある程度は戦えた。少しずつ強化しているのかもしれません。厳しい経験でしたけど、新垣選手を中心に、この経験を活かせるように新チーム、頑張ってほしいと思います。
豊川はちょっと物足りない印象を感じたのは事実。4回に長打も出始めてらしさもみせましたが、あまり良くない形で打っているバッターもいました。
代打でホームランを打った山田選手等、アピールした選手を上手く絡めて、状態を上げていきたいですね。
白須投手は132kmくらいがMAX。コントロールが良くまとまっているな、という印象でした。
田崎投手はややばらつきが見えた投球。この辺りも状態を上げていって次戦以降に挑みたいですね。

ピックアップ選手

一宮商 若森 遼一郎 投手・内野手・捕手(3年)

いきなり初回の初球を捉えて2ベースに。センスの良さを感じました。チーム唯一の安打になりましたが、豊川にも気後れしないで戦えると勇気を与えるバッティングを見せました。

一宮商 岩瀬 工 捕手・投手(3年)

捕手としてまずまず能力があり、セカスロは2.06秒もマーク。キャプテンとしてチームを引っ張り、最後にはマウンドへ。どこかで野球を続けてほしい選手ですね。

豊川 白須 輝一 投手(2年)

田崎投手が先に名を売っていましたが、同じ2年の夏は白須投手がエースに。MAXは132kmながら、まとまりがあり大崩れしないタイプの投手。まだ球威が上がりそうで、秋以降も楽しみな投手。

豊川 門田 実 捕手(3年)

右投げ左打ち。バッティングで見事な2ベース2本で2打点。打てる捕手として楽しみな選手。足のスピードもある。

豊川 山田 典弘 内野手(2年)

代打で登場し見事な一発。2年生ですので、秋以降は主力として楽しみな存在。

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