三京アムコ-イスコジャパン 観戦記(2023年東海五県軟式野球愛知県大会)

3月3日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた第1試合、三京アムコ-イスコジャパンの観戦記です。
新春選抜大会(リーグ戦参加チーム以外での大会)を圧倒的な強さで制した三京アムコがリーグ戦に参加していたイスコジャパン相手にどういう試合を見せるか、注目して観戦しました。

三京アムコ
100010004|6 H11 E1
000001001|2 H7 E1
イスコジャパン

三京アムコ
山本(19)、横井(20)-村上
イスコジャパン
伊藤(20)、宮間(17)-長嶋

投手成績
三京アムコ
山本淳貴 8回 93球 被安打5 死球1 三振7 失点1
横井希(菰野-中京大 3年目) 1回 29球 被安打2 四球1 三振0 失点1

イスコジャパン
伊藤翔平 8回2/3 141球 被安打9 四球3 三振3 失点5
宮間竜希(千葉学芸-名古屋学院大 2年目) 1/3 12球 被安打2 四球0 三振0 失点1

(出場選手)
三京アムコ
8松山(3) 6平戸(10) 4牛島(1) 3藤江(9) 7木場(7) 9本道(25) 2村上(27) D赤崎(0) 5山口(4)
イスコジャパン
9吉田(3) 4平(6) 7角田(24) 2長嶋(22) 6村田(1) 5徳浪(8) 3近藤(10) D山崎(9)→H小川(5) 8野口(7)→H川村(26)→R新垣(4)→8

(試合経過)
1回表、2死2,3塁から5番木場のタイムリー。2塁ランナーはホームタッチアウト。三京アムコが先制。1-0
5回表、1死3塁から9番山口が上手く叩いて1点。2-0
6回裏、無死1,3塁から3番角田の犠牲フライ。2-1
8回表、1死から3番牛島が打った瞬間のライトへホームラン、と思ったのですが、ホーム踏み忘れがあったとのことでアピールプレーでアウトになり、記録は3塁打に。
9回表、2死1,3塁から9番山口がタイムリー。ここでピッチャー交代、宮間。1番松山が2点タイムリー3ベース。2番平戸がタイムリー2ベース。この回4点取って6-1と三京アムコが突き放しました。
9回裏、ピッチャー交代、横井。2死1,2塁から9番新垣の内野安打の間に2塁ランナーが生還。6-2
三京アムコが勝ちました。

総評

急速に力をつけてきている三京アムコですが、新春リーグ参加チームのイスコジャパンを相手に力で上回っての快勝。地力で上回った試合でしたので、より強さを感じました。
三京アムコが初回に木場選手のタイムリーで先制。5回には1死3塁を作って叩きで1点を取る堅実性も見せる。
8回表には牛島選手がホームラン、と思ったところでまさかのベース踏み忘れでアウトとなり得点が取り消されるチョンボ。得てしてこういう後に流れは変わるもので、そこでイスコジャパンは振り逃げで先頭が出るという状況に。ここでイスコジャパンの1番吉田選手のバントを素晴らしいプレーでピッチャーの山本選手が2塁でアウトに。こういうところでビッグプレーが出るのも強いチームの特徴ですよね。そして次のバッターにヒットを許すもなんとか3番4番を抑えて0点に。ここをしのいだことが勝利へとつながりました。
そして9回表に2死から下位打線の連打で追加点。変わった投手も攻めてビッグイニングにして勝ち切りました。
次も新春選抜リーグに参加している東郷製作所と対戦。これも食うと優勝争いさえしそうな状況になってきます。楽しみですね。
イスコジャパンは伊藤投手が粘って試合を作りました。6回、または8回に追いついていれば、状況は違ったかな、と思いますが・・・。今大会は新人が試合に出られず。その分投手陣がやや厳しかった印象です。
4月以降に新人を加えての戦いにまた注目したいですね。

牛島選手のホームラン取り消しはびっくり。正直生では初めて見ました。全力疾走してダイヤモンドを一周したのですが、それが仇になった形^^;

ピックアップ選手

三京アムコ 山本 淳貴 投手(富士学苑-朝日大 9年目)

先発して8回を1失点と好投。先制点をもらった直後に1回裏に三者三振に打ち取って試合の流れを作りました。
8回も嫌な流れだったのですが、自身でのビッグプレーでチームと自分を助け、8回を投げ切ったのはお見事でした。

三京アムコ 木場 政志 外野手(中京大中京-中京大 12年目)

6番レフトで出場。1回に先制タイムリーを放つ。9回にも先頭で出塁して追加点の起点となり勝利へ貢献しました。

三京アムコ 村上 滉一 捕手(栄徳-東海学園大 4年目)

7番捕手で出場。5回に先頭で2ベースを放ち追加点につなげ、マルチと活躍。リードでも山本投手の好投を引き出しました。

イスコジャパン 伊藤 翔平 投手(大垣日大-岐阜聖徳学園大 2年目)

立ち上がりにコントロールに苦しみ1失点。ただ2回以降はしっかりと立ち直りました。8回2失点(ホームランが認められていたら3失点)ですから責められないですよね。丁寧な投球でゴロアウトが多かった印象。

イスコジャパン 平 秀匡 内野手(中京-拓殖大 3年目)

2番セカンドで出場。チーム唯一のマルチを記録。

イスコジャパン 村田 大季 内野手(享栄-中京大 4年目)

5番ショートで出場。1安打1四球と出塁。2回には3盗を決めて揺さぶる動きも見せました。

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