パナソニックデバイスSUNX-菊水化学工業 観戦記(2023年中部日本都市対抗軟式野球愛知県大会・西部)

9月27日に熱田愛知時計120スタジアムで行われた準決勝の第2試合、パナソニックデバイスSUNX-菊水化学工業の観戦記です。
再建途上のパナソニックデバイスSUNXが菊水化学工業とどういう試合をするか注目して観戦しました。

パナSUNX
200030001|6 H12 E1
120011000|5 H10 E2
菊水化学工業

パナSUNX
福野(16)、東郷(13)-仙石
菊水化学工業
小松(11)、澤田(18)-早津

投手成績
パナSUNX
福野佑亮(羽島北-愛知大) 6回 97球 被安打9 死球1 三振1 失点5(自責点4)

東郷将大 3回 33球 被安打2 死球1 三振2 失点0

菊水化学工業
小松詢(洛水-愛知東邦大 7年目) 4回1/3 86球 被安打7 四球2 三振1 失点5(自責点3)

澤田翔 4回2/3 70球 被安打5 四球0 三振2 失点1(自責点0)

(出場選手)
パナSUNX
4柴山(2) 6山守(6) 2仙石(1) 8川良(9) D東郷(13)→1 5赤野(10) 9山田(8) 7井戸(14) 3西迫(29)
菊水化学工業
5村田(9) 8伊藤(19) 6江川(10) D小塚(24) 9矢口(2) 2早津(23) 3濱田(5)→H渡邉(7)→3 7高木(3) 4菱田(1)→4柳沼(22)

(試合経過)
1回表、1死1,3塁から4番川良が2点タイムリー2ベース。パナSUNXが先制。2-0
1回裏、1死1塁から3番江川がタイムリー2ベース。菊水化学工業がすかさず1点を返す。2-1
2回裏、無死2,3塁から8番高木がタイムリー2ベース。1死満塁から2番伊藤の遊ゴロの間に1点。菊水化学工業が逆転。3-2
5回表、1死2塁から2番山守がタイムリー2ベース。3番仙石のヒットにエラーが重なり2塁ランナーが生還。1死3塁から4番川良がタイムリー。1死1,2塁でピッチャー交代、澤田。6番赤野にもヒットが出て1死満塁となるも、7番山田の投ゴロをピッチャーが上手く捌いてホームアウト。8番井戸も倒れ追加点は阻止します。
5回裏、2死3塁から4番小塚のタイムリー内野安打。5-4
6回裏、2死から9番柳沼が同点ソロホームラン。5-5
7回裏、ピッチャー交代、東郷。
9回表、1死1,2塁から5番東郷がタイムリー2ベース。パナSUNXが勝ち越し。6-5
パナソニックデバイスSUNXが競り合いを制し、決勝進出を決めました。

総評

シーソーゲームとなり、面白い試合になりました。
パナSUNXはやはり新人の2人、2番の山守選手、3番の仙石選手の存在が大きいですね。チームに活気も出ますし。両選手とも得点に絡む活躍を見せ勝利に貢献しました。
そこに4番川良選手が4安打3打点の大暴れ。試合を決めたのは東郷選手。7回からマウンドに上がり、相手を抑えて流れを作った上での自らのタイムリー。さすがの活躍でした。母校の小牧南高校の躍進もありますが、先輩も頑張っています。
近年、部員不足で厳しい戦いが続いているパナソニックデバイスSUNXですが、今大会では決勝進出。こういう結果を今後につなげていって、また新春返り咲き等、大きな大会での好成績を期待したいですね。
菊水化学工業はエースの小松投手が先発したものの、あまりボールが走っておらず、序盤から苦しい投球。5回途中5失点で降板となってしまいました。これが大きな誤算でしたね。多分次の試合に取っておきたかった澤田投手を投入して、その後追いつきましたが勝ち越せず。今年は安定して上位に来た印象のチーム。来年はタイトルを取れるように期待したいですね。

ピックアップ選手

パナソニックデバイスSUNX 川良 咲輔 外野手(大垣日大-愛知大 4年目)

4番センターで出場。4安打の大暴れ。3打点と勝負強さも発揮しました。澤田投手から2本打つ等、速い球にも強いですね。

パナソニックデバイスSUNX 東郷 将大 投手(小牧南-愛知大 6年目)

5番DHで出場。7回からマウンドへ。打つ方では2安打1四球。決勝打を放ち、投げては3イニングを2安打無失点と抑えて勝利に貢献。まだ右サイドからMAX136kmを投げる等、球威は健在でした。

パナソニックデバイスSUNX 山守 晴喜 内野手(東邦-佛教大 1年目)

2番ショートで出場。5回にタイムリー2ベースを放ち、打でも貢献しましたが、やはり守備での貢献が光ります。入ったことでかなり内野守備が安定しました。

菊水化学工業 澤田 翔 投手(津商-星城大 2年目)

5回途中からマウンドに上がり、その回のピンチを何とかしのいで終盤勝負に持ち込む好投を見せました。MAX139km。

菊水化学工業 小塚 堅斗 捕手(名市工芸-名城大 9年目)

4番DHで出場。2安打のマルチ。5回にはタイムリー内野安打を放ちました。

菊水化学工業 柳沼 良丞 内野手(誠信 4年目)

守備から途中出場し、最初の6回の打席でホームランを放ちました。8回には死球もあり、この日は当たっていましたね。

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