三菱自動車岡崎-ヤマハ 観戦記(2019年日本選手権東海予選)

9月12日に岡崎球場で行われた日本選手権東海予選の代表決定戦、三菱自動車岡崎-ヤマハの観戦記です。
負けても可能性は残りますが、かなり厳しくなるのでやはり負けられない一戦。好ゲームになりました。

三菱自動車岡崎
001010000|2 H7 E0
100000000|1 H11 E0
ヤマハ

三菱自動車岡崎
仲井-清水
ヤマハ
近藤、九谷-東、高坏

投手成績
三菱自動車岡崎
仲井 9回 144球 被安打11 四死球3 三振8 失点1
ヤマハ
近藤 6回 84球 被安打5 四球1 三振1 失点2
九谷 3回 42球 被安打2 四球2 三振3 失点0

仲井投手は三菱自動車岡崎のエース。時習館-慶應大出身。都市対抗本戦ではキャッチボールのようなフォームが話題になりましたが、この日はそこまでではなくもう少し力感のあるフォームに戻していました。140km中盤のまっすぐも投げていました。

近藤投手は右のオーバーハンド。青学大出身の3年目。MAX147kmもマーク。3年目ですがドラフト候補にも名前が上がっています。フライアウトが多く押し込む投球で打ち取っていました。
イケメンでも注目される投手ですね^^

九谷投手は左のサイドハンド。120km後半の球速ながら、やはり癖のあるフォームで打ち取るベテランらしい投球を披露。

(出場選手)
三菱自動車岡崎
8飯嶌 9豊住 6中野 D田口 7福永 4堂→4宇都口 3小室 2清水 5冨澤
ヤマハ
4青柳 3河野→R野澤 9矢幡 8前野 5藤岡 D網谷 6三浦 2東→H萩原→2高坏 7鈴木→H笠松

(試合経過)
1回裏、無死2塁から2番河野のタイムリー2ベース。ヤマハが先制。尚も死球とヒットで無死満塁となりますが、浅い右飛と連続三振で仲井が踏ん張り1点で留めます。
3回表、先頭の7番小室が同点ホームラン。1-1
5回表、2死3塁から9番冨澤がタイムリー。三菱自動車岡崎が勝ち越し。2-1
6回裏、2死1,2塁となりますが、代打萩原の右飛ファールフライをライト豊住がファインプレーでアウトに。
9回裏、2死から2番河野、3番矢幡が連打で1,2塁のチャンスを作るも4番前野を三振に斬って三菱自動車岡崎が勝ちました。
三菱自動車岡崎は2年ぶり8回目の日本選手権出場となりました。

三菱自動車岡崎はまずは仲井投手の投球に尽きます。初回はいきなり長打を浴びて、失点し尚も無死満塁。どうなるかというピッチングでしたが、ここをしのいでから、しり上がりに抑えていく姿はエースのそれ。僅差の終盤で、若い投手が多い三菱自動車岡崎の投手陣なので、なんとか投げ切ってほしい状況で、良く最後まで投げ切ったと思います。しかも2回を除いて毎回ランナー。6回以降は毎回得点圏のランナーでしたが、バックも好守備で支えての完投。お見事でした。

打つ方はチャンスは少ないながら、1発で仕留めた小室選手、先頭バッターが出て、何とかチャンスをつないだ2死3塁でタイムリーを放った冨澤選手。下位にも好打者が置ける打順の良さが活きた形になりました。

投打が上手くかみ合っての代表獲得。本戦での勝ち上がりも期待したいですね。

ヤマハはヒット数で上回り、チャンスの数でも上回った。ただ、先頭バッターを出せたのは1回と3回だけ。上手く仲井投手に交わされたというのが実際のところだったのかもしれません。
惜しむらくは初回に1点とって尚も無死満塁で点が取れなかったこと。点を取れる時に取らないと。野球あるあるですけどね。

河野選手は4打数4安打1四球と素晴らしい活躍。三浦選手も2安打を放ち、好守備で再三投手を助けました。
チーム力はあるだけに、最後の切符を取れるか注目です。

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