菊水化学工業-フタバ産業 観戦記(2022年新春選抜リーグ戦)

1月26日にパロマ瑞穂球場で行われた菊水化学工業-フタバ産業の観戦記です。
フタバ産業は優勝するには負けられない一戦。菊水化学工業は今大会初めて見るのでどんなチームかにも注目して観戦しました。

菊水化学工業
000001000|1 H7 E0
00000110X|2 H6 E0
フタバ産業

菊水化学工業
藤田(16)、石原(21)-柳沼
フタバ産業
村瀬(21)、花城(13)、奴賀(17)-尾西

投手成績
菊水化学
藤田真志 5回 78球 被安打3 死球2 三振3 失点0
石原敬(玉野光南-天理大) 3回 67球 被安打3 四死球3 三振1 失点2

フタバ産業
村瀬大地 5回2/3 55球 被安打4 四球1 三振1 失点1
花城武冶(浦添商-岐阜経済大) 2回1/3 47球 被安打3 四球2 三振2 失点0

奴賀大樹 1回 8球 被安打0 四球0 三振1 失点0

(出場選手)
菊水化学
8冨依(4) 9西山(10) 5村田(9) 6江川(6) 3濱田(5) D小松(11) 4池田(2) 2柳沼(22) 7鈴木(8)
フタバ産業
9荒木(0) 6山下(6) 4小杉(32) 2尾西(24) 3白井(3) 8中西(7) D早田(5) 5服部(1) 7光部(2)

(試合経過)
6回表、2死2塁でピッチャー交代、花城。4番江川がライトとセカンドの中間へのフライを放ち、これをお見合いしてタイムリーに。菊水化学が先制。
6回裏、1死1,3塁から4番尾西のスクイズが成功。1-1の同点に。尚も四死球で2死満塁となるも7番早田が倒れ同点止まり。
7回裏、2死無走者から1番荒木がライトへ勝ち越しのソロホームラン。フタバ産業が逆転。2-1
フタバ産業がそのまま勝ち、7勝2敗で全日程を終了。優勝はニデックの結果待ちとなりました。

総評

負けられないフタバ産業でしたが、5回までは菊水化学工業の藤田投手を打ちあぐね、ランナーを出すも点が奪えないジリジリした展開。
先発の村瀬投手はランナーは出すも落ち着いた投球で5回まで0点。6回もそんなにピンチという感じではなかったのです(2死2塁)が、ピッチャー交代。ここで花城投手がマウンドに上がり、4番江川選手を打ち取ったのですが、セカンドとライトがお見合いをしてタイムリーに。フタバ産業にとっては最悪の流れとなってしまいます。
ただ、6回裏、1死1塁から3番小杉選手がヒットでチャンスを広げ、1死1,3塁で4番尾西選手に。内野も前進せずに、ゲッツーシフトでしたが、ここでスクイズをきっちりと決め同点に。すぐに追いついたのは大きかったですね。
そして7回に2死から1番の荒木選手が値千金の勝ち越しホームランを放ち、そのままフタバ産業が逆転勝ちを収めました。
これで、翌日のニデック-GTRニッセイの結果待ちに。
菊水化学工業もフタバ産業を苦しめましたが、勝ち切れませんでした。

ピックアップ選手

菊水化学工業 冨依 昌浩 外野手(誠信 25歳)

1番センターで出場。2安打1四球と出塁。1番打者の役目を果たしました。シュアなバッティングが特徴。

菊水化学工業 藤田 真志 投手(大垣日大-愛知東邦大 23歳)

先発でフタバ産業打線を5回無失点の好投。2つ死球はあったものの無四球。エース小松投手に次ぐ存在になっていってほしいですね。

菊水化学工業 濱田 大輝 内野手(静岡商-名古屋商科大 23歳)

5番1塁で出場。1安打1四球でした。ロースコアが多いチームですし、こういう選手の成長で点を取れるようになっていきたいところ。

フタバ産業 荒木 大輔 外野手(三重海星-愛知産業大 24歳)

引き分けでも苦しくなるところで値千金のホームランはお見事でした。1番バッターですがしっかりと強く振れるところがいいですね。

フタバ産業 村瀬 大地 投手(享栄-上武大 29歳)

6回途中の降板でしたが、球数は55球。上手く打たせて取るところはさすがでした。やや変則でタイミングが取りにくいとかもあるんでしょうね。

フタバ産業 奴賀 大樹 投手(八幡商-三重中京大-永和商事ウイング 31歳)

9回にマウンドに上がり、3人でピシャリ。三重中京大最後の学年の選手ですよね。まだまだ元気です。

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