ジェイプロジェクト-東海理化 観戦記(2022年日本選手権東海地区予選)

9月14日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、ジェイプロジェクトー東海理化の観戦記です。
この試合から負けたら終わりのサバイバル戦がスタート。投手戦となりました。

ジェイプロジェクト
000000000|0 H8 E0
00000004X|4 H9 E0
東海理化

ジェイプロジェクト
馬明(53)、保坂(16)、塩本(19)-松坂
東海理化
宮崎(14)、河野(18)-池田健

投手成績
ジェイプロジェクト
馬明慶太 6回 74球 被安打4 四球1 三振2 失点0
保坂鷹佑(千葉敬愛-駒澤大 5年目) 1回2/3 37球 被安打4 四球2 三振0 失点4

塩本周平(滝川二-東北福祉大 2年目) 1/3 8球 被安打1 四球0 三振0 失点0

東海理化
宮崎洸 7回 92球 被安打5 死球1 三振6 失点0
河野太一朗(法政二-法政大 4年目) 2回 39球 被安打3 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
ジェイプロジェクト
3村口(7) 8住(44) 6布施(1) 9松本(57) D橋本(23) 4片岡(2) 7林田(29) 5今井(10) 2松坂(27)
東海理化
8武藤(8) 5井貝(2)→3 7齋藤(1)→9→7 D宮石(32) 3西(7)→R藤川(3)→5河田(31) 6中野(10) 9木村(27)→H川上(23)→7→H福本(28)→9 2池田健(22) 4野田(4)

(試合経過)
1回裏、2死1,3塁から5番西の2ゴロをうまくさばいてアウト。得点ならず。
7回表、先頭の3番布施が2ベース。死球で無死1,2塁から5番橋本が遅れずスリーバント失敗(三振)。後続も倒れ0点。
8回裏、1死2塁から2番井貝がタイムリー2ベース。均衡を破ると続く3番齋藤もタイムリー2ベース。2死2塁から5番河田がタイムリー2ベース。2死1,2塁でピッチャー交代、塩本。7番福本のタイムリー。この回4点先制。4-0
東海理化が勝って第3代表トーナメントの2回戦進出。

総評

お互いにチャンス自体が少ない試合展開。ただ、ジェイプロジェクトは6回が無死1塁、7回が無死1,2塁。ここでどちらもバントで送れずスリーバント失敗で三振に。やはりバント失敗というのは流れを失い相手にやってしまう作戦だな、と実感します。
投手は馬明投手が好投。7回から保坂投手に交代したのは元々の予定通りだったと思います。他にも投手はいたと思うので、もう少し早めに保坂投手からの交代をしても良かったかとは思いますが、チーム事情もあったのでしょうか。
今大会は2試合で得点0。都市対抗の2次予選から見ても投手が抑えたら勝てる。先制されるとずるずる。そういう試合が多い印象。チーム的に毎年1から作っている印象が多いチームですが、いいものを次のチームにつなげる形を作っていけたらいいな、と思います。
東海理化は粘って終盤勝ち越して2回戦へ。負けたら終わりが続きます。
宮崎投手は成長した左腕の1人。とにかくテンポが早く、ジェイプロの打者が戸惑うほど。特徴を活かして今後に活かしてほしいです。
打線は勝負所の8回にベテランの井貝選手が先制タイムリー。齋藤選手とベテランがいい仕事をしました。
若手の河田選手、福本選手にもタイムリーが出ましたし、きっかけにしたい試合でしたね。

ピックアップ選手

ジェイプロジェクト 馬明 慶太 投手(如水館-四日市大 4年目)

先発で6回を無失点。まっすぐが速くなっていて、MAX142㎞をマーク。コントロールは元々いいですが、ジェイプロの今年の1番手スターターとなっているのもうなずける好投でした。毎年良くなっているのがすごいですよね。

ジェイプロジェクト 布施 太聖 内野手(北海-東北学院大 1年目)

3番ショートで出場。3安打の猛打賞でした。ランナーいない場面ばかりだったのが惜しい。

ジェイプロジェクト 松坂 裕介 捕手(帝京-東京経済大 4年目)

9番捕手で出場。2安打のマルチを記録。馬明投手の好投をうまく引き出しました。

東海理化 宮崎 洸 投手(金光学園-近畿大 2年目)

先発で7回を無失点。球速は130㎞台ながら、手元で来ているのかフライアウトが多かった。

東海理化 井貝 星良 内野手(県岐阜商 12年目)

2番サードで出場。2安打のマルチ。先制タイムリー2ベースを放ち勝負強さも見せました。

東海理化 武藤 健司 外野手(愛工大名電-中部学院大 3年目)

第1打席、第2打席でヒット。チームで最初から馬明投手を打っていました。8回には犠打でチャンスを広げ、仕事を果たしていました。

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