豊橋商-刈谷 観戦記(2021年春季愛知県大会)

4月11日に岡崎球場で行われた豊橋商-刈谷の観戦記です。

刈谷の遠藤投手は1年秋に見て、どうしてももう一度見たいと思っていたので、この日はこの試合目当てで球場に足を運びました。

豊橋商
000000000|0 H0 E2
20020000X|4 H10 E2
刈谷

豊橋商
樋口、眞田-伊藤隼
刈谷
遠藤-深谷

投手成績
豊橋商
樋口(10) 3回1/3 44球 被安打6 四球1 三振2 失点4
眞田(1) 4回2/3 72球 被安打4 四球2 三振4 失点0
刈谷
遠藤(1) 9回 121球 被安打0 四球5 三振8 失点0

(出場選手)
豊橋商
6河合涼 8小河路 5矢田崎 2伊藤隼 3神谷→H大河原(12) 4上原 7辻 9佐々木→H杉浦(13)→9石田(14) 1樋口(10)→1眞田
刈谷
7今泉(13) 4樋口 6後藤 3本間 1遠藤 5正留 9村田 8鈴木 2深谷(12)

(試合経過)
1回裏、1死2塁から3番後藤のタイムリー2ベース。更に1死1,3塁から5番遠藤のタイムリー内野安打。刈谷が2点先制。
4回表、1死2,3塁から9番深谷のスクイズが成功(バッターランナーもエラーでセーフ)。ここでピッチャー交代、眞田。1死1,3塁から1番今泉の遊ゴロはエンドランがかかっていて2塁セーフに。記録野選で3塁ランナー生還。4-0
6回裏、先頭の2番小河路の三遊間寄りの当たり、ショートの後藤が上手くさばいて1塁へ、きわどいタイミングだったのですが、送球逸れて記録はエラーに。この回、2死1,2塁から6番上原の三遊間へのゴロを今度も上手くさばいて1塁アウトに。このファインプレーが大記録を生みました。
最後までノーヒットで抑えきり、ノーヒットノーランを達成。刈谷が3回戦に進出をしました。

総評

注目の遠藤投手が先発。テンポの速い投球で、まっすぐに力があり、豊橋商打線に的を絞らせないピッチング。ただ、ややコントロールはばらつき、毎回のように四球でランナーを出す。豊橋商としても、ノーヒットで抑えられている感覚は無かったかもです。
一方守備では初回からピンチは何度かあったのですが、しぶとく守って5回以降は追加点を許さず。眞田投手は小柄ながら、テンポのいいピッチングでランナーを出しながらもホームに返さないピッチングで粘りました。
守備でもセカンドの上原選手の好プレー等いいプレーも随所にみられました。県大会まで勝ち上がった力は見られたと思います。
遠藤投手はバッターとしてもいい当たりを2本含む、3安打と活躍。追加点が取れなかったところは反省点ですけど、スクイズで点を取るなど、らしい攻撃も見られました。
次は1週間空くので、上手く調整して、夏シードをかけての一戦、頑張ってほしいですね。

ピックアップ選手

豊橋商 上原 暖生 内野手(2年)

6回裏に2つファインプレーを続けて失点を防ぎ、チームを救いました。
6回表にはヒット性の当たりを放ちました。2年生ですし、楽しみな選手ですね。

豊橋商 眞田 大地 投手(3年)

前日に粘り強いピッチングで完投。そのためかリリーフでの登板でしたが、ランナーを許しながらも失点は防ぎ、県大会に進んだ力を見せてくれました。小柄ですが、まずまず力のある球を投げていました。

豊橋商 小河路 順也 外野手(3年)

6回表にはヒットでもいい当たりを三遊間に。四球を2つ取るのも粘った末でしたので、2番としてはしっかりと役割を果たしました。

刈谷 遠藤 泰介 投手(3年)

MAXは143kmだったと思われます。パワーピッチャー系で、適当にボールが散る感じ。テンポの良さも相まってボールの勢いで抑え込むイメージ。強豪相手にどういうピッチングを見せるかは楽しみですね。
バッティングでもセンスのあるところを見せ、3安打。しっかりと振り切れるところがいいです。

刈谷 深谷 翼 捕手(3年)

肩も良く、盗塁阻止の場面も。遠藤投手はやや決めきれないところもあったのですが、上手くリードしてノーヒットノーランに導きました。ヒットも2本放ち、スクイズも決める。素晴らしい活躍でした。

刈谷 後藤 良輔 内野手(3年)

上の試合経過で書きましたが、ノーヒットノーランの立役者。守備でしっかりと盛り立てました。打つ方は先制のタイムリー2ベース。ただ、ヒット1本で終わったので、打つ方でも次はピッチャーを助けたいですね。

コメントを残す

関連記事を表示