豊橋中央-大成 観戦記(2019年秋季愛知県大会)

9月8日に小牧球場で行われた2回戦第1試合、豊橋中央-大成の観戦記です。
豊橋中央はここのところ安定して夏に勝ち上がるので、新チームでもどうか、また中川捕手がどんなプレーを見せるかに注目して観戦しました。

豊橋中央
100010004|6 H8 E1
000002100|3 H9 E2
大成

豊橋中央
河辺、大羽、渡邊-中川
大成
峯下-菊地

投手成績
豊橋中央
河辺(10) 5回2/3 84球 被安打8 四球0 三振7 失点2
大羽(1) 2回1/3 35球 被安打1 四球0 三振2 失点1
渡邊(3) 1回 17球 被安打0 四球1 三振1 失点0

大成
峯下(1) 9回 124球 被安打8 四死球5 三振5 失点6(自責点2)

河辺投手は右のオーバーハンド。上背もあって投げ下ろしのフォーム。変化球を上手く使って的を絞らせない投球が光りました。MAX131km。

大羽投手は左のオーバーハンド。フォームが速く、球速以上に速く感じるタイプ。まっすぐは120km後半。

渡邊投手は右のオーバーハンド。がっしりとした体形で、まっすぐは133kmを記録。球威は一番ありました。

峯下投手は左のオーバーハンド。まっすぐは120km中盤。内外のコントロールが安定していて、上手く打たせてとっていました。

(出場選手)
豊橋中央
4仲谷 8本間 6星野 2中川 3渡邊→1 9近藤(20)→3 7粕谷 1河辺→1大羽→H池田→9 5片岡→H小倉(13)→5
大成
9水野颯 8長岡 6後藤 7福田 2菊地 3馬見新 4蟹江→R上鶴 5北村→H山口 1峯下→H木村(16)

(試合経過)
1回表、2死3塁から4番中川のタイムリー内野安打。豊橋中央が先制。
5回表、2死2、3塁から1番仲谷がタイムリー。2塁ランナーもホーム狙うもこれはタッチアウトに。2-0
6回表、2死3塁から5番渡邊のP強襲の当たりが上手く2塁方向にはねて2ゴロに。大成はラッキーでした。
6回裏、1死3塁から4番福田がタイムリー。5番菊地がタイムリー2ベース。2死1、3塁でピッチャー交代、大羽。2-2
7回裏、2死3塁から3塁ランナーが早めにスタートを切って本盗を狙うもアウト。豊橋中央はボークをアピールも判定変わらず。
7回裏、1死3塁から2番長岡の犠牲フライ。大成が逆転。
9回表、2死2塁から粘って四球を取って2死満塁となり、1番仲谷の遊ゴロで2塁送球が逸れて2点タイムリーエラー。豊橋中央が逆転。更に2番本間の2点タイムリー3ベース。6-3
豊橋中央が辛くも逆転勝ち。

豊橋中央は夏の1,2年生のベンチ入りは2人のみ(星野選手、中川選手)

夏は7人の投手を駆使して勝ち上がる戦いを見せました。秋も1回戦は3人の継投。この日も3人投げましたが、河辺投手、大羽投手の2人が中心のようですね。
まだ夏までのの投手陣に比べると落ちる印象ですが、ここから育ててくるんだろうな、と思います。

中川選手は別格の雰囲気を持った選手ですね。肩もいいですし、キャッチャーとして能力高い。チームとしてはその前後がカギになりそうですが、星野選手がタイミングがあってなかったのは気になります。

ホームスチールを2度仕掛ける場面(1度目はファール)がありました。意表を突くという意味ではいい作戦ですけど、ボーク狙いとかは・・・。どうなんでしょうね。

外野守備が浅めが多いのですが、色々試合中でも変えていて、上手いな、と感じるチームでした。

何にしてもエラーで救われた試合です。経験を積んでチーム力を上げていきたいですね。

大成はいい形でチャンスを活かして逆転。完全に勝ちゲームだっただけに惜しかった。

峯下投手が頑張っていましたが、最終回は疲れもあったと思います。もう一人二人、信頼できる投手がいれば、と思いますね。

4番の福田選手は3安打と見事な活躍でした。6回にあと一本が、というのもありますが、絶妙なタイミングで投手交代をした豊橋中央が上手かったと思いました。

6回表にラッキーな形でアウトにして、そこから大成に流れが来ました。そのまま勝つかと思ったんですけどね・・・。野球の面白さ、怖さがある試合でした。

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