松蔭-東海樟風 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)

7月2日に豊田球場で行われた第3試合、松蔭-東海樟風の観戦記です。
秋に県大会進出を果たし、2年連続初戦突破を狙う松蔭。校名変更で東海商から東海樟風となり心機一転。新校名での初勝利を狙う戦いとなりました。

松蔭
011200000|4 H8 E2
000000010|1 H6 E2
東海樟風

松蔭
南(1)、金池(10)-櫻木
東海樟風
神野(10)、倉田(1)-上田

投手成績
松蔭
南良汰 8回 99球 被安打6 四球1 三振3 失点1
金池優介(3年) 1回 11球 被安打0 四球0 三振0 失点0

東海樟風
神野愛斗(2年) 3回2/3 71球 被安打6 四死球4 三振2 失点4(自責点3)

倉田琉真 5回1/3 78球 被安打2 四球2 三振7 失点0

(出場選手)
松蔭
8榎宮→H村田(17)→7 6渡邉 4今原 9大江 3宮澤 7佐橋→8 5恒石 1南→1金池(10) 2櫻木
東海樟風
7浅井 9松本 8角田 6加藤→3 5坪井 1神野(10)→6 2上田 3貝嶋→1倉田(1) 4西村

(試合経過)
2回表、1死2塁から8番南がタイムリー2ベース。松蔭が先制。1-0
3回表、1死2,3塁から6番佐橋の一飛を落球。タイムリーエラーとなり2-0
4回表、2死2塁から2番渡邉がタイムリー。3番今原もタイムリー2ベースで続き、4-0。ここでピッチャー交代、倉田。
8回裏、2死3塁から5番坪井がタイムリー。4-1
松蔭が逃げ切って2年連続初戦突破を果たしました。

総評

東海樟風は5度の先頭打者を出しながら、返せたのは8回の1度のみ。南投手をなかなかとらえきれず、とにかくフライアウトが多かった。
120㎞前後の球速で、変化球をうまく散らされる投球になかなかタイミングが合わず。球速よりも球威があるタイプとも感じましたが・・・。
投手起用もエースの倉田投手をリリーフに回し、神野投手が先発。これが普段の戦い方だったんでしょうが、結果的には裏目に。倉田投手を松蔭が捉えられなかったのを見ると、先発していれば、と感じてしまいます。スタミナ等に不安があったかもですが。
松蔭としては神野投手のうちに4点取って優位に立てたことはラッキーでした。
松蔭はバント、盗塁等、どんどん仕掛ける作戦が良かった。できれば倉田投手から1点でも取りたかったですが、これは仕方ないかな。
要所でタイムリーが出て継投で抑える。自分たちの野球が出来た試合でした。
これで2年連続の初戦突破は2005年、2006年の連続ベスト16以来の快挙。次は名古屋国際と強い相手ですが、昨年に続く2勝を目指して頑張ってほしいです。

ピックアップ選手

松蔭 南 良汰 投手(3年)

先発で8回を1失点と好投。120㎞くらいがMAXですが、相手が異様にフライアウトが多い。タイミングが取りにくいピッチャーなんでしょうね。
四球1つとコントロールの良さも光りました。

松蔭 今原 万尋 内野手(3年)

3番セカンドで出場。2安打1四球とマルチを記録。しっかりとスイングをして強く打てるバッター。

松蔭 櫻木 稜大 捕手(2年)

9番捕手で出場。4回に2ベースを放ち、ホームを踏む活躍。相手が泳いで打つ場面も目立ち、リードの上手さも光りましたね。

東海樟風 倉田 琉真 投手(3年)

4回途中からマウンドへ。2安打と抑え、7奪三振はお見事。MAXは124㎞ですが切れを感じる球で好左腕。
上で続けてほしい投手ですね。

東海樟風 角田 陽紀 外野手(3年)

3番センターで出場。2安打1四球とマルチ。センター返しの打撃が光る。

東海樟風 浅井 陸空 外野手(3年)

1番レフトで出場。2安打のマルチ。2ベースはチーム唯一の長打となりました。

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