大府-誉 観戦記(2020年秋季全尾張大会)

10月31日に小牧球場で行われた全尾張大会、大府-誉の観戦記です。
力のあるエース、大府の小林投手、誉の川嵜投手がどんなピッチングをするかに注目して観戦しました。

大府
001002002|5 H10 E2
300000000|3 H6 E1

大府
毛呂、小林大-椎野

三品、川嵜-齋藤

投手成績
大府
毛呂(10) 1回2/3 58球 被安打3 四球5 三振2 失点3
小林大(1) 7回1/3 130球 被安打3 四死球5 三振10 失点0


三品(10) 5回 83球 被安打5 四球2 三振4 失点1
川嵜(1) 4回 74球 被安打5 四死球2 三振6 失点3(自責点1)

大府
8赤田 6鈴木翔 4鈴木創 7竹内 5倉本(3)→3 3小林寛(13)→5高須 2椎野 9久保 1毛呂(10)→1小林大


8杉田(20) 6西田 9川上 3小椋→R鈴木(15) 5西尾 2齋藤 4江崎 1三品(10)→H金井→1川嵜 7イヒネ→H野村(8)→7

(試合経過)
1回裏、2死から四球とヒットで1,2塁とし、5番西尾が3ランホームラン。誉が3点先制。
2回裏、2死満塁でピッチャー交代、小林大。ここは三振で抑えます。
3回表、1死満塁から3番鈴木創の犠牲フライ。3-1
5回裏、1死満塁から2番西田のところでスクイズを仕掛けるも空振り。ランナー憤死。尚も2死2,3塁でしたが、三振でチャンスを逃す。
6回表、ピッチャー交代、川嵜。1死からヒット、犠打エラーで2,3塁。7番椎野のスクイズがピッチャーグラブトスも野選となり1点。更に1死1,3塁から8番久保のセーフティスクイズが成功。同点に。3-3
9回表、先頭の赤田選手が2ベースから無死1,3塁となり、3番鈴木創の犠牲フライで勝ち越し。更に2死2塁から5番倉本のタイムリー2ベース。5-3と大府が勝ち越し。
大府が誉に競り勝ちました。

総評

大府は1番の赤田選手が4安打の固め打ち。同じく5番の倉本選手が4安打の固め打ち。そして9番の小林大選手が2安打。実は打っているのはこの3人だけ。それにバントやスクイズ等の小技を絡めて好投手の川嵜投手を攻略しました。
ヒットは無かったものの3番の鈴木創選手も犠牲フライ2本で2打点と貢献。
エースの小林大投手は2回の2死満塁からマウンドに上がり、抑えてからもロングリリーフ。MAX135kmのまっすぐを中心に、誉打線から10個三振を奪う力投で流れを引き寄せました。
誉は5回までに毎回チャンスも3ラン以降はチャンスを活かせず、5回までに11残塁。2回~5回まで毎回3塁にランナーを置いていましたから・・・。こうなると流れが来なくなります。
リードを守るべくエース川嵜投手を6回から送りましたが、エラーや野選が出て2点を奪われ同点。8回表は1死2,3塁をしのぎましたが、9回に捕まりました。
6回以降ノーヒットではどうしようもなかったですね。

ピックアップ選手

大府 赤田 正虎 外野手(2年)

足がかなり速く、最初の打席ではショートゴロを内野安打に。9回の2ベースでは2塁到達が7.83秒という異色のタイムを計測。盗塁をする場面は無かったですが、そういうところも見たいですね。4安打は見事なバッティングでした。

大府 倉本 雅佳 内野手(2年)

5打数4安打の固め打ち。9回にダメ押しの1点となる打撃はショートオーバーのライナーで抜ける2ベースでした。逆方向に強く打てる技術が光ります。

大府 小林 大輝 投手(2年)

2回途中からマウンドに上がり、MAX135kmを記録。三振も10個奪い、ボールに力がありました。打っても2安打を記録。楽しみな右腕ですね。

誉 西尾 蓮 内野手(1年)

ホームランは打った瞬間の当たりでした。ただ、それ以降は死球1つの3三振。好投手から打てるようになりたいですね。県大会ではベンチ外。長打力でレギュラー定着を狙ってほしいです。

誉 川嵜 陽仁 投手(2年)

MAX140kmをマーク。4回で奪三振6つは見事。ボールが高くきたところを打たれた印象。カウントを取りに行くときに注意したいですね。

誉 三品 空杜 投手(2年)

左で120km中盤~後半くらいの球威ですが、粘り強く投げて試合を作りました。1試合任せられる信頼を身に付けたいですね。

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