一宮南-豊田 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月8日に一宮球場で行われた第1試合、一宮南-豊田の観戦記です。
一宮南の岩田投手、豊田の前田選手がどういう成長を見せたか、注目して観戦しました。

一宮南
010000014|6 H11 E1
000002100|3 H5 E1
豊田

一宮南
飯田(11)、岩田(1)、後藤(19)-三浦
豊田
長谷川(16)、大野(10)、佐野(2)、臼井(1)、鶴田(20)-大内

投手成績
一宮南
飯田馴平 6回 55球 被安打3 四球1 三振3 失点2
岩田明流 2回 41球 被安打1 死球0 三振3 失点1
後藤堅斗(1年) 1回 18球 被安打1 死球0 三振0 失点0

豊田
長谷川裕亮(2年) 5回 79球 被安打3 四球3 三振3 失点1

大野慎利(2年) 1/3 11球 被安打1 四球1 三振1 失点0

佐野琉朔 3回 45球 被安打4 四球1 三振1 失点3
臼井大翔(3年) 0/3 14球 被安打3 四球1 三振0 失点2

鶴田健太郎(3年) 2/3 11球 被安打0 死球1 三振1 失点0

(出場選手)
一宮南
7山田 5牛丸→H谷津倉(15)→R佐藤潤(17)→5筆谷(13) 9池山 3岩田(1)→1→1後藤(19) 8眞野 6赤崎(14) 2三浦 1飯田(11)→3松永(3) 4佐藤→H富永(6)→R鈴木(10)→4前田(16)
豊田
8八木田 7池田 4前田 3二村 6磯谷 5星野 9清水 1長谷川(16)→H篠田(13)→1大野(10)→1佐野(2)→1臼井(1)→1鶴田(20) 2大内(12)

(試合経過)
2回表、2死1,2塁から8番飯田がライト線に落ちるタイムリー。一宮南が先制。1-0
6回表、ピッチャー交代、大野。1死1,3塁でピッチャー交代、佐野。このピンチを抑えて継投成功。
6回裏、9番大内がチーム初ヒット。1番八木田の2ベースで無死2,3塁。2番池田が犠牲フライ。1死3塁から3番前田がタイムリー。豊田が逆転。2-1
7回裏、ピッチャー交代、岩田。2死2,3塁からワイルドピッチで1点。3-1
8回表、1死2,3塁から7番三浦が犠牲フライ。3-2
9回表、1死3塁から代打谷津倉がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、臼井。1死1,2塁から4番岩田の2点タイムリー2ベースで逆転。更に1死1,3塁から6番赤崎がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、鶴田。この回4点。6-3
9回裏、ピッチャー交代、後藤。
一宮南が逆転勝ち。2回戦進出を決めました。

総評

一宮南は1点を追う最終回、3年生を代打に送り、富永選手が先頭でヒット。そして1死1塁で谷津倉選手を代打に送り、ここでボークと暴投で1死3塁となってタイムリー2ベース。同点に。そして4番でエースの岩田選手が逆転の2点タイムリー2ベース。夏は3年生が大事だな、と改めて感じる3年生の活躍、そして3年生に託したベンチワークが光りました。
ただ、この打席での走塁で岩田選手は足を痛めて担架で運ばれる形に。次戦以降に影響が出そうなのが残念・・・。
岩田投手は7回からマウンドに上がり、136kmをマーク。やはり好投手だな、と力を見せてくれました。
5回までは一宮南が押しながらも1点しか取れず、豊田はノーヒット。その豊田が6回に初ヒットからワンチャンスでひっくり返して勝つ流れに持ち込んだのはお見事でした。
惜しかったのはエースの臼井投手の登板のタイミング。勝っているところで出せたのですが、追いつかれるまで引っ張っていたので、登板に不安があったんだろうな、と。そして投球もそれが見える内容で決定的な点を取られてしまいました。
こればかりは仕方ないですが・・・。
最後まで分からない面白い試合だっただけに、岩田投手のアクシデントだけが残念でした・・・。

ピックアップ選手

一宮南 岩田 明流 投手(3年)

4番1塁でスタメン。7回からマウンドへ。打つ方は3打数3安打2四球と全打席出塁。盗塁も2つ決めて足のあるところも見せました。メガネで勉強が出来そうな風貌なのですが、身体能力系の選手なんですよね。

投手としてはMAX136kmをマーク。2回で奪三振3を奪い、さすがの投球を見せました。9回の勝ち越しタイムリー2ベースの時に負傷退場。怪我が心配です。

一宮南 飯田 馴平 投手(2年)

先発して5回までノーヒットピッチング。6回に2点を失いましたが、緩急を活かして打たせて取る投球で好投しました。

一宮南 谷津倉 健伸 選手(3年)

9回表に1点ビハインド、1死2塁で代打起用され、タイムリー2ベースを放って同点に追いつく殊勲打をマーク。3年生の執念を感じました。このために頑張ってきたんだろうなぁと。

豊田 前田 光希 内野手(3年)

3番セカンドで出場。6回には貴重な逆転タイムリーを放ちました。守備でも安定した動きを見せました。上で出来そうな選手ですね。

豊田 八木田 大貴 外野手(3年)

1番センターで出場。2ベースと四球で出塁。6回の逆転につながる活躍をみせました。

豊田 佐野 琉朔 投手(2年)

6回表の1死1,3塁で登板。1点もやりたくないところで2人を抑えて無失点でしのぐと、チームが逆転。そこから2イニングを1点に抑えて奮投しました。スライダーで上手く打たせていました。

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