豊田大谷-大府 観戦記(2020年愛知県1年生大会)

11月14日に阿久比球場で行われた1年生大会の1回戦、豊田大谷-大府の観戦記です。

豊田大谷
0000010012|4 H10 E2
0010000010|2 H5 E1
大府
(延長10回タイブレーク)

豊田大谷
三浦タカヒロ-内藤
大府
徳永、蟹江-長南

投手成績
豊田大谷
三浦貴大(1) 10回 109球 被安打5 四死球2 三振5 失点2(自責点1)

大府
徳永(1) 7回0/3 113球 被安打6 四球4 三振5 失点1
蟹江(7) 3回 50球 被安打4 四球2 三振3 失点3(自責点0)

(出場選手)
豊田大谷
4竜田 2内藤 8上山 1三浦貴大 5三浦諒雅 6大隅 9山名 3岡崎 7松林→H深谷→R清水→7山口
大府
5宇佐美 8平松 2長南 7蟹江→1 9宮崎 1徳永→7 3江坂 4椎名 6吉田

(試合経過)
3回裏、1死2塁から9番吉田の3塁へのバントを1塁へ悪送球し、その間にランナー生還。大府が先制。
6回表、先頭の2番内藤が3ベース。3番上山の2ゴロの間に1点。1-1
8回表、1死から3番上山が3ベース。4番三浦貴大は申告敬遠。5番三浦諒雅、6番大隅が倒れ勝ち越しならず。
9回表、1死2塁から代打深谷のレフトへのヒットで処理にもたつく間に2塁ランナーが生還。豊田大谷が勝ち越し。2-1
9回裏、2死3塁から6番徳永が詰まりながらピッチャー後方に落ちるタイムリー内野安打。大府が土壇場で同点に追いつく。
10回から延長タイブレークに突入。
10回表、無死1,2塁から2番内藤がヒット。無死満塁から2者連続三振の後、5番三浦諒雅が2点タイムリー。豊田大谷が2点勝ち越し4-2。
10回裏、送って1死2,3塁とするも、後続が倒れ試合終了。4-2で豊田大谷が勝ちました。

総評

豊田大谷は1回表に2死満塁のチャンスを逃すと、チャンスは多いものの走塁で刺されるケースが多くなり、なかなか得点を奪えない展開。6回にようやく追いついたものの、7回、8回とチャンスで勝ち越せず、9回にようやく勝ち越したものの逃げ切れず延長に。タイブレークでは最初の内藤選手がヒットを打って無死満塁とし、絶好機になりますが、そこから連続三振。このままチャンスを逃すかというところで5番の三浦リョウマ選手が勝ち越しのタイムリーを打ってくれて競り勝つことが出来ました。
三浦貴大投手は牽制で3度ランナーを刺すなど、上手さが光り、コントロールも良く安定感の光る左腕。打席では2度申告敬遠をされるという警戒のされようでしたが、勝ちにつながって良かった。
足を使うなど積極的な攻撃は阻まれる場面もありましたが、タイブレークでは活きましたし、こういう野球を徹底してほしいですね。
大府は11人で戦う大会。バントがとにかく多くて、それが活きる場面もありましたが、やや非力に感じる部分もありました。
秋に見た本体チームもバントが多かったですし、そういう野球なんでしょうね。そうなると9回裏に1死3塁でスクイズがファールになる場面がありましたが、こういうところできっちりと決めたいところ。
徳永投手はボールに力があり、MAXは132kmを記録。成長して球威が上がるのを期待したいですね。
両チームともキャッチャーが良く目立ちました。

ピックアップ選手

豊田大谷 内藤 柊斗 捕手

肩も良く、バッティングもいい捕手。盗塁も決めたように足もあり小柄ですが身体能力の高いタイプですね。

豊田大谷 三浦 諒雅 内野手

決勝タイムリーを含む3安打1四球の活躍。センター中心に打ち返す打撃が光る。

豊田大谷 三浦 貴大 投手

がっしりとした体格でいかにも飛ばしそうな体格。それで、というか対戦経験があったかもですが、2度の申告敬遠と警戒されまくりました。投げては牽制が上手く3度刺し自分を助けていました。まっすぐは120km出ないくらいでしたが、コントロールが良かった。

大府 長南 拓真 捕手

肩は2.1秒前後でセカスロを投げ、バントヒット2本を決めるなど足もあるタイプの捕手。2度キャッチャーからの2塁牽制で刺して投手を助けました。

大府 徳永 心瑠 投手

右のオーバーハンド。120km中盤で常時投げますが、一度力を入れた球がMAX132kmを記録しました。今後の成長が楽しみ。

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