10月14日に春日井球場で行われた尾東大会で行われた準決勝の第1試合、栄徳－中部大第一の観戦記です。
新チームで一度見たチーム同士。改めていい選手がいるか注目して観戦しました。

栄徳
００１１１００１８｜１２　H20　E2
００３３００１１０｜８　H9　E2
中部大第一

栄徳
星野(10)、伊藤(1)、辻(8)－新井
中部大第一
薗田(1)、服部(6)、竹内(4)－西田

投手成績
栄徳
星野大和 7回 89球 被安打6 四死球4 三振5 失点7（自責点5）
伊藤慶人（2年） 1回 15球 被安打3 四球0 三振1 失点1

辻莉來 1回 8球 被安打0 四球0 三振0 失点0

中部大第一
薗田和也（1年） 4回1/3 82球 被安打8 四球3 三振2 失点3

服部滉 3回2/3 55球 被安打9 四球1 三振1 失点6（自責点4）
竹内理斗（2年） 1回 24球 被安打3 死球1 三振0 失点3（自責点1）

（出場選手）
栄徳
7高木 5奥村 8辻→1 3尾﨑→R辻村→3 9加藤斡 4谷口 2新井 1星野(10)→H柘植(14)→R高士→1伊藤(1)→H山本(17)→8鈴木 6野崎
中部大第一
4竹内→1 9永田(17) 8篠田 3河内→5渡邊→H山本 5木下→3 2西田(12) 6服部→1→4元野(14) 7堀田(9)→H𠮷川(7)→7田口 1薗田→6近田(16)

（試合経過）
3回表、1死1，3塁から5番加藤斡が犠牲フライ。栄徳が先制。1－0
3回裏、2死2，3塁から3番篠田のタイムリー内野安打。更にワイルドピッチで1点。2死1，2塁から5番木下のタイムリー。中部大第一が3点取って逆転。3－1
4回表、無死3塁から8番星野のピッチャーゴロの間に1点。3－2
4回裏、無死満塁かわワイルドピッチで1点。1死2，3塁から2番永田のスクイズでピッチャーからキャッチャーへの送球が逸れて2者生還。6－2
5回表、1死3塁から5番加藤斡がタイムリー2ベース。1死2，3塁でピッチャー交代、服部。6－3
7回裏、1死3塁から4番河内の犠牲フライ。7－3
8回表、1死2，3塁から2番奥村がタイムリー。2塁ランナーがホームを突くもタッチアウト。7－4
8回裏、ピッチャー交代、伊藤。2死から代打𠮷川がソロホームラン。8－4
9回表、無死2塁から5番加藤斡のライトへのフライ。やや目測を誤って飛び込むも取れず、大きく弾く間に1点。無死1，3塁から7番新井がタイムリー。代打山本がタイムリー2ベース。ここでピッチャー交代、竹内。1死2，3塁から1番高木が2点タイムリー3ベース。逆転。更に2番奥村がタイムリー2ベース。2死2，3塁から5番加藤斡が田2点タイムリー。この回打者12人で8点とり逆転。12－8
9回裏、ピッチャー交代、辻。
栄徳が9回にビッグイニングで逆転。決勝進出を決めました。

総評

栄徳は毎回安打を記録。チャンス自体も栄徳のが多かったのですが、なかなか活かし切れず劣勢のまま最終回へ。
最終回は中部大第一の服部投手を捕まえ、変わった竹内投手も捉えて逆転まで一気に持っていきました。
栄徳も積極的に打っていく打線でちょっと野球が変わりましたね。打っていかないと勝てないというのもあるかもですが、打撃の内容が良くなった印象です。
最後マウンドに上がった辻投手がMAX136kmをマーク。先発の星野投手は上背があって、将来性を感じる左腕でした。エースの伊藤投手を含めて春に向けて成長を期待したい投手陣でした。
中部大第一は3回裏に逆転してからは優位に試合を進め、8回には代打の吉川選手にホームランが出て、これで決まったと思ったのですが・・・。最後に服部投手が捕まってしまいました。
服部投手はまだ投手経験が少ない投手とのこと。1年生で130kmをマークしましたし、これからの成長が楽しみな投手です。
中部大第一は投手陣が課題。この日は秋にエースだった塩塚投手が登板せず。どちらにしても春に向けて底上げしてほしいですね。

ピックアップ選手

栄徳 高木 龍之介 外野手（2年）

1番レフトで出場。3安打の猛打賞で9回にセンターオーバーの2点タイムリー3ベースは素晴らしい打球でした。センター方向に強い打球を打てる打者ですね。

栄徳 加藤 斡希 外野手（2年）

5番ライトで出場。3安打の猛打賞で4打点と勝負強さも見せました。こちらもセンターへ打ち返す打撃が光ります。

栄徳 辻 莉來 外野手・投手（2年）

3番センターで出場。打撃の良い選手ですがこの日はヒット1本。最終回にマウンドに上がり、MAX136kmをマーク。この日は投手として投げっぷりの良さが光りました。

栄徳 星野 大和 投手（2年）

左で180㎝と上背のある投手。角度のある投げ方をするので球速以上に感じるタイプですね。MAXは127km。素材がいいので、大学とかで伸びそうな投手です。

中部大第一 服部 滉 内野手・投手（1年）

7番ショートで出場。途中から投手。まだ投手を初めて1ヵ月くらいということですが、この日はMAX130kmをマーク。しっかりと投手として練習してどこまで伸びるか、来年また見たい投手ですね。

中部大第一 篠田 光一 外野手（2年）

3番センターで出場。ちょっとタイミングが合っていなかった印象でしたが、7回に放った3ベースは目の覚めるような当たりでした。やはり長打力が光る選手ですね。

中部大第一 𠮷川 和志 外野手（2年）

8回に代打で出場し、ホームラン。守備に付かなかったところを見るとどこか怪我があったかもですが・・・。一振りで仕留めた打撃が素晴らしかった。