中京大中京-愛知啓成 観戦記(2023年選手権愛知大会)
7月27日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた準決勝の第2試合、中京大中京-愛知啓成の観戦記です。
春の大敗からしっかりと夏に合わせてきた印象の中京大中京がどういう戦いを見せるか注目して観戦しました。
中京大中京
26400|12 H14 E1
00002|2 H7 E1
愛知啓成
(5回コールド)
中京大中京
中井(10)、飯島(20)、宮内(18)-江崎
愛知啓成
山田(14)、宮原(10)、清水(1)、井上(19)-西村、澤崎
投手成績
中京大中京
中井遥次郎 3回 33球 被安打3 四球0 三振1 失点0
飯島健太(2年) 1回2/3 24球 被安打3 四球1 三振1 失点2
宮内渉吾(1年) 1/3 2球 被安打0 四球0 三振0 失点0
愛知啓成
山田広也 1回0/3 40球 被安打2 四死球4 三振1 失点3
宮原大斗(3年) 2/3 18球 被安打6 四球0 三振0 失点5
清水凰史(3年) 1回1/3 44球 被安打6 四球0 三振1 失点4
井上伯(3年) 1回 18球 被安打0 四球0 三振0 失点0
(出場選手)
中京大中京
8西谷 9神谷駿 7山田 3大西 5杉浦 4神谷倖 2江崎 1中井(10)→1飯島(20)→1宮内(18) 6加藤(15)→6萩坂(16)
愛知啓成
7三輪(11) 8武田→H今井(17) 5山本→R皿井(13) 3小市 4山谷 9竹内 6丹羽 1山田(14)→1宮原(10)→1清水(1)→1井上(19)→H徳山(15)→R中村(16) 2西村(12)→2澤崎(2)
(試合経過)
1回表、1死満塁から5番杉浦に押し出し死球。2死満塁から7番江崎がタイムリー。中京大中京が2点先制。2-0
2回表、先頭の加藤の頭に死球。ここでピッチャー交代、宮原。無死満塁から3番山田が3点タイムリー3ベース。4番大西が犠牲フライ。2死2,3塁から8番中井が2点タイムリー。ここでピッチャー交代、清水。8-0
3回表、1死2塁から3番山田がタイムリー2ベース。4番大西がタイムリー。5番杉浦がタイムリー3ベース。2死3塁から7番江崎がタイムリー。この回4点。12-0
4回裏、ピッチャー交代、飯島。
5回表、ピッチャー交代、井上。
5回裏、無死2塁から9番澤崎がタイムリー2ベース。1死3塁から代打今井の1ゴロの間に1点。2死1塁でピッチャー交代、宮内。
中京大中京が5回コールドで大勝。決勝戦に駒を進めました。
短評
愛知啓成は山田投手を先発に抜擢。ボールそのものの切れは悪くなかったと思いますが、死球が増えてしまって動揺が出てしまったのが痛かったですね。追い込んでからなかなか打ち取れず、四死球となってしまった。2番手の宮原投手はやや高かったのか、中京大中京打線に合ってしまいましたね。清水投手を出した時点で8点ビハインド。これでは苦しい。
ただ、清水投手も前の試合で7回を投げていて、中1日。無理をさせられなかったんでしょうね。この暑さですし、ベンチワークとしては仕方ないと思います。
3回裏には不運な判定もありましたし、それでも愛知啓成も最後まで食らいついていました。これで中村監督は退任となりますが、今後に上手く引き継いでいってほしいですね。
中京大中京は3回戦で見た時はそんなに打線が振れてないかな、という印象でしたが、徐々に良くなってきて、ここ2試合は大量点。いい状態で決勝戦を迎えられそうです。
名電相手だとやはり先手を取りたいところ。投手は継投でしのぎながら、打線の奮起で突破したいですね。
ピックアップ選手
中京大中京 山田 頼旺 外野手(2年)
3番レフトで出場。2本のヒットがいずれも長打。広角に打てる打者ですね。
中京大中京 江崎 直人 捕手(3年)
7番捕手で出場。3安打の猛打賞。初回の2点目のタイムリーが大きかったですね。主将としてチームも投手も引っ張ります。
中京大中京 中井 遥次郎 投手(2年)
先発で3回を無失点。MAXは139km。球威はあるもののある程度は打たせて取るタイプかな。ストライクを取りに行くところを打たれることが多かった。
愛知啓成 山田 広也 投手(2年)
先発したものの初回に3四死球を出して踏ん張れず。決めに行くところで相手に当てるケースが目立ち、決め球に苦労した印象。いいまっすぐを活かすために、変化球を磨きたいですね。
愛知啓成 澤崎 琉碧 捕手(3年)
途中からマスクを被り、2打数2安打。めぐってきたチャンスを活かしたのは素晴らしいですね。
愛知啓成 三輪 悠人 外野手・投手(3年)
1番レフトで出場。2安打のマルチ。野手で出場が目立つ大会でしたが、投手として力もある選手。上でまた見たいですね。
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