大成-岡崎工科 観戦記(2022年秋季愛知県大会)

9月11日に小牧球場で行われた第1試合、大成-岡崎工科の観戦記です。
大成は1年生の注目である山尾選手が欠場。そんな中昨年から投げていた白井投手の投球に注目して観戦しました。

大成
000001010|2 H5 E0
000000000|0 H2 E1
岡崎工科

大成
白井(1)-寺澤
岡崎工科
原田(10)、河野(16)、永井(1)-片桐

投手成績
大成
白井晃靖 9回 120球 被安打2 四球5 三振6 失点0

岡崎工科
原田颯太 7回1/3 74球 被安打3 四球0 三振5 失点2(自責点1)
河野琉成 (2年) 1/3 1球 被安打0 四球0 三振0 失点0

永井海 1回1/3 20球 被安打2 四球1 三振0 失点0

(出場選手)
大成
8福原 7佐藤 3三宅(13) 9伊藤(17) 2寺澤 6佐口 4堀川 1白井 5林源
岡崎工科
8中谷 5長谷川 2片桐 3上萩 7大木孔→7星野(4)→4 9木林 4江口(14)→6 1原田(10)→1河野(16)→1永井(1) 6工藤→H村元(13)→6大木颯(15)→H清水(19)→7池田(17)

(試合経過)
6回表、2死3塁から2番佐藤がサードへセーフティバントを仕掛け、これをサードがファンブルしタイムリーエラーに。大成が先制。1-0
7回裏、1死2塁から6番木林のレフトへ切れていくフライをレフトが上手く捕るファインプレー。7番江口が四球の後8番原田を右飛に打ち取って0点。
8回表、1死3塁、9番林源のカウントがフルカウントになったところでピッチャー交代、河野。ここは1球でサードファールフライに打ち取る。そしてピッチャー交代、永井。1番福原がピッチャー強襲のタイムリーを放ち1点。2-0
9回表、2死2塁から5番寺澤がヒットを放つも2塁ランナーがホームを狙ってタッチアウトに。
大成が勝ちました。

総評

5回まで0-0。大成の白井投手は昨年の1年秋に見た時に130㎞を超える球を投げていたのですが、この日はMAXで128㎞。夏にベンチ外だったこともあり、本調子ではないのかも、と感じる投球でした。それでも変化球をうまく交えて岡崎工科打線を翻弄。やや四球は多かったものの完封したのはさすがでした。
一方の原田投手もコントロールの良さが持ち味ですが、この日もそれを発揮。5回までの内容は試合投手を上回るくらいでした。
6回の失点もエラー絡みでしたし・・・。内容は良かったです。一冬越して球威が上がればかなり楽しみな投手になると思います。
大成は山尾選手が欠場。やや打線に迫力を欠く状態でした。それでもしぶとく点を奪って勝ったことが大きい。1週間空く次の試合に上手く調整してほしいですね。
岡崎工科は永井投手が登板。上背があって、面白そうな素材でした。MAXは134㎞。上手く成長したら化けそうな投手です。
要所で大成の守備が光った試合でもありました。

ピックアップ選手

大成 白井 晃靖 投手(2年)

昨年見た時はMAX130㎞を超える投球を見せていましたが、この日は128㎞位がMAX。それでも投球マネジメントをしながら最後まで投げ切り、しっかりと完封。
やや四球が多かったですが、その都度修正していたのは良かったです。

大成 堀川 昇洋 内野手(2年)

7番セカンドで出場。8回に先頭で2ベースを放ち追加点につなげました。守備でも好プレーを見せて白井投手を助けていました。

大成 佐藤 樹 外野手(2年)

2番レフトで出場。6回には2死3塁からのセーフティバントでエラーを誘いました。足のある選手。そして7回裏の1死2塁からの難しいレフトフライの好捕が大きかったですね。チームを救いました。

岡崎工科 原田 颯太 投手(1年)

1年生で県大会の先発を任されて7回まで1失点。自責点は0。無四球とコントロールはこの日も素晴らしく、試合を作れる投手です。一冬越して球威が上がったらもっと強いピッチャーになりそう。

岡崎工科 長谷川 陽也 内野手(2年)

2番サードで出場。8回に2ベースを放ちました。犠打や四球での出塁と2番としてしっかりと活躍。

岡崎工科 永井 海 投手(2年)

上背があり、見栄えがする投手。MAXは134㎞。ただ、少し緩めて投げようとするとコントロールがばらつく感じで、そのあたりで先発ではなかったようでした。将来性は感じる投手なので、また見たいです。

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