関西大-大阪商業大 観戦記(2022年大阪市長杯第1代表決定戦)

10月31日に大阪市南港中央野球場で行われた第1代表決定戦、関西大-大阪商業大の観戦記です。
スーパーシードの関西大に対し、大商大はリーグ戦未登板の鈴木投手をマウンドへ送りました。

関西大
000000000|0 H7 E2
000000001|1 H5 E0
大商大

関西大
金丸(21)、辰巳(14)-有馬
大商大
鈴木(13)、高(18)、上田(15)-唯井

投手成績
関西大
金丸夢斗 8回 101球 被安打4 四球1 三振5 失点0
辰巳晴野(米子松蔭 4年) 2/3 11球 被安打1 四球0 三振0 失点1(自責点0)

大商大
鈴木豪太 4回0/3 59球 被安打4四球2(1) 三振3 失点0
高太一 4回 51球 被安打3 四球0 三振2 失点0
上田大河 1回 20球 被安打0 四死球3 三振0 失点0

(出場選手)
関大
8中井(8) 5下井田(39) 7岑(10) 3上神(1) 6高田(6) 2有馬(22) 9三杉(26)→R森田(5)→1辰巳(14) 4佐藤(4)→4村田(30) 1金丸(21)→H富山(35)→内田(7)
大商大
3河西(28) 4家田(3) 5植本(9) 8渡部(10) 7福島(38) 9畑中(34)→9明石(39) 6薮井(2) 2唯井(1) 1鈴木(13)→1高(18)→H宮内(25)→1上田(15)

(試合経過)
2回表、1死2,3塁のチャンスも8番佐藤が三振。9番金丸も遊ゴロに倒れ先制ならず。
5回表、無死1塁でピッチャー交代、高。
9回表、ピッチャー交代、上田。1死満塁から2番下井田の2ゴロをうまくさばいてホーム転送してアウト。3番岑も中飛に倒れ0点。
9回裏、ピッチャー交代、辰巳。2死から5番福島がエラーで2塁へ。6番明石がセンターへヒットを打って2塁ランナーが生還。大商大がサヨナラ勝ち。明治神宮大会の第1代表を獲得しました。

総評

試合は1点勝負になりました。
大商大は1年生でリーグ戦未登板の鈴木投手が先発。奇策とも思える起用でしたが、鈴木投手は右のサイドハンドから144㎞もマークする球威で奮投。2回、4回とピンチはあったものの、下位打線ということもあって踏ん張って5回に先頭バッターを許したところで交代。ただ、しっかりと試合を作ったことが終盤の戦いにつながったと思います。
正直、投球内容は金丸投手のが上でした。MAX148㎞で常時140㎞半ばをマークする球威。大商大はいい当たりすらなかなか出ない感じで、終盤、先頭バッターを出してチャンスは作ったものの、結局8回まで無失点。素晴らしい投球でした。
ただ、どちらも8回裏、9回表と投手に代打を送って勝負。点は取れなかったものの、これが最後のサヨナラ劇にもつながりました。秋のDH無しの影響が出ていましたね。
大商大の5番福島選手はエラーで2度出塁。最後のサヨナラのランナーになったのもあって、完全にラッキーボーイでした。
最後決めたのは途中出場の明石選手。意外と守備から入った選手がサヨナラを決めたりするのもあるあるですね。
大商大は投手力が高く、どれだけ明治神宮大会で戦えるか楽しみです。

ピックアップ選手

関西大 金丸 夢斗 投手(神港橘 3年)

先発し8回を4安打無失点。MAX148㎞。アベレージも140㎞半ばと安定していて、大商大打線を圧倒していました。来年はドラフト候補になる左腕ですね。

関西大 三杉 彪真 外野手(関大北陽 3年)

7番ライトで出場。2安打、申告敬遠も併せて2四球と全打席出塁。もっともタイミングが合っていましたね。

大商大 高 太一 投手(広陵 3年)

5回途中からマウンドに上がり、MAX148㎞をマーク。上背もあるので来年のドラフト候補になる左腕ですね。

大商大 鈴木 豪太 投手(東海大翔洋 3年)

1年生ながら先発に抜擢。高校時代は右のオーバーハンドでしたがサイドハンドになっていました。MAX144㎞。今後の登板が楽しみ。

大商大 上田 大河 投手(大商大高 3年)

こちらも右のオーバーハンドでMAX148㎞。ただ、この日は状態が良くなく、コントロールに苦しみました。

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