岐阜聖徳学園大-中京学院大 観戦記(2021年秋季岐阜大学リーグ)

10月14日に長良川球場で行われた岐阜聖徳学園大-中京学院大の観戦記です。
1敗の岐阜聖徳学園大に対し、全勝の中京学院大。優勝を左右する1戦となりました。

岐阜聖徳学園大
000000000|0 H4 E1
10000300X|4 H7 E0
中京学院大

岐阜聖徳大
有賀(14)、伊藤貴(19)-反頭
中京学院大
赤塚(20)-馬場

投手成績
岐阜聖徳大
有賀達彦 5回1/3 65球 被安打6 死球1 三振2 失点4(自責点3)
伊藤貴人 2回2/3 42球 被安打1 四球0 三振5 失点0

中京学院大
赤塚健利 9回 132球 被安打4 四球2 三振11 失点0

(出場選手)
岐阜聖徳大
9大野 7長岡 2反頭 3牧内 8横井 5木村 D白木 6山本→H原田→6丸山 4三浦→H鈴木→4内田
中京学院大
4山下 9樋口 6西尾 3高野 2馬場 D山西→H千田 7山田 8森岡 5菅野

(試合経過)
1回表、1死1,3塁のチャンスで4番牧内。1-2から1塁ランナーがスタートを切るも空振り。盗塁もアウトで三振ゲッツー。チャンスを逃します。
1回裏、2死2塁から4番高野がタイムリー。中京学院大が先制。1-0
6回裏、1死からエラーと内野安打で1,2塁。ここでマウンドに行くも続投。4番高野が3ランホームラン。4-0。ここでピッチャー交代、伊藤貴。
中京学院大の赤塚が完封。全勝を守りました。

総評

終わってみれば初回の攻防が大きくものを言いました。
1回表に無死1,3塁のチャンスを活かせなかった岐阜聖徳大。
一方、1回裏は2死無走者からヒット、暴投で2死2塁となって4番高野選手がタイムリー。これが大きかったですね。
中京学院大バッテリーは4番牧内選手を徹底マーク。初回にはMAX147㎞も牧内選手の時に投げて三振ゲッツーに。その後も徹底的に抑えにかかって封じ込めた。これが勝因になりました。
後、6回裏、1死1,2塁で4番高野選手を迎えた場面。岐阜聖徳大はベンチからマウンドに行って一呼吸を置いてそのまま続投を選択。
難しいところですが初回にタイムリーを打たれていただけに代えても良かったかも。タラレバになるし、代えても打たれていた可能性は当然ありますが・・・。悔いが残る選択だったかもですね。
ただ、中2日でのマウンドだった赤塚投手が素晴らしかったです。これで今大会は3試合連続完封。圧巻の活躍となっています。
三振2桁も立派。現在2年生。順調にいけばドラフト候補になると思います。楽しみですね。

ピックアップ選手

岐阜聖徳大 有賀 達彦 投手(東海大諏訪 1年)

左のスリークォーター。インステップで角度があり、130㎞前半のまっすぐですが、十分試合を作りました。コントロールのいいところも長所ですね。

岐阜聖徳大 伊藤 貴人 投手(浜松湖北 1年)

MAX143㎞をマーク。投げっぷりのいい右腕で三振5つを奪ったのは見事。切れがありこの先が楽しみです。

岐阜聖徳大 長岡 真男 外野手(中越 3年)

2番レフトで出場。1安打1四球と出塁。

中京学院大 赤塚 健利 投手(中京学院大中京 2年)

MAX147㎞。カットやツーシームなどの動くボールをうまく使って空振りを多く取っていました。どんどんピッチングがうまくなっていますし、来年以降も楽しみです。

中京学院大 高野 信元 内野手(中京学院大中京 4年)

全4打点をたたき出す活躍。ホームランは打った瞬間の当たりでした。これぞ4番の仕事、でした。

中京学院大 西尾 歩真 内野手(中京学院大中京 3年)

3番ショートで出場。2安打を放ち、いずれもホームに返ってきました。4番高野選手が好調ですので、前での出塁は大きなカギになりますね。

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