中京学院大-朝日大 1回戦 観戦記(2023年秋季岐阜大学リーグ)

10月10日に長良川球場で行われた第1試合、中京学院大-朝日大の1回戦の観戦記です。
中京学院大はプロ注目の赤塚投手が先発。朝日大は優勝に望みをつなぎたい試合で、松本投手が先発。両投手の投げ合いが注目となりました。

中京学院大
010000100|2 H7 E1
00000021X|3 H5 E1
朝日大

中京学院大
赤塚-山本
朝日大
松本-村瀬

投手成績
中京学院大
赤塚健利 8回 115球 被安打5 四球2 三振3 失点3(自責点1)

朝日大
松本寛太 9回 119球 被安打7 四球1 三振6 失点2

(出場選手)
中京学院大
8前田(1) 7瀧本(10) 4豊田(2) 3廣田(7) 6大村(8) 5大本(9) 9石井(25) D八尋(6) 2山本(27)
朝日大
8河村(7) 4田中(2)→6 3川本(1) 7末吉(9) 2村瀬(28) 5早田(3) D林山(8) 9野田(5) 6伊藤(6)→H徳原(40)→4吉村(4)

(試合経過)
2回表、1死2,3塁からワイルドピッチで1点。中京学院大が先制。1-0
7回表、無死1,3塁から7番石井が犠牲フライ。2-0
6回まで朝日大はノーヒット。
7回裏、1死1塁から4番末吉の2ゴロ、セカンド送球が逸れて1死2,3塁。5番村瀬のチーム初ヒットがタイムリー。6番早田もタイムリーで続き同点。尚も1死満塁は活かせず。2-2
8回裏、1死1,3塁から4番末吉が犠牲フライ。朝日大が逆転。3-2
朝日大が逆転勝利。優勝に望みをつなぎました。

総評

中京学院大が赤塚投手、朝日大が松本投手。両注目投手が先発。赤塚投手は最初ボールがあまり走っていない感じで状態は良くないかな、と思っていましたが、4回くらいから球速も上がり、球場ガンで147km。スカウトさんのガンでは150kmもあったとかで、いいボールも来ていました。6回までノーヒット。7回はエラーでピンチが広がり、そこから2失点。ちょっと気の毒なやられ方でしたが、8回も2本のヒットと犠牲フライで勝ち越しを許し、負け投手に。多分最後であろう登板は、残酷な結果になってしまいました。三振が3つとあまり取れず、いい部分悪い部分両方あった試合かな、と。ドラフトがどうなるかは分かりませんが、いい結果になってほしいですね。
松本投手も要所で力を入れながら、最後まで投げ切りました。社会人に進むとのことですが、そもそもの素材はプロにいってもおかしくない投手。更に成長して2年後に期待したいですね。
朝日大は7回表に2点リードとされて厳しいかな、と思いましたが、7回裏にもらったチャンスで同点に。8回に勝ち越して優勝に望みをつなぎました。翌日も勝たないといけないですが、こういう争いが翌年にもつながっていきますし、最後の一戦にも勝てるように全力を尽くしてほしいですね。

ピックアップ選手

中京学院大 赤塚 健利 投手(中京学院大中京 4年)

序盤はあまりボールが走っておらず、抑えてはいるものの、という内容に見えましたが4回くらいから徐々にスピードも出てきて、150kmというスピードもあったとのこと。6回までノーヒット。尻上がりでしたしノーヒットノーランをやるかと思いましたが、7回にゲッツーと思われたゴロを2塁送球でエラーが出て、その後初ヒットがタイムリー。相手の走塁ミスもあって7回は同点で踏ん張れましたが、8回に勝ち越されて敗戦となってしまいました。
プロの評価は固まっていると思いますので、ドラフト当日どうなるか注目ですね。

中京学院大 大村 善将 内野手(加藤学園 4年)

5番ショートで出場。2安打のマルチで、逆方向に鋭く打てるセンスが素晴らしい。ショートで中軸を打っていますし、来年は注目される存在になりそうです。

朝日大 松本 寛太 投手(北陸学院 4年)

先発として試合を作り、要所で力を入れて9回2失点完投勝利。ゴロアウトが多いのが特徴ですね。社会人で更に成長を期待したいです。

朝日大 村瀬 海斗 捕手(県岐阜商 1年)

5番捕手で出場。7回にチーム初ヒットがタイムリーとなり、その後の同点、逆転につなげました。1年生ながら5番を打つ打撃は非凡。打てるキャッチャーとして成長していってほしいですね。

朝日大 早田 健人 内野手(岐阜各務野 1年)

6番サードで出場。7回に同点タイムリーを放ちました。ヒット性の当たりを好捕されたものもありますが、こちらも打撃センスを感じますね。

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