岡崎学園-富田 観戦記(2019年愛知夏大会)

7月6日に豊田球場で行われた第3試合、岡崎学園-富田の観戦記です。
このところ力を付けてきた岡崎学園と県大会に連続出場を続ける富田の好カード。好ゲームを期待して観戦しました。

岡崎学園
103010000|5 H9 E2
001000020|3 H4 E2
富田

岡崎学園
細井、相神、山田-野村
富田
伊東、東海林、伊東-蒔田

投手成績
岡崎学園
細井(1) 7回0/3 84球 被安打2 四死球3 三振8 失点3(自責点2)
相神(9) 1回 14球 被安打2 四球0 三振1 失点0 
山田(12) 1回 10球 被安打0 四球0 三振0 失点0
富田
伊東(1) 5回0/3 78球 被安打5 四球3 三振3 失点5(自責点3)
東海林(10) 4回 45球 被安打4 四球2 三振0 失点0

細井投手は右のスリークォーター。かなりがっしりとしていて、力強さを感じるピッチング。MAX134kmですが、球速以上に速く感じるボール。出どころが見にくいのかいきなり肘が出てくる印象です。終盤ばてた感じがありましたが2年生ですしかなり楽しみなピッチャー。

相神投手は右のオーバーハンド。MAX129km。

山田投手は右のオーバーハンド。カーブを駆使して組み立てる。MAX125km。

伊東投手は右のオーバーハンド。MAX134kmを記録。変化球の時にゆるむ感じがあるので、どうしてもまっすぐに頼る感じに。まっすぐの切れはかなりのものがあります。

東海林投手は細身の長身右腕。まっすぐは120前後。2年生でもう少し球威が欲しいのが本音。伸びしろはありそうですが。

スタメン

(交替選手)
岡崎学園
9相神→1→9 1細井→9松原(19)→1山田(12)
富田
2蒔田→9岸本→H太田(14) 7桒原(17)→1東海林(10)→H高山幸(13)→R堀(18)→3 3吉野→H梶葉(7)→7

(試合経過)
1回表、無死2塁から2番加藤虎がタイムリー2ベース。岡崎学園が先制。
3回表、無死1塁から1番夏目のライトフェンス直撃の2ベースに中継が乱れる間にランナーホームイン。2死3塁から4番浦邊のレフトへ2ランホームラン。4-0
3回裏、1死3塁から9番五十嵐の2ゴロの間に1点。4-1
5回表、無死1、2塁でピッチャー交代、東海林。1死2、3塁から4番浦邊の犠牲フライ。5-1
7回裏、2死1塁から5番伊東のライト前ヒットで1塁ランナーが3塁狙うもライト相神の好返球で3塁タッチアウトに。
8回裏、無死1、2塁でピッチャー交代、相神。1死満塁から1番青山のタイムリー内野安打。2番臼井がタイムリー。5-3。3番岡田の痛烈なサードライナーがゲッツーになり2点止まりに。
岡崎学園が逃げ切りました。

岡崎学園が予想以上に強く、細井投手の投球も見事でしたし、5回の時点ではコールドもあるかも、と感じていたくらい。
そこからの富田の粘りが見事な試合だったんですが・・・。

1番夏目選手、2番加藤虎選手がともに3度ずつ出塁。1,2番がこれだけ出塁すると点につながってきますよね。
4番の浦邊選手のホームランは見事でしたし、上位打線はかなりの破壊力があります。

終盤のピンチでも意外と選手が落ち着いていました。そこがピンチを断ち切れた要因かな?運があったことも確かですが。

7番の安田選手が地味に3打席四球で出塁し、犠打が1つ。2年生でこういう選手がいることがこの先も強くなりそうな感じがします。

富田は6回までヒット1本。その1本でなんとか1点取るあたりは見事ですし、伊東投手がKOされて厳しい展開ながら、東海林投手がなんとか踏ん張りながら、バックがしっかりと支えて最後の1チャンスを待つ。これが見事でした。
8回は追いつくかと思ったんですけどね・・・。岡田選手のライナーがどちらかにずれていれば・・・。
岡田選手は守備で軽快な動きを見せてくれました。上でやってほしい選手。

富田もスタメンに2年生が4人連ねています。キャッチャーの蒔田選手が残るのも好材料。新チームも県大会、地区シードを防衛出来るか。的確な指導力は試合を見ていても感じますし、しばらく強さを保っていきそうです。

お互いの持ち味の出た好ゲームでした。この試合がこの日の目当てでしたが、見て良かったです。

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