守山北-彦根東 観戦記(2021年高校野球選手権滋賀大会)

7月15日にオセアンBCスタジアム彦根で行われた第2試合、守山北-彦根東の観戦記です。
どちらも1つ勝っての2回戦。甲子園に出ている彦根東が優位なのかな、と思っていたのですが、接戦となりました。

守山北
000000200|2 H3 E1
100000000|1 H6 E1
彦根東

守山北
中田-中島
彦根東
友定-渡部

投手成績
守山北
中田竣也(1) 9回 136球 被安打6 四球2 三振3 失点1

彦根東
友定舜(1) 9回 97球 被安打3 四球0 三振6 失点2(自責点0)

(出場選手)
守山北
4木場 1中田 2中島 5小島 9河本 7吉川 3中川→H山田(12)→3 8長尾 6森
彦根東
7鍛冶 6山田(16) 3小山 8竹山 4瀬尾 5辻(6)→H今門(13) 9古川(19)→H朝岡(10) 2渡部 1友定

(試合経過)
1回裏、2死2塁から4番竹山のタイムリー。彦根東が先制。
7回表、1死1,3塁から4番小島のセーフティスクイズでホームへ投げるも間に合わず記録野選で1点。2死1,2塁から6番吉川がライトへタイムリーを放ち逆転。2-1
9回裏、先頭の4番竹山がヒット。送って1死2塁から代打今門がヒットで1,3塁。更に代打朝岡が四球で満塁。しかし8番渡部が遊飛。9番友定が三振に倒れ試合終了。守山北がしのぎ切って勝ちました。

総評

お互いの投手が良くて、初回に彦根東が先制してからはなかなか点が入らない試合。
それでも彦根東が押し気味には進めていたので、そのまま勝つかな、と思いながら見ていたのですが・・・。
そもそも守山北は2回にランナーを出すも盗塁失敗でランナーを失っていたので、6回までは3人ずつで抑え込まれていた試合。それが7回に先頭の1番木場選手がヒットを打って、2番中田選手のバントが記録はエラーでしたが、ヒットでもいいタイミングの上手いバント。これに送球エラーが重なって無死1,3塁。このチャンスを活かし切っての逆転劇。スクイズのホームクロスプレーも紙一重でしたし、この辺りから運が守山北に傾いていたんですよね。
その裏は彦根東はいい当たりが全て外野のライナーで守備範囲に飛ぶ。ツキが完全に守山北に行ってしまいました。
9回裏も、1死1,3塁から1塁ランナーが盗塁。キャッチャーが2塁へ投げようとした球がバッターのバットに当たる。これが3塁ベースの方に転がったんですよね。これも少しでも変な方に転がったら3塁ランナーが帰ってくるプレー。まだ守山北にツキがある、と思ったら、やっぱりしのぎ切った。
野球のツキって怖いな、と感じる試合でした。
彦根東の友定投手は素晴らしかったですし、2番の山田選手は素晴らしいショートだな、と思って見てたら1年生と後で知って2度びっくり。
守山北も勝つにはこれしかない、というくらいの選手が全員やることをやっての見事な試合でした。
見ごたえのある好ゲーム。見れて良かったです。

ピックアップ選手

守山北 中田 竣也 投手(3年)

120km半ばのまっすぐにカーブなどで緩急をつけてピッチング。立ち上がりはカーブが決まらずに苦しみましたが、徐々にそれが決まってきて投球が安定。最後まで崩れませんでした。

守山北 吉川 隼哉 外野手(3年)

7回に貴重な逆転タイムリー。好プレーに阻まれた打球もありましたが、打撃は好調な印象でした。

守山北 中島 駿輔 捕手(3年)

ノーヒットだったものの、セカスロでは2秒を切るタイム(1.94秒)もマーク。バント時には1塁駆け抜けで4秒を切るなどスピードもありました。

彦根東 友定 舜 投手(3年)

左のオーバーハンドで、しっかりとフォロースルーを取るフォーム。それでいてコントロールがいいので、相当指先感覚がいいタイプかも。MAX129km。安定感抜群のサウスポー。

彦根東 竹山 築 外野手(3年)

4番センターで出場し、2安打。しっかりとスイングをするタイプで、スピードもある選手。上で伸びそうな選手ですね。

彦根東 山田 幹太 内野手(1年)

あとで1年生と知ってびっくり。それくらい守備では安定感を見せつけてきました。三遊間を広く守れる選手。今後の成長が楽しみ。

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