中部大春日丘-東邦 観戦記(2021年秋季愛知県大会)

10月2日に小牧球場で行われた第1試合、中部大春日丘-東邦の観戦記です。
準々決勝の第1試合です。
有観客となった初めての試合。お客さんもたくさん入っていました。

中部大春日丘
001000004|5 H5 E1
000001200|3 H10 E3
東邦

中部大春日丘
塩崎(13)、永田(10)、新宅(1)-中里
東邦
三浦(1)-落合

投手成績
中部大春日丘
塩崎陽基 6回1/3 73球 被安打8 四球2 三振1 失点3
永田獅磨(1年) 1回2/3 28球 被安打2 四球0 三振0 失点0

新宅涼平(2年) 1回 16球 被安打0 四球0 三振2 失点0

東邦
三浦心空 9回 172球 被安打5 四死球8 三振9 失点5(自責点3)

(出場選手)
中部大春日丘
9吉村 4服部 2中里 7吉川 5小柳(18) 6宮下 3阪野(15)→R佐々木(17)→3大櫃(5) 1塩崎(13)→1永田(10)→H比嘉門(14)→1新宅(1) 8犬飼→H竹内(3)→R桑原(9)→8
東邦
8早川(3) 3加藤(4) 1三浦 5鳥居(15) 7城 4中村(11) 6相賀 9岡本(17)→9上田(8) 2落合

(試合経過)
3回表、2死1塁から1番吉村の2ベース。ランナーは3塁に一旦止まるも中継が乱れる間にランナー生還。中部大春日丘が先制。尚もエラー、死球で2死満塁となるも4番吉川を空振り三振に斬って、何とか1点で留めます。
6回裏、1死2,3塁から3番三浦の遊ゴロの間に1点。1-1の同点。
7回裏、1死1,3塁でピッチャー交代、永田。1死2,3塁から8番岡本の犠牲フライ。2死2塁から9番落合のタイムリー。東邦が勝ち越し。3-1
9回表、1死1,3塁から1番吉村が犠牲フライ。ここからヒットと死球で2死満塁。4番吉川がライトを超す2点タイムリー2ベースで逆転。更にワイルドピッチで1点。この回4点取って中部大春日丘が試合をひっくり返しました。5-3
9回裏にマウンドに上がった新宅が3人で抑えて中部大春日丘がベスト4進出。

総評

東邦はとにかくミスが多かった。目立ったのが走塁ミス。
1回は牽制アウト。4回にも牽制アウト。5回はヒットのランナーが2塁狙ってアウト。7回は盗塁死。これだけミスが出ると厳しい。
9回の先頭バッターもエラーからでしたし・・・。野球はミスが出た方が負ける、という典型的な試合になりました。
中部大春日丘は基本カット打法。ほぼすべての打者が一旦はバスターのようにしてから打ちにいく打法で、3回には8番の塩崎選手、9番の犬飼選手がファールで粘って2人で22球。そして犬飼選手は四球で出て、そこから得点。結果的にこれが活きた形に。
結局三浦投手は172球を投球。最終回にもそれが影響したように思います。
それでも土壇場の9回表、2死満塁から4番の吉川選手が良く逆転の1打を打ちました。唯一しっかりとスイングを最初からしていた選手。これが活きたように思います。さすが4番という活躍でした。
東邦が2度牽制で刺されましたが、塩崎選手の牽制がうまかったんだと思います。かなり誘い出されましたので・・・。
東邦がバッテリーが前のチームから経験していたので、今大会では有力視されていたのですが・・・。
全体的に強い打球等が少なかったと思います。
春までに底上げを図ってほしいですね。

ピックアップ選手

中部大春日丘 吉川 晴太 外野手((7)2年)

4番で唯一といっていい、フルスイングを行っていた選手。土壇場の9回2死から逆転の2点タイムリーを放ち、4番としての役割を見事に果たしました。

中部大春日丘 塩崎 陽基 投手((13)1年)

先発で東邦打線に立ち向かい、7回途中まで3失点。牽制のうまさが目立ち、何度も自分を助けました。1年生ですし、球威が上がってくれば楽しみな存在になりますね。

中部大春日丘 吉村 碧真 外野手((9)2年)

1番ライトで出場。3回には見事な2ベースを三浦投手から放ち、素質の片鱗を見せました。

東邦 三浦 心空 投手((1)2年)

MAX144㎞をマーク。中部大春日丘のカット打法に苦しんだ部分もありましたが、2死からもたつく場面もあり、球数が増えてしまったことは反省材料。それでも球威は県内トップクラス。今後の成長が楽しみです。

東邦 落合 智哉 捕手((2)2年)

セカスロでは図ったすべてで1秒台。最速は1.83でした。打撃でも2安打。やはり能力の高い選手だと改めて感じました。

東邦 岡本 昇磨 外野手((17)1年)

1年生で8番ライトでスタメン。1安打、犠飛で1打点と活躍。将来性のありそうな選手です。

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