旭丘-中村 観戦記(2019年市内県立大会)

9月23日に名南工Gで行われた旭丘-中村の観戦記です。
秋に2次まで進んで愛知高校を苦しめた旭丘に中村がどういう試合をするか注目して観戦しました。

旭丘
300001010|5 H8 E1
100000000|1 H0 E4
中村

投手成績
旭丘
藤田(1) 9回 132球 被安打0 四死球6 三振11 失点1(自責点0)

中村
伊藤(1) 9回 153球 被安打8 四球3 三振6 失点5(自責点1)

藤田投手は左のオーバーハンド。愛知高校戦でも見ています。目測で120kmくらいだと思いますが投げっぷりが良く、高めのボール球を振らせる球威があります。1年生ですし楽しみなピッチャー。

伊藤投手は右のオーバーハンド。メガネの投手ですが、身体も結構がっしりとしていて、気迫を前面に出して投げてきます。球速は目測で120km前半くらいかな。

(出場選手)
旭丘
8中島(18) 2伊藤(12) 3内山 9阿佐美 5中武(15) 6古川(16) 1藤田(10) 4野々垣(14) 9山本(17)→H斉藤(20)→柏木(7)
中村
7平原(14)→7石川(11) 2藤岡 8前田 1伊藤 3野澤→H飯田(7) 4高木(5) 6森 5棚村(15) 9原

(試合経過)
1回表、無死2塁から2番伊藤の送りバントを送球エラーし、2塁ランナーがホームイン。無死2塁から3番内山の3ゴロをタイムリーエラー。2死2塁から6番吉川のタイムリー3ベース。旭丘が3点先制。
1回裏、1死満塁から5番野澤の2ゴロの間に1点。3-1
6回表、2死2塁から8番野々垣のバントヒットにエラーが絡んで2塁ランナーがホームイン。4-1
8回表、2死2塁から7番藤田の中飛を落球。ランナー生還。5-1
旭丘が勝ちました。

旭丘は3番内山選手、4番阿佐美選手以外は2桁番号でしたが、愛知高校戦と比較したらほぼ同じメンバーだったので、何か理由があってのことなんでしょうね。

中村高校の藤岡捕手はなかなかの肩を見せていたのですが、それでもお構いなしにスタートを切って、チャンス拡大を図りました。市内県立は準公式戦ですが、それでも練習試合とは違う雰囲気。こういう試合で仕掛けることで覚えることもたくさんでしょうから、旭丘が強くなった理由が分かりますよね。

5番の中武選手が2安打、6番の吉川選手が3安打で長打が2本と活躍が光りました。

藤田投手はノーヒット“1ラン”。なかなか珍しい記録をお目にかかることが出来ました。しっかりと腕を振って投げているので、ボール球でも空振りをする。四死球は多めでしたが、持ち味を活かした投球は見事でした。この先も楽しみですね。

中村は試合前に2塁手がノックの際に送球が頭に当たるアクシデント。結局欠場となり、背番号5の高木選手が2塁に回り、サードが背番号15の棚村選手。緊張もあってか、エラーが3つと厳しい内容に。ただ、中盤以降は捌くプレーも出て見てるこっちがホッと。こういう経験をプラスに変えてほしいですね。

伊藤投手はボールもなかなかで、打席でも雰囲気がありました。バッテリーを中心に好守で引っ張るチーム。
打線はなんとかしたかったですが・・・。

伊藤選手はフルスイングしたバットがキャッチャーが送球しようとしたところに当たる不運なインターフェアもありました。ただ、危険でもあるので、フルスイングの打ち終わりは注意した方がいいですね。

こういうレベルの投手を打たないと、春に県大会等に進むのは難しい。そういう意味では経験を活かせるようにこの後の取り組みを頑張ってほしいですね。

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