愛知総合工科-三好 観戦記(2022年高校野球選手権愛知大会)

7月23日にパロマ瑞穂球場で行われた4回戦第1試合、愛知総合工科-三好の観戦記です。
三好は1年生がスタメンで5人と、1年生中心のチーム。どんな試合をするか注目して観戦しました。

愛知総合工科
202000001|5 H11 E1
11003010X|6 H12 E0
三好

愛知総合工科
鈴木(10)、新田(11)、近藤(1)-粕谷
三好
水谷(1)、岡田(10)-小椋

愛知総合工科
鈴木良芽(3年) 4回 67球 被安打6 四球0 三振5 失点2

新田一之進(3年) 1回 19球 被安打4 四球1 三振0 失点3

近藤玲矢 3回 45球 被安打2 死球1 三振4 失点1

三好
水谷優斗(2年) 3回 62球 被安打6 死球1 三振1 失点4

岡田耀太 6回 74球 被安打5 死球1 三振3 失点1

(出場選手)
愛知総合工科
5藤本 8加藤 6石倉→R谷水(19) 9鰐部 7青松 3松本 4大橋 2粕谷 1鈴木(10)→1新田(11)→H赤松(14)→1近藤(1)
三好
6丸山 7黒木 4古瀬 5榎並 1水谷→9 2小椋(12) 8岩崎 3山田 9神谷→1岡田(10)

(試合経過)
1回表、無死3塁から2番加藤がタイムリー。2死3塁から5番青松がタイムリー。愛知総合工科が2点を先制。
1回裏、2死1,2塁から5番水谷の高いバウンドしたピッチャーゴロを少し弾いてバウンドが変わり、セカンドが交錯して取れず記録はヒットとエラー。2塁ランナーが生還。2-1
2回裏、2死2塁から1番丸山がタイムリー。2-2
3回表、無死3塁から2番加藤がタイムリー2ベース。1死3塁から4番鰐部が犠牲フライ。4-2と愛知総合工科が勝ち越し。
5回裏、2死1塁から4番榎並がレフトへ2ランホームラン。同点。更に2死1,3塁から7番岩崎がタイムリー。三好が逆転。5-4
7回裏、1死2塁から5番水谷がタイムリー2ベース。6-4
9回表、2死1,3塁からワイルドピッチで1点。6-5
三好が逃げ切って5回戦進出を決めました。

総評

点の取り合いで面白い試合に。
それでも愛知総合工科が先手を取って優位に試合を進めてそのまま行くかと思ったのですが・・・。
まず試合の流れを変えたのが三好の1年生投手、岡田選手。4回からマウンドにあがって、4,5回と0を作って流れを作ると、5回裏は1死1塁から3番古瀬選手のところで盗塁を成功させるも、空振りした打席がインターフェアを取られてバッターアウトに。ちょっと不運な判定だな、と思った直後、4番の1年生、榎並選手が同点2ランを叩き込み、同点に。
そして、さらにチャンスを作って勝ち越しタイムリーを打ったのも1年生の岩崎選手。とにかく1年生の活躍でひっくり返して一気に流れが三好になりました。
岡田投手は120㎞前半のまっすぐなんですが、変化球も安定していて、結果無四球。これが大きかったですね。最後も自分のワイルドピッチで1点差になりましたが、冷静に投げて勝ち切った。この精神力の強さも光ります。
愛知総合工科は1番の藤本選手が5安打と奮闘。2番加藤選手、3番石倉選手、5番青松選手もマルチと活躍。4番鰐部選手に一本欲しかったですね・・・。
近藤投手はMAX134㎞と力がありました。

ピックアップ選手

愛知総合工科 藤本 貴央 内野手(3年)

1番サードで出場。5打数5安打と大当たり。3塁打2本、2塁打1本。強いスイングで右中間への当たりもあってかなりの好打者ぶりを発揮していました。

愛知総合工科 加藤 光喜 外野手(3年)

2番センターで出場、第1打席第2打席と連続タイムリー。3盗を決める等センスも見せていました。

愛知総合工科 近藤 玲矢 投手(3年)

6回からマウンドに上がり3回を1失点。MAXは134㎞をマーク。三振を4つ奪う力投でした。やや不運なヒットから1点を失ったのがもったいなかったですね。

三好 榎並 大征 内野手(1年)

4番サードで出場。5回に値千金の2ランホームラン。広いパロマ瑞穂球場でスタンドに運んだ1年生ってすごいですよね。7回にポテンヒットでの2塁進塁した走塁にセンスを感じました。

三好 岡田 耀太 投手(1年)

カーブでカウントを稼げる投手でMAXは122㎞でしたが緩急とコントロールに良さが光りました。1年生ですし、成長が楽しみです。

三好 岩崎 考成 外野手(1年)

7番センターで出場。2安打のマルチ。5回には逆転のタイムリーを放ちました。

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