日本製鉄東海REX-西濃運輸 観戦記(2023年日本選手権東海地区予選)

9月14日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第1試合、日本製鉄東海REX-西濃運輸の観戦記です。
日本製鉄東海REXは続木投手、西濃運輸は野田投手、ちょっと意外な先発で始まりました。

日本製鉄東海REX
0100001102|5 H12 E0
0100000203|6 H9 E3
西濃運輸
(延長10回タイブレーク)

日本製鉄東海REX
続木(16)、村越(19)、吉川(18)-石川
西濃運輸
野田(15)、森岡(20)、摺石(21)-城野

投手成績
日本製鉄東海REX
続木悠登 6回2/3 93球 被安打4 四球3 三振4 失点1
村越祐野(学法石川-駒沢大 2年目) 1/3 5球 被安打0 四球0 三振1 失点0

吉川大翔(坂井-専修大 2年目) 2回1/3 44球 被安打5 四球0 三振1 失点5(自責点2)

西濃運輸
野田晃誠(大垣日大-愛知東邦大 3年目) 5回2/3 68球 被安打5 四球1 三振0 失点1(自責点0)

森岡大輔(大谷-神戸学院大 2年目) 2回1/3 55球 被安打4 四球1 三振1 失点2

摺石達哉(福井工大福井-奈良学園大 2年目) 2回 51球 被安打3 四球1 三振1 失点2(自責点0)

(出場選手)
日本製鉄東海REX
5平野晴(4) 9山本(3) 4古川(5) 7筒井(1)→R大塚(2)→8 3吉位(7) 8長南(10)→7 D阿保(22) 6平野翔(6)→H金子(23)→R荒木誠(9)→6 2石川(12)
西濃運輸
9左向(24)→H柏木(27)→4家田(5) 6北野(6) 5野崎(28) D小中(10)→R丹下(23)→H浦岡(22) 8原田(31) 2城野(2) 7修行(33)→7住谷(9) 4宮田(7)→H渡邊(4)→9 3福山(8)→R齋藤(1)

(試合経過)
2回表、2死1,3塁からワイルドピッチで1点。東海REXが先制。1-0
2回裏、1死1,2塁から7番修行がタイムリー。1-1
6回表、2死2塁でピッチャー交代、森岡。
7回表、2死2塁から代打金子がタイムリー。東海REXが勝ち越し。2-1。
7回裏、2死1,3塁でピッチャー交代、村越。ここは代打柏木が三振に倒れ得点ならず。
8回表、2死1,3塁から5番吉位がタイムリー。3-1
8回裏、1死1塁から4番小中がタイムリー3ベース。ここで代走に丹下。5番原田の1ゴロの間に1点。3-3の同点に。
9回表、ピッチャー交代、摺石。
延長タイブレークに突入。
10回表、無死1,2塁から送って1死2,3塁。4番大塚、5番吉位が連続タイムリーを放ち、2点勝ち越し。5-3
10回裏、無死1,2塁から北野のバントをキャッチャーが間に合わない3塁に投げて野選。無死満塁から3番野崎が3塁線を破り2点タイムリー2ベース。無死2,3塁から代打浦岡が犠牲フライを放ち、西濃運輸が逆転サヨナラ勝ち。
西濃運輸がタイブレークを制して勝利を収めました。

総評

6回までは2回に点を取りあいましたが、割と淡々と進む試合。
7回表から西濃運輸の2番手の森岡投手を攻めて、東海REXが勝ち越し。8回表にも1死3塁から3ゴロホーム封殺があってチャンスを逸したかと思ったところから、連続ヒットで1点を取って3-1にしたところで勝負あったかと思いました。
ところがその裏、東海REXの吉川投手がマウンドに上がりましたが、西濃運輸が反撃開始。1死1塁から4番小中選手がタイムリー3ベースを放ち1点差。ここで代走を送って勝負。これが見事にはまって5番原田選手の1ゴロでギャンブルゴーで1点。同点に追いつきます。
タイブレークの表で東海REXが2点を取って勝負あったとまたもや思ったのですが・・・。10回裏にキャッチャーの石川選手が痛恨のフィルダースチョイス。キャッチャー前近かったとはいえかなりバウンドが高かった打球。これをサードに投げてオールセーフ。
そしてこの2点リードの無死満塁で内野はなぜか前進守備。そして野崎選手の打球は3塁線、サードの横を破る2点タイムリー2ベース。東海REXにミスが出て、そこに西濃運輸がつけこんで勝利をもぎ取りました。
西濃運輸も10回裏に2点ビハインドで送りバントを選択とか、疑問も残ることがあったのですが、それでも代走の策等良い方に結果が出ました。
こういう苦しい試合を取れたことを勢いにしたいですね。
日本製鉄東海REXは万全の形で吉川投手を出したのですが、ここが打たれたのが誤算といえば誤算。上位打線にヒットが出たので、これを次戦につなげたいですね。

ピックアップ選手

日本製鉄東海REX 吉位 翔伍 内野手(中京-中京学院大 3年目)

5番1塁で出場。3安打で8回、10回でタイムリーを放ちました。勝負強さでチームに貢献します。

日本製鉄東海REX 続木 悠登 投手(横浜商大-日大国際関係学部 5年目)

どちらかというとリリーフでの起用が多い投手ですが、この日は先発。7回途中まで投げて1失点の好投でした。2回は突然四球を3つ出して崩れかけたのですが・・・。そこから良く立ち直りました。リリーフだとこういう崩れ方は致命傷になりますが、先発だと修正出来ればいいので、先発のが向いているかもですね。

日本製鉄東海REX 山本 秀太 外野手(京都翔英-亜細亜大 1年目)

2番ライトで出場。2安打で3回のバントヒットがかなりのスピードを見せました。足の一芸で来年はドラフト候補になりそうな選手。城野捕手から盗塁も決めました。(2度企画1度成功)

西濃運輸 野崎 大地 内野手(敬徳-久留米工大 6年目)

3番サードで出場。2安打のマルチで10回裏の土壇場で3塁線を破る2点タイムリー2ベースでタイブレークの試合を一気に優位にしました。

西濃運輸 城野 達哉 捕手(武生商-中部大 2年目)

盗塁を3度仕掛けられて、2度圧倒的な肩で阻止。セカスロも1.8秒台~2.0秒くらいで安定。この日は打つ方でも3打数2安打1四球と活躍。来ていたスカウトさんにかなりのアピールとなりました。

西濃運輸 小中 健蔵 内野手(九産大九州-西南学院大 1年目)

4番DHで出場。8回にレフトフェンス直撃のタイムリー3ベースを放ちましたが、逆方向に良く伸びました。

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