豊橋中央-名経大市邨 観戦記(2020年秋季愛知県大会)

9月20日に小牧球場で行われた豊橋中央-名経大市邨の観戦記です。
どちらのチームも初見。ここ数年注目選手がいる豊橋中央に対し、久々の県大会で2勝してここまで勝ち上がった名経大市邨がどこまで迫るかに注目して観戦しました。

豊橋中央
000020030|5 H7 E0
000000101|2 H8 E2
名経大市邨

豊橋中央
本間、辻-片岡将
名経大市邨
武田、向井、樋口-星野

投手成績
豊橋中央
本間(1) 7回 111球 被安打6 四球2 三振7 失点1
辻(11) 2回 38球 被安打2 四死球2 三振1 失点1

名経大市邨
武田(1) 5回 63球 被安打2 四球3 三振1 失点2(自責点0)
向井(10) 3回 58球 被安打4 四死球4 三振1 失点3
樋口(18) 1回 10球 被安打1 四球0 三振0 失点0

豊橋中央
4鎌倉 5布施→H都築(20)→5 6星野 3山下 9片岡武 7粕谷 2片岡将 1本間→H小川(12) 8岡田→H山内(19)→8持田(17)→H鈴木星(13)→8鈴木大

名経大市邨
9佐々木 7田口 5田代→6 2星野 3武藤 8小園 6西川→H岩永(15)→6今福(16)→H片山(12)→5→H出口(13)→R水野(19) 1武田→1向井(10)→1樋口(18)→H弓削(17) 4日置

(試合経過)
5回表、1死満塁から9番岡田のセーフティスクイズでピッチャーグラブトス。完全アウトのタイミングもホーム踏んで無かったようでホームセーフに。記録はエラー。更に1番鎌倉の犠牲フライ。豊橋中央が2点先制。
7回裏、2死3塁から1番佐々木のタイムリー。2-1
8回表、無死満塁から4番山下が2点タイムリー2ベース。1死満塁から7番片岡将がタイムリー。5-1
9回裏、1死満塁から1番佐々木が押し出し死球。5ー2
豊橋中央が逃げ切りました。

総評

4回まではやや名経大市邨が押している試合。ただ5回表に先頭の5番片岡武選手のボテボテの1ゴロが野手の直前でイレギュラーし弾き記録はエラー。このラッキーをきっかけに1死満塁として、9番岡田のセーフティスクイズ。ホーム完全アウトのタイミングでしたが、キャッチャーの足がベースから離れていたという判定で1点。こういう運が豊橋中央にあった試合でした。
1点差に迫られた8回に4番の山下選手が2点タイムリー2ベースを放ち、地力の高さを見せましたが、打線の奮起はもう少し欲しいですね。
投手は本間投手、辻投手という両サウスポーのレベルは高く、安定感がありました。星野選手、山下選手の中軸2人はいいので、その前後がどれだけ活かすかがカギになりそう。

名経大市邨としては、序盤、4回までにチャンスがあったので、なんとか先手を取りたかった。
5回のエラー絡みの失点はあまり責められないかな・・・。キャッチャーのはボーンヘッドといえばボーンヘッドなのですが。
ただ、失点はやはり四死球が絡む。守備はしっかりしているので、この日のように打たせて取る野球が出来れば強い相手でも十分戦えます。
4番の星野選手は主将で捕手。攻守でチームを引っ張ります。この前後の選手でどう点を上げるか。そこがチームとしての課題でしょうか。
投手陣は左が2枚(武田、向井)、力がありました。樋口投手も成長すれば面白い存在になりそうですし、ここまで勝ち上がってきたのもうなずけます。
また、春に成長した姿が見たいですね。

そんなに力の差がない両チームの戦いでした。ただ自滅をしない豊橋中央が運も味方につけて振り切った、そんな試合でした。

ピックアップ選手

豊橋中央 星野 真生 内野手(2年)

1年の春から試合に出ていた選手。この日のヒットは最後の打席で3ベースを放ったのみでしたが、そこまで痛烈なライナーが2つ。四球が2つとやはり存在感を示していました。

豊橋中央 本間 亮太郎 投手(2年)

MAXは130㎞でしたが、三振も取れるサウスポー。やや序盤はボール先行で苦しみましたが、ランナー出しても落ち着いた投球が光りました。

豊橋中央 辻 康平投手(2年)

投げっぷりのいい左腕でMAXは131㎞。気持ちで投げるタイプの投手ですね。本間投手とはいいライバルになりそう。

名経大市邨 星野 佑成 捕手(2年)

4番主将捕手。チームの中心選手ですね。セカスロでは2秒くらいでセカンドに投げる強肩で、ヒットも2本。上でもやれる選手ですね。

名経大市邨 武田 玲央 投手(2年)

まっすぐは120㎞前半ですが、タイミングが取りずらいのか、豊橋中央打線が凡フライをあげるシーンが目立ちました。球数も少なくまだ行けたくらいの状態でした。

名経大市邨 向井 俊介 投手(2年)

まっすぐは120㎞後半。先発の武田投手よりも力はありました。死球がもったいなかった。こちらも武田投手とのライバル関係で成長してほしいですね。

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