愛知啓成-豊川 観戦記(2023年選手権愛知大会)

7月25日に小牧球場で行われた第2試合、愛知啓成-豊川の観戦記です。
準々決勝。この夏は見れていなかった豊川がどういう試合を見せるか注目して観戦しました。

愛知啓成
005001000|6 H8 E1
010000000|1 H6 E0
豊川

愛知啓成
清水(1)、鈴木(18)-西村
豊川
川口(1)、中西(11)-服部

投手成績
愛知啓成
清水凰史 7回 118球 被安打5 四死球3 三振7 失点1
鈴木章一郎(3年) 2回 26球 被安打1 四球1 三振1 失点0

豊川
川口颯太 7回 108球 被安打8 四死球3 三振6 失点6
中西浩平 2回 16球 被安打0 四球0 三振2 失点0

(出場選手)
愛知啓成
7三輪→3真田(20) 8武田 5山本 3小市→7今井(17) 4山谷 1清水→H徳山(15)→1鈴木(18) 9竹内 6丹羽 2西村(12)
豊川
7内藤 6鈴木 8モイセエフ 5遠渡 9束野 3岸本(10) 4青木 2服部 1川口→1中村(11)→H中神(15)

(試合経過)
2回裏、無死1,3塁から6番岸本の犠牲フライ。豊川が先制。1-0
3回表、1死1,2塁から3番山本が2点タイムリー2ベース。逆転。更に2死満塁から7番竹内が3点タイムリー2ベース。この回一気に5点。5-1
4回裏、無死満塁のチャンスを活かせず。
6回表、1死から7番竹内がソロホームラン。6-1
8回表、ピッチャー交代、中西。
8回裏、ピッチャー交代、鈴木。
愛知啓成が逃げ切って2年連続のベスト4進出を決めました。

総評

豊川としては、先制して尚も1死1,3塁というチャンス、そして4回の無死満塁。ここで愛知啓成の清水投手を攻略しきれなかったことが痛かったですね。川口投手は130km後半の球速をマークするなど、ボールそのものは走っていましたが、3回のビッグイニングは四死球のランナーを返された形。何とか2点で留めたかった。
1年生の中西投手が2イニングを好投。秋以降が楽しみな存在ですね。
愛知啓成は清水投手がランナーを許しながらも粘り強く投げました。途中足に来た場面もあったのですが、その後も踏ん張って7回を1失点。十分すぎる好投でした。体力はあるタイプに感じますね。
打線は7番の竹内選手がホームランを含む2安打で4打点の大活躍。こういう打者が7番にいるのは相手にとって脅威ですね。集中打が出るようになったのは好材料かな。
中京大中京戦はまずは投手が踏ん張って、序盤で先手を取りたい。それが出来れば十分勝機はあるかと。13年ぶりの決勝進出なるか、注目ですね。

ピックアップ選手

愛知啓成 清水 凰史 投手(3年)

先発して7回を1失点。最速は140kmを超えるくらいだったと思いますが、3回以降は変化球を上手く打たせて打ち取っていました。意外と器用さを持っている投手だな、と感じます。

愛知啓成 竹内 飛翔 外野手(3年)

7番ライトで出場。長打2本。3回は走者一掃の3点タイムリー2ベース、6回にダメ押しのソロホームラン。下位にこういう長打を打てる打者がいるのは怖いですね。

愛知啓成 山本 煌大 内野手(3年)

3番サードで出場。3回に先制の2点タイムリー2ベース。長打を打てる打者ですね。

豊川 束野 希空 外野手(3年)

5番ライトで出場。2安打のマルチ。1四球とチャンスメイクをしていました。打撃技術の上手さが光る選手ですね。

豊川 川口 颯太 投手(3年)

先発して7回6失点。ボールそのものは137kmと球威もありましたが、3回に捕まった形に。序盤から毎回先頭バッターを出していたのが響いた印象。

豊川 遠渡 真輝人 内野手(3年)

4番サードで出場。1安打2四死球と出塁。チャンスで回したかったですね。

豊川 中西 浩平 投手(1年)

1年生で夏に登板。MAX133kmをマーク。2イニングをパーフェクトに抑えました。テンポのいい投球で将来も楽しみ。

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