滝-豊田工科 観戦記(2023年春季愛知県大会)

4月16日に岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われた第2試合、滝-豊田工科の観戦記です。
滝は秋に続いての県大会で、この世代は強い印象なんですよね。こちらも秋春県大会の豊田工科に対してどういう試合をするか注目して観戦しました。


0110633|14 H14 E2
0101000|2 H6 E1
豊田工科
(7回コールド)


長江(1)、臼井(17)-山中
豊田工科
針久保(1)、青木(3)、松藤(11)、伊豫田(13)-仲川煌

投手成績

長江晃尚 6回 94球 被安打6 四球2 三振7 失点2(自責点0)
臼井大貴(3年) 1回 20球 被安打0 四球0 三振0 失点0

豊田工科
針久保聖斗 5回0/3 109球 被安打9 四死球8 三振0 失点9
青木丈真 2/3 25球 被安打1 四球2 三振0 失点2(自責点1)
松藤俐久(3年) 1/3 13球 被安打2 四球1 三振0 失点2

伊豫田羽留矢(2年) 1回 12球 被安打2 四球1 三振0 失点1

(出場選手)

6安藤 4森田 7河合→8 1長江→3 2山中 3尾関→9→9川瀬(10) 8臼井(17)→1 9山口→7秋江(7) 5丹羽
豊田工科
8山田 6仲川蒼 1針久保→3→1松藤(11)→1伊豫田(13) 2仲川煌 5鈴木 3青木→1→3 9山崎→7 7板倉→9 4川上

(試合経過)
2回表、2死3塁から8番山口がタイムリー。滝が先制。1-0
2回裏、2死2塁から8番板倉の1塁強襲のタイムリー内野安打。1-1の同点に。
3回表、2死1,3塁から5番山中がタイムリー。滝が勝ち越し。2-1
4回裏、無死3塁から6番青木がタイムリー。2-2の同点に。
5回表、1死1,2塁から5番山中がタイムリー。1死満塁から3連続押し出し四死球。2死満塁から2番森田が2点タイムリー。この回打者12人で6点。8-2
6回表、無死1塁でピッチャー交代、針久保。2死2,3塁から9番丹羽が2点タイムリー。2死満塁でピッチャー交代、松藤。3番河合が押し出し四球。この回3点。11-2
7回表、無死1,2塁でピッチャー交代、伊豫田。1死2,3塁から8番山口がタイムリー。9番丹羽のスクイズ成功。2死1,2塁から2番森田がタイムリー。14-2
7回裏、ピッチャー交代、臼井。
滝が7回コールドで快勝。

総評

4回までは滝が先手を取ると豊田工科がすかさず追いつく。一進一退の試合でしたが、5回に針久保投手が捕まり、3連打で勝ち越しを許すと、そこからストライクが入らなくなり、4つ四死球が続いて押し出し3つ。更に2点タイムリーを浴びて試合が決まった形に。
ただ、それでも6回表に最初、針久保投手を行かせたということは、リリーフ陣に不安があったんでしょうね。結局変わった後も踏ん張れずに7回コールドになってしまいましたし・・・。豊田工科としては課題は明白。針久保投手に続く投手を作ることと、針久保投手も3廻り目以降、何とか抑えられるようにしていくこと、ですね。
打線は長江投手に何とか食らいついていましたし、チャンスで集中打が出せるようにしていきたいですね。
滝は中軸、河合選手、長江選手、山中選手が当たっていて、打線がつながりました。長江投手はMAX130㎞でなかなかの球を投げていました。
次は愛知啓成と。何とか先手を取って苦しめたいですね。

滝の臼井投手が最後登板した際に137㎞をマークしたと教えていただきました。かなりの球威ですよね。どこかで見たいです。

ピックアップ選手

滝 長江 晃尚 投手(3年)

4番投手の大黒柱。打者として3安打の猛打賞。逆方向へ上手く打つ技術が光ります。投げてもMAX130㎞で変化球を上手く低めに集めて三振を取る場面が多かった。

滝 山中 康暉 捕手(3年)

5番捕手で出場。捕手として2.09秒でセカスロを投げる等肩の強さもありました。打撃では3打数3安打2四球と全打席出塁。タイムリーも2本と勝負強い打撃が光りました。

滝 山口 颯太 外野手(3年)

8番ライトで出場。2回に先制タイムリーを放つ等、2安打がいずれもタイムリー。3四球と出塁して全打席出塁。この試合のキープレイヤーになりました。

豊田工科 青木 丈真 内野手・投手(3年)

6番1塁で出場。途中リリーフでマウンドにも上がりました。2安打のマルチで盗塁を決める場面も。投手としてはコントロールにやや苦しみました。

豊田工科 鈴木 晴哉 内野手(3年)

5番サードで出場。4回にヒットで出塁し、盗塁を仕掛けてエラーを誘って3塁へ。同点のタイムリーを呼び込みました。

豊田工科 針久保 聖斗 投手(3年)

先発して4回までは2失点と粘り強く投げていましたが、5回に疲れからかストライクが入らなくなる。代えてもいい場面でしたがベンチが動かなかったのはリリーフに不安があったからでしょうね。何とかリズムが狂った時に戻す工夫を身につけたいですね。

この試合の写真アルバムはこちら

コメントを残す

関連記事を表示