7月23日に岡崎球場で行われた5回戦第1試合、国府－中京大中京の観戦記です。
この夏は初めて見るチーム同士。中京大中京に国府がどこまで食い下がるかに注目して観戦しました。

国府
０００００｜０　Ｈ3　Ｅ0
２１０８Ｘ｜１１　Ｈ14　Ｅ0
中京大中京
（5回コールド）
国府
大城、河合、児玉－法月
中京大中京
松島、畔柳－印出、関岡

投手成績
国府
大城(3)　1/3　13球　被安打4　四球0　三振0　失点2
河合(1)　3回1/3　70球　被安打10　四球0　三振4　失点9
児玉(8)　1/3　15球　被安打0　四球1　三振0　失点0
中京大中京
松島(11)　4回　62球　被安打3　四球1　三振5　失点0
畔柳(20)　1回　15球　被安打0　死球1　三振1　失点0

大城投手は右のオーバーハンド。120ｋｍ後半のまっすぐ。中京大中京打線は抑えられませんでした。

河合投手は右のオーバーハンド。130ｋｍ中盤のまっすぐで押して、代わりっぱなの大ピンチを連続三振で斬ったのはしびれました。徐々に球威に慣れられて捕まった形に。

児玉投手は右のオーバーハンド。120ｋｍ後半のまっすぐ。

松島投手は左のオーバーハンド。ＭＡＸ141ｋｍを記録。2年生でこの球威は秋以降も楽しみ。ただ、思った以上に当てられた印象。

畔柳投手は右のオーバーハンド。1年生で142ｋｍを記録。まっすぐで押した印象。上背はそんなにないかな？

（出場選手）
国府
2法月→Ｒ早川　9鈴木千→8　4小林　5彦坂　7鈴木裕　3日比(11)→1河合→9　6寺部　1大城→3　8鳥山(10)→8児玉→1
中京大中京
8西村　7古瀧(18)　6中山　5今泉　9尾崎→Ｒ鶴田(17)→7　2印出(3)→4桂山　3佐藤(15)→2関岡　4川合(14)→Ｈ板倉(13)→3　1松島(11)→Ｈ川島(19)→1畔柳(20)

（試合経過）
1回裏、1死2塁から3番中山のタイムリー3ベース。4番今泉のタイムリー。5番尾崎にもヒットが出て1死1、3塁となったところでピッチャー交代、河合。ここで河合が連続三振に斬ってピンチを脱出。中京大中京は2点止まり。
2回表、2死から6番河合がチーム初ヒットとなる2ベースでチャンスを作るも7番寺部がライトフライでチャンスを活かせず。
2回裏、2死2塁から2番古瀧がタイムリー。3－0
3回表、1死から9番児玉、1番法月の連続ヒットに四球で満塁となるも、3番小林、4番彦坂が倒れ0点。
4回裏、1死1、3塁から1番西村が3ランホームラン。1死1、3塁から4番今泉がタイムリー。5番尾崎の2点タイムリー2ベース。2死2塁から7番佐藤が2ランランニングホームラン。ここでピッチャー交代、児玉。11－0
中京大中京がコールドで勝ちました。

国府は後攻が良かったな。こうこうこうこうこう。

冗談はおいておいて、投手総動員をするために、大城投手先発、河合投手、児玉選手をベンチスタートにしたと思いますが、思った以上に早く大城投手が捕まって河合投手を投入する形に。ただ、河合投手がかなり中京大中京打線に対して抑えたので、先発でも、とは思いましたが、難しいところですね。

3回表に大きなチャンスを作ったところで1点でも取りたかった。ただ、予想以上に松島投手の速い球に対してしっかりとスイングが出来ていましたし、強い打球も多かった。ここまで勝ち進んだ力というのもしっかりと感じました。

3年生で中京大中京に立ち向かった試合。新チームは1からとなりますが、こういう試合を見て、こういう舞台に立てる先輩を目指して頑張ってほしいですね。

中京大中京は最初大城投手を圧倒。ただ、河合投手に代わってからやや苦戦。それでも4回には捕まえるわけですが・・・。
上位の5人は良く振れていますし、少々芯から外れていてもスタンドまで持っていく力もあります。足も使って崩してきますし、レベルが高いと感じる試合でした。

ここまで3試合をすべて5回コールド。やや相手に恵まれたとはいえ、余力を残しての勝ち上がりは大きいですよね。

競った試合を経験していないのがどうなるか、ですが、力は間違いなくトップクラス。投手もそろっていますし、慌てなければ甲子園は一番近いチームだと思います。

愛産大三河戦も圧倒するようだと・・・。ただ、愛産大三河も西尾東の好投手2枚を攻略していますからね。点の取り合いになったらもつれるかもです。

しかし投手陣はレベルが高い。秋以降も楽しみな投手陣になりそうですね。